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市立中学校生徒の自殺にかかる件について

更新日:2016年10月11日

中学生の自死から5年をむかえて

 市民の皆様へ

 平成23年10月11日に、大津市立中学校の中学生が自ら命を絶たれてから、5年が経ちました。亡くなられた中学生に対して、心から哀悼の意を表します。

 大津市では、市長の下で第三者調査委員会を設置し、平成25年4月から、第三者調査委員会の報告書や市議会で制定された「大津市子どものいじめの防止に関する条例」に基づき、いじめ対策推進室や大津の子どもをいじめから守る委員会を設置し、子どもの声を聴く相談対応を行ってきました。また、教育委員会においては、小中学校に、いじめ対策担当教員を配置し、組織的な対応ができるよう取組みを行ってきました。

 このように、いじめに対応する組織や制度ができました。しかし、これからも、私たちは、「いじめが死につながる」ということを心に刻み、一人ひとりの意識が変わるまで、いじめ対策を進めていかなければなりません。

 そして、常に、私たちの取組みが子どもたちに届いているのかを確かめながら、進んでいかなければいけません。子どもたちが、学校に行くのが楽しい、学校がよくなったと思ってもらえることが全てです。これからも、子どもたちの声を聴きながら、いじめ対策を進めます。

 中学生が亡くなられてから5年が経ち、私が皆様に一番お伝えしたいことは、大津の事件を決して忘れてはならない、亡くなった中学生の無念さやつらさを忘れてはならないということです。

 全国的に見れば、いじめの認知件数は、平成24年度をピークに減少しています。これは、いじめが減ったのではなく、いじめに対する関心が薄れてきている証ではないかと危惧しています。また、私が市長に就任した後の約4年半を振り返って、大津市の中でも、いじめの事件を忘れたいという声を聞いたこともありました。

 しかし、事件のことを忘れてしまえば、その反省も忘れ去られ、また、同じような悲しい事件が起こります。私たち、大津市、教育委員会、学校は、事件の反省と亡くなった中学生のつらさを決して忘れることなく、市民の皆様とともに、子どもたちのために、大津だからこそしなければならないこと、大津だからこそできること、そのようないじめに対する取組みをこれからも全力で行っていかなければなりません。

 5年を経て、これまでの取組みを支えて頂いた皆様に深く感謝申し上げます。これからも、大津の子どもたちのために全力を尽くしてまいりますので、皆様のお力を頂けますよう心からお願い申し上げます。

 平成28年10月11日

大津市長 越 直美

 

 

 児童(じどう)生徒(せいと)のみなさんへ

 大津市(おおつし)中学校(ちゅうがっこう)(かよ)中学生(ちゅうがくせい)()くなってから、5(ねん)がたちました。

 これまで、わたしたちは、二度(にど)とこのようなことがないようにという(おも)いで、いじめをなくすための取組(とりく)みをしてきました。

 学校(がっこう)やフォーラムで、(こえ)をきかせてくれたみなさん、ありがとうございました。アンケートやお手紙(てがみ)で、(こえ)をとどけてくれたみなさん、ありがとうございました。そして、それぞれの学校(がっこう)で、いじめをなくすために()()んでくれているみなさん、本当(ほんとう)にありがとうございます。

 いじめは、(ひと)(からだ)(こころ)をきずつけるだけではなく、(ひと)(いのち)をうばうこともあります。

 みなさん、一人(ひとり)ひとりは、この()(なか)でたった一人(ひとり)しかいない、かけがえのない大切(たいせつ)(ひと)です。みなさん自身(じしん)を、そして、みなさんのまわりの(ひと)を、どうか大切(たいせつ)にしてください。

 もし、いやなことがあったら、だれかに相談(そうだん)してください。先生(せんせい)でも、お(うち)(ひと)でも、(とも)だちでも、おおつっこ相談(そうだん)チームでも、だれでも、みなさんの(こえ)をきかせてください。相談(そうだん)することは、勇気(ゆうき)がいることです。だから、みなさんも、まわりの(とも)だちの(こえ)をきいてください。(とも)だちがさみしそうにしていたら、(こえ)をかけてあげてください。

 わたしたちは、いじめを絶対(ぜったい)にゆるしません。いじめをなくすためにできることを(なん)でもします。かけがえのない、みなさん一人(ひとり)ひとりのために、みなさんが安心(あんしん)してすごせる学校(がっこう)大津市(おおつし)をつくります。

 わたしたちのしていることは、みなさんに、とどいているでしょうか。これからも、みなさんの(こえ)をきかせてください。

 平成28年10月11日

大津(おおつ)市長(しちょう) (こし) 直美(なおみ)

 

