合流式下水道緊急改善計画について

 平成14年度に、国土交通省において「合流式下水道緊急改善事業」が創設されました。

 本市においては、平成11年度に策定された合流式下水道改善計画の内容を同改善事業の実施要領に合わせ、既に着手していた改善事業や最新の知見を踏まえ、計画期間を平成17年度から平成21年度とした「大津市大津・膳所地区合流式下水道緊急改善計画」を策定し、平成16年8月に国の同意を得ました。この改善計画に従い現在まで事業を実施してきました。

• 1号遮集幹線（大津ルート）工事着手
• 2号遮集幹線（膳所ルート）工事完成
• 雨水吐き室NO.2、3夾雑物除去装置（ロマグスクリーン）設置
• 雨水吐き室NO.2、5、6の集水区域の分合流（合流地区に分流地区の汚水が流入）の解消

 平成17年から実施している改善事業は、平成21年度末で一旦、国で認められた事業期間が終了することから、平成25年度まで事業期間を延伸しました。また、併せて平成19年度に見直された琵琶湖流域別下水道整備総合計画に、計画人口、計画汚水量等の整合を図り、実施してきた対策が妥当なのもであるかについて検証を行いました。この結果を踏まえ、雨水吐き室と貯留管の接続や、夾雑物除去装置について一部計画の見直しを行いました。なお、緊急改善計画の変更については、平成21年度大津市公共下水道事業審議会（第1回、第2回）に諮り、ご意見をいただきました。