第73回大津市美術展覧会(令和5年度)開催結果(第2部:洋・版画の部)

更新日:2023年07月04日

第2部 洋・版画の部

審査員

 入佐 美南子氏、村岡 顕美氏

総評

 今年の大津市展は新しい表現の作品が出品され、例年にない活気を感じました。優しい色彩の作品には滋賀を愛する気持ちが感じられ...具象・抽象がお互いに楽しく響きあい、コロナ禍をぬけ出した希望を感じました。コラージュの作品も見受けられ、さらなる新しいチャレンジを望み、大津市展の発展を期待します。

市展賞

第73回大津市美術展覧会 洋・版画部門 市展賞

題名

 なからぎの池

作者

 加地 篤

作品評

 池に映る紅葉した木々の構成の風景画ですが、優しい色調が独特な印象の作品です。手前の映り込みと遠景の色の対比もインパクトがあり、奥行のある作品になっています。

大津市議会議長賞

第73回大津市美術展覧会 洋版画部門 大津市議会議長賞

題名

 明日へ…

作者

 福原 光子

作品評

 里芋と化石のようなモチーフの構成がダイナミックでインパクトのある作品です。里芋の表現に生命力を感じ、ブルー系の透明感のある色と赤のきかし色が画面を引き立てています。

大津市教育委員会教育長賞

第73回大津市美術展覧会 洋版画部門 大津市教育委員会教育長賞

題名

 夏風に誘われて

作者

 木村 智美

作品評

 赤い色調と緑の背景、線の構成が美しく、躍動感のある作品になっています。タイトルの夏風に誘われてとあるように、生きものが活動しているという作者のイメージが伝わってきます。

大津市文化連盟会長賞

第73回大津市美術展覧会 洋・版画部門 大津市文化連盟会長賞

題名

 fishing boat

作者

 池口 すゑ子

作品評

 豊かな色彩の中にしっかりと描き込んだ表現力に心暖まる作品になっています。色彩が非常に美しいです。

NHK大津放送局賞

第73回大津市美術展覧会 洋・版画部門 NHK大津放送局賞

題名

 かすかな光

作者

 大西 隆夫

作品評

 描写力が美しいです。水彩絵具の特徴を上手く生かした作品です。ゆっくりとした深味を感じます。

京都新聞賞

第73回大津市美術展覧会 洋・版画部門 京都新聞賞

題名

 安曇野

作者

 渡辺 徳一郎

作品評

 美しい色彩のバランスが絶妙です。線の美しさを感じます。のびのびしたおおらかな作品です。

産経新聞社賞

第73回大津市美術展覧会 洋・版画部門 産経新聞社賞

題名

 らんまん(秋の朝)

作者

 前田 美登子

作品評

 竹薮の前に秋の草が構成され、草の色の美しさと竹薮の奥行感がうまく表現され、好感のもてる作品です。

毎日新聞社賞

第73回大津市美術展覧会 洋・版画部門 毎日新聞社賞

題名

 早春

作者

 徳山 綾子

作品評

 雪の残る小屋にポニーが佇む様子が水彩で描かれており、ポニーの表情や手前の柵の表現など魅力ある作品です。

佳作

佳作受賞作品一覧表
題名 作者
街角散歩 山下 和秀
浦島太郎をたずねて 辻 ナツ子
かなしめるもののためにみどりかがやく 渡部 七波
タイムストーリー 川岸 達雄

U-30奨励賞

第73回大津市美術展覧会 洋・版画 U-30奨励賞

題名

 かなしめるもののためにみどりかがやく

作者

 渡部 七波

作品評

 青とモノトーンのダイナミックな構成の作品です。室生犀星の詩を重ねたという作者の意図が感じられ、筆づかいなど勢いがあり、画面に惹きつけられます。

注意:フラッシュ等の影響及びファイルサイズの縮小処理の関係上、実際の作品とは見た目が異なっている場合があります。また、外字は使用できませんので修正しております。ご了承ください。

この記事に関する
お問い合わせ先

市民部 文化振興課 
〒520-8575 市役所別館2階
電話番号:077-528-2733
ファックス番号:077-523-7855

文化振興課にメールを送る