平成30年度 大津っ子リーダースクールを開催しました!

更新日:2019年03月13日

大津市立中学校の代表があつまり、いじめの無いみんなが過ごしやすい学校づくりについて考える、大津っ子リーダースクールを3日程で開催しました!

リーダースクールの取り組み内容を紹介します!

リーダースクールの様子
リーダースクール 全体の様子

大津っ子リーダースクールの先生

大津っ子リーダースクールの先生を紹介します。

越市長

校長先生 越 直美 市長

舩見教育長

副校長先生 舩見 順 教育長

栗木事務局長

コーディネーター mottoひょうご 栗木 剛 事務局長

越市長が校長を、舩見教育長が副校長を務めました。また、mottoひょうご栗木剛事務局長に進行をお願いしました。

リーダースクール1日目

日時:平成30年6月16日(土曜)10時~16時30分
会場:明日都浜大津 ふれあいプラザホール

1 入学式

大津っ子リーダースクールの開催にあたり入学式を行いました。

1日目入学式の様子

入学式の様子

1日目入学式の様子 越市長

校長式辞の様子

校長の越市長は、リーダースクールで話し合い、考えたことを、それぞれの学校に持ち帰って、取組に活かしてくださいと式辞を述べました。

2 各中学校の取組発表

いじめのないみんなが過ごしやすい学校にするために、各中学校でどんな取組を行っているか発表しました。発表後に、参加者全員で、取り組みに対する意見や感想を付箋に書いて模造紙に貼りました。

取組発表の様子

取組発表の様子

取組への意見や感想を貼る様子

意見や感想を模造紙に貼る様子

発表のあった、各中学校のいじめ対策の取組はこちらのページで見ることができます。

瀬田中学校缶バッチ

瀬田中学校では、リーダースクールで知った他の中学校の「ピンクシャツデー」という取組を参考に、同じものを身に付けて思いを共有する「缶バッチデー」に取り組んでくれました。

3 グループワーク「過ごしやすい学校をつくるために」

NPO法人ストップいじめ!ナビ代表理事の荻上チキさんを講師にお迎えし、「過ごしやすい学校をつくるために」をテーマにしグループワークを行いました。

荻上チキ氏

講師:荻上 チキ 氏(NPO法人ストップいじめ!ナビ 代表理事)

講演概要

僕は、評論家で、NPO法人の代表をしています。
どんな教室でいじめが多く、いじめが少ない教室にするにはどうすればよいかに関する研究は多くありますが、なかなかそれが届いていない状況があります。NPOでは、そういった情報を発信する活動をしています。
いじめに関する研究では、イライラしたりストレスの多い教室はいじめが起こりやすいことがわかっています。
僕は、いじめの問題を伝えるときに、いじめの実態はこうですよと伝えるだけでなく、いじめが起きにくい学校にするために、みんなの居心地の良い「ご機嫌な教室」にする必要があると言っています。
いじめや不登校が起こりがちな空間というのは「不機嫌な教室」です。そこから不機嫌になるような要素を1個1個取り除いて「ご機嫌な教室」にする必要があります。

グループワーク

みんなでご機嫌な教室のつくり方を考えるため、学校でストレスを感じる場面をグループごとに出し合い発表しました。

グループワーク話し合いの様子

話し合いの様子

発表の様子

発表の様子

発表する生徒、話を聞く生徒の様子

発表の様子

発表のあったストレスを感じる場面の中から、付箋の枚数が多かった意見を紹介します。

悪口関係(付箋26枚)

  • 自分が悪口を言われた
  • (直接ではなく)本人に聞こえるように悪口を言う。
  • 教室にいない人の悪口を言う。

バカにされる、いじられるなど(付箋26枚)

  • がんばってやったことでも、ちょっとした失敗でも、笑ったり、バカにする。
  • 一方的な1人に対してのいじり、悪口。

部活、先輩・後輩関係(付箋20枚)

  • 部活でサボったり、仕事をしない人がいる。
  • 先輩が怖い
  • 先輩に合わせないといけない。

仲間外れ、差別など(付箋12枚)

  • 人をハブいたりする
  • 無視させる
  • みんなで話し合うとき、自分だけ分からないようにする。

4 LINE相談カード・クリアファイルのデザイン案検討

 リーダースクールの最後に、大津市が作成するLINE相談友だち登録用カードとクリアファイルのデザイン案を募集しました。沢山のデザイン案を付箋に書いて、模造紙に貼ってもらいました。

