北部地域総合消防防災センター
北部地域総合消防防災センターは、大津市の北部地域における火災予防や災害対応の防災拠点として建設し、消防署機能に加え、市民防災教育機能、防災備蓄機能を有し、さらに、大規模災害時において72時間連続運用可能な非常電源設備と自家給油設備を備えた総合的な消防防災センターとなっています。
この施設の庁舎棟は、既に機能を移転している北消防署に加え、マルチラーニングシアターでのバーチャル消火体験や、防災Q&A、煙体験訓練をはじめとする防災学習施設(学防災:まなぼうさい)や、コミュニティーホールを設置したことでより身近な消防防災施設へと生まれ変わりました。
また、訓練塔には本格的な消防救助訓練を実施できるほか、火災原因や燃焼の仕組みを科学的に解明する燃焼実験室、非常食や毛布などを保管する防災備蓄倉庫を有しており災害対応に万全を期しています。
消防局では、これらの施設を市内全域の皆様に活用していただき、地域消防防災力の向上に努め、自助、共助、公助が一体となって災害に強いまち大津の実現を目指していきます。
庁舎棟
- 北部地域総合消防センターとしての総合機能を持ち、大規模災害時には署隊本部として機能します。
- 北消防署としての機能には、女性職員も24時間勤務が可能な施設を整備しています。
〈主な設備〉
車庫、受付・出動準備室、防火衣格納庫、執務室、自家発電設備など
総合訓練棟
- 消防救助技術の向上を目的として、地上16メートル(最高高さ20.80メートル)の主塔をはじめとした、本格的な訓練施設を整備しました。
- この訓練塔には非常食や各種資器材など、防災備蓄機能を有する倉庫を設置しました。
〈主な設備〉
燃焼実験室、火災調査・危険物判定室、高圧ガス施設、瓦礫訓練スペース、水防・警防・救助・防災備蓄倉庫など
防災学習展示施設
- 多様な学習スペースとして活用できる『マルチラーニングシアター』では、ガイダンス映像・バーチャル消火体験・防災Q&Aなど、楽しく防災について学べます。その他、煙避難訓練や避難体験、地域のコミュニティの場として活用いただけます。