和解の成立について

 市民の皆様へ

 この度、市立中学校の中学生が自ら命を絶たれたことについての訴訟に関し、ご遺族との和解が成立しました。

 和解の成立に際し、亡くなられた中学生に対して心から哀悼の意を表します。

 本市は、平成25年2月の第5回口頭弁論期日以降、第三者調査委員会報告書に基づき、過失及び因果関係の存在を認め、損害賠償義務を負うことを認めてまいりました。そして、ご遺族に謝罪し、平成24年7月17日の口頭弁論期日以降、できる限り早期の和解解決を求めてきたところ、平成27年2月18日、大津地方裁判所から和解勧告がありました。この和解勧告及びその内容は、これまで本市が認め、そして望んできたものであり、市議会の議決を経た上で、平成27年3月17日、ご遺族との和解に至りました。

 和解条項では、本市が和解金を支払い、学校が自死を予防できなかったこと及び学校・教育委員会の事後対応について改めて謝罪するとともに、これまでの本市の取組みを確認し、今後も継続して再発防止策を実施することが定められています。

 本件については、平成24年8月、市長の下で、第三者調査委員会を設置し、平成25年1月、第三者調査委員会報告書が作成されました。市議会においては、平成25年2月、大津市子どものいじめの防止に関する条例が制定されました。

 これらに基づき、平成25年4月から、市長部局に、いじめ対策推進室を設置し、子どもたちと市民の皆様から直接相談をお受けしてきました。そして、常設の第三者機関である大津の子どもをいじめから守る委員会とともに、子どもの声を聞き、子どもに寄り添った対応を行ってきました。また、教育委員会においては、学校安全推進室を設置し、各小中学校に講師を増員し、いじめ対策担当教員を設け、各小中学校のいじめ対策委員会を中心に取組みを進めてきました。

 しかし、いじめ対策に終わりはありません。

 和解の中の裁判所の判断として、以下のような一文があります。

 「いじめを受けた児童及び生徒の担当教諭及びその他学校職員は、一般的に、いじめを要因として、いじめを受けた児童及び生徒の自死が生じうることを予見することができる状況にあったというべきである。」

 いじめは死につながる。

 私たちは、このことをもう一度心に刻み、亡くなった中学生の無念さやつらさを忘れず、これまで2年間の取組みを更に進めていかなければなりません。二度と悲しい事件が起きることがないよう、真摯な反省の上に、この歩みを止めてはなりません。

 これからも、大津の子どもが安心して生活し、学ぶことができる環境をつくるために全力を尽くしてまいります。

 これまでに色々な声を聴かせてくれた子どもたち、また、様々な場所で子どもたちの見守りをされている市民の皆様に深く感謝申し上げるとともに、これからも、皆様のお力を頂けますよう心からお願い申し上げます。

 平成27年3月17日

大津市長 越 直美

いじめに関する第三者調査委員会からの報告を受けて

  平成23年10月、大津市立中学校の中学生が自ら命を絶たれたことに改めて哀悼の意を表します。

  中学生が亡くなられた後に教育委員会および当該中学校が実施した調査が不十分であったことを受け、市は、昨年8月に外部有識者で構成する第三者調査委員会を設置し、改めて詳細な事実関係の再調査を進めて参りました。

 その結果が1月31日に取りまとめられ、同日、同委員会から報告を受けました。その内容は、膨大な資料に基づき、詳細な調査と審議を尽くされた成果であり、亡くなられた中学生に対し本件学校において何が起きたのか、また自殺の原因及び本件学校と教育委員会の対応についての考察、そして再発防止に関する提言であります。市にとりまして厳しいご指摘もありますが、その点も含め、今回の報告を真摯に受け止め適正に対処するとともに、今後いじめに対し迅速かつ適切に対応できる学校運営を目指します。また現在、市議会においては、「(仮称)大津市いじめ防止条例」の制定にご尽力を頂いていることから、この条例案への対応も含め、市として取るべき各種施策を講じていくために、平成25年度当初予算に必要経費を計上しているところです。私自身、いじめ問題への対応については、これからも全力を傾注して参ります。

 平成25年2月1日

大津市長 越 直美

大津市立中学校におけるいじめに関する第三者調査委員会の調査報告書について

大津市立中学校におけるいじめに関する第三者調査委員会(第1回)市長あいさつ(平成24年8月25日)

いじめの件に関しての株式会社講談社に対する申入れ(平成24年7月31日)

いじめに関する内藤朝雄氏の書籍の大津市長に関する部分の撤回(平成26年4月25日)

お問い合わせ先
政策調整部 秘書課
〒520-8575 市役所本館2階
電話番号:077-528-2700
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