 ここで提案のあったデザイン案をもとに、実際にLINE相談カードとクリアファイルを作成し、10月のいじめ防止啓発月間に、中学校で配布しました。

デザイン募集の模造紙

沢山のデザイン案を貼ってもらいました。

LINE相談カードのもとになったデザイン案

実際に作成したカードのデザインは、この時に提案してもらったものです。

クリアファイルのデザイン案

クリアファイルはこれらの案から作りました。

リーダースクール2日目

日時:平成30年7月29日(日曜)10時~16時30分
会場:大津公民館 大会議室

1 グループワーク「上手なコミュニケーションのコツ」

会話の泉事務局長 横山由紀子先生に、上手なコミュニケーションのコツについて教えていただきました。

会話の泉事務局長 横山由紀子先生

会話の泉事務局長 横山由紀子先生

講演概要

同じ言葉でも人によって受け止め方(心の物差し)は様々で、まったく悪意のなく言った言葉でも受け止め方によっては相手を傷つけてしまうことがあると教えていただきました。

その上で、コミュニケーションをとるときに気をつけられることを教えていただきました。

  • 相手の心の物差しを考えて言葉を選ぶ
  • 誤解されるのが嫌だから、初め関わらない(相手が何か一人でカッカしていて、関わったらが自分傷つけられると思ったら、これもありだけど、ずっとこれをすると世界が広がらない。)
  • コミュニケーションは誤解があって当たり前と知る
  • 言葉を受け取った後の相手の反応をしっかり見て、必要なら謝る

横山先生が覚えて帰って欲しいと強調されたのが、相手の反応をしっかり見て、必要なら謝るということでした。

自分に悪意は全然なくても、自分が正しいことを言っていても、もし相手が「ん?」と嫌な顔をしていたら、「傷つけてしまったことはごめんね、気が付かなくて」と、謝ることが大事と教えていただきました。

最後に、上手にコミュニケーションをとるコツを具体的におしえていただきました。

  • 「あなたメッセージ」と「私メッセージ」
    人に何かを頼むときに「(あなたは)~~しなさい、どうして~~しないの」というメッセージは、相手が自分を攻撃されているように感じやすく、反発されてしまうことが多い。
    「(私は)こう思う、こうして欲しい」という言い方をすると、相手にすんなり届きやすい
  • 「コップ理論」
    相手の心の中のコップが気持ちが満タンのときは、大切なことを言ったりやアドバイスをしても相手に聞いてもらえない。まず、相手の気持ちを聞いて、相手のコップを少し空けてから「私メッセージ」で伝えると、相手によく伝わる。

2 グループワーク「みんなが過ごしやすい学校にするために」

 栗木コーディネーターの進行で、いじめのない、みんなが過ごしやすい学校にするために、やってみたい、やって欲しい取組を考えました。

グループワークを進行する栗木コーディネーター

進行を説明する栗木コーディネーター

グループワークの様子 生徒と越市長

グループワークの様子

グループワーク 全体の様子

グループワーク 全体の様子

 グループワークは、事前に用意していた模造紙に、

  • そもそも嫌なことが起きないようにするための「未然防止」の取組
  • 困っている仲間に早く気付けるようにするための「早期発見」の取組
  • 嫌なことがあっても上手に解決するための「対処」の取組

の3種類の取組を、

  • こんな取組があると良いと思う! という取組概要
  • (時間があったら)必要な物、協力してもらう人
  • 取組をすると、学校がこう変わる、こんな嫌なことが無くなる! という取組の効果 

の順に付箋に書いて模造紙に貼りました。

取組を考えた模造紙

たくさんのアイディアが貼られた模造紙

取組を考えた付箋が貼られた模造紙

たくさんのアイディア付箋が貼られた模造紙

取組アイディアの例

取組アイディアが書かれた付箋の例(教室の机を長机に)

3 発表「みんなが考えた取組を大津市のリーダーに提案!」

 グループワークで考えた取組のうち、各グループから一押しの取組を、大津市、大津市教育委員会のリーダーである、越市長、舩見教育長に提案しました!

発表の様子

模造紙を持って発表する様子

発表を聞く、越大津市長、舩見教育長

提案を聞く、越市長(校長)、舩見教育長(副校長)

各グループから、次のような取組の提案がありました。

【未然防止の取組】

  • 教室の机を会議室にあるような長机にして、2~3人で座る
  • されたり言われたら嫌なことのアンケートをとって、道徳の時間で話し合ったりする
  • 災害のハザードマップのいじめ版である「こころのハザードマップ」を作る

【早期発見の取組】

  • 年に1回、全員スクールカウンセラーのカウンセリングをうける
  • 話しやすい雰囲気をつくることができるように先生にユーモア研修を受けてもらう
  • 教育相談の時間を十分とる
  • いつでも気軽に相談できる相談窓口をつくる
  • 相談してる声が漏れにくい相談室を作ったり、相談先をアピールして、相談しやすい環境をつくる

【対処の取組】

  • いじめている人の話もしっかりと聞く。

どの提案も、中学生の視点でないと思いつかないような、ユニークですばらしい提案でした。

【越市長の講評】

具体的な提案をもらったので、私達も学校と一緒に取り組みやすい。
教室の机を長机にするという提案は、実際、机が変わると雰囲気も変わると感じた。市役所でも事務机を丸机にしようという話をしていた。
年1回の強制カウンセリングという提案は、カウンセリングは「誰でも来てもいいよ」と言っても、「他の人に見られたら嫌や」と思うと行きにくいので、みんな行くのが当たり前となると、相談に行きやすくなると感じた。
アンケートをとって、されたら嫌なことをみんなで発表するという提案は、あるようでなかった取組。効果があるし、すぐにできると感じた。
相談しやすい窓口についての提案も多くいただいた。
今日は沢山ヒントや答えをいただいたので、これから取り組んでいきたい。

【舩見教育長の講評】

全体として相談する環境についての意見が多かった。アンケート調査では、いじめにあってもなかなか相談しないという結果があって、どこにその原因があるのかなと考えていた。みなさんから提案があった、机や部屋を変えるなどの、工夫をもっとするべきだと感じた。
先生にユーモアをという提案もあった。先生が怖い顔をして「なんか困っていること無いか」というカウンセリングでは、なかなか心を開いて相談できる環境にならない。明日から、学校現場に「先生はにっこりと笑って」と話をしていきたい。
こころのハザードマップという提案があった。本当に困った生徒に、友だちへの相談や、相談窓口等への相談など、どういった対処方法があるのかというヒントを示すツールを事前に用意しておく、とても良い提案だと感じた。
今日出していただいた、意見をしっかりと学校現場に届けて、学校と相談しながら、過ごしやすい学校づくりに取り組んでいきたい。

それぞれの取組や、講評の詳しい内容は、下のPDFを確認してください。

4 メッセージ作成

 リーダースクール2日目最後に、「いじめている人」、「いじめられている人」、「周りにいる人」に送りたいメッセージを書いて、模造紙に貼りました。

いじめている人へ

いじめている人へ

いじめられている人へ

いじめられている人へ

周りにいる人へ

周りの人へ

こんなメッセージが寄せられました

 

 

いじめている人へのメッセージ

どんな理由だろうとイジメはしたらダメ
なんの楽しくないんだよ、まわりは。
やめてください。話を聞いてくれる人がいます。いじめをやめて、いじめられることはありません。

いじめられている人へのメッセージ

自分の一番信頼できる人に相談しよう
少しでも早く相談してください。私たちができることは何でもします。
誰かに相談すると何かが変わる! 相手に自分の気持ちを伝えてみるのもいい。

周りにいる人へのメッセージ

気付いたらすぐに止めよう。止めるのが無理でも、そのことを他の人に伝えたり、相談にのったり、できる事はいっぱいです!
みんなには「ちくる」権利があるよ。
直接止めることができなくても、いじめる側にだけは回らないでください。

5 LINE相談カード・クリアファイルのデザイン案検討

リーダースクールの休憩時間中に、LINE相談友だち登録用カードとクリアファイルのデザイン案に意見をもらいました。

カードは、3種類の表面のデザイン案から、一番良いと思うものに投票してもらいました。

クリアファイルは、裏面に入れる一言メッセージを提案してもらいました。

カードのデザイン案への投票結果

パンダのデザインが一番人気でした。

クリアファイルのに入れる一言のアイディア

一言メッセージもたくさん提案がありました。

リーダースクール3日目(いじめ防止市民フォーラム)

日時:平成30年10月8日(祝日) 13時~17時
会場:大津市民会館 大ホール

1 いじめ防止市民フォーラム

リーダースクール3日目のメインは、いじめ防止市民フォーラムへの参加でした。

リーダースクールの参加者も、プロフィギュアスケーター鈴木明子さんや、越大津市長と一緒に、壇上に上がり、パネルディスカッションでの意見交換などをしました。

司会をする様子

司会の様子

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションで発言する様子

卒業式の様子

最後に全員で壇上にあがり、代表者にリーダースクールに参加した感想を発表してもらいました。

いじめ防止市民フォーラムの詳しい内容はこちらをご覧ください。

2 卒業式

3日間のリーダースクールの最後に、卒業式を開催しました。

参加してくれたみなさんに、校長である越市長から、卒業証書と、デザインを考えてもらった、LINE相談友だち登録用カードとクリアファイルを手渡しました。

卒業式の様子

卒業式の様子

LINE相談カードの画像

完成したLINE相談カード

クリアーファイルの画像

完成したクリアファイル

参加者のみなさん、3日間のリーダースクール本当にお疲れ様でした!

関連リンク

お問い合わせ先

市民部 いじめ対策推進室
〒520-8575 市役所別館2階
電話番号:077-528-2826
ファックス番号:077-523-7855

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