大津市がんに関する情報サイト

更新日:2024年03月27日

 日本人の2人に1人ががんになると言われており、大津市内でも死亡原因の約3割ががんとなっています。多くの方ががんになる現代においては、がんと共に生きる、がんになっても働き続けるための取組みも進んでいます。ここは大津市のがんに関する情報を紹介するサイトですので、ぜひ活用してください。

2月4日は「がんについて考える日」TAC(Think About Cancer)キャンペーン

身近な人と語ろう、知ろうがんのこと

大津市では毎年2月4日を「がんについて考える日」と定めています。

市民や事業所の皆様もこの機会に、ぜひ「がんの予防や早期発見」や「がんにかかっても安心して療養」ができる暮らし方について考え、できることから取り組んでみましょう。

また、皆様の「がんについて考える」取り組みをお知らせください。

がんについての動画配信をしています

大津市Youtubeチャンネルでは、下記の動画を配信しています。ぜひご覧ください。

 

働く世代のがん対策推進事業を実施しました

 大津市では、働く世代のがん検診の受診率向上及びがんになっても働ける環境整備を進めるため、働く世代のがん対策推進事業をモデル的に実施しました。

 参加していただいた小規模事業所においては、がん検診を定期的に受診することや、がんになっても働ける環境を整備しておくことの必要性についての理解が進みました。

 詳しい事業の内容については、下記リンクをご覧ください。

 

みんなが知りたい、がん情報(市民意識調査より)

平成28年10月、大津市ががんに関する市民の認識や課題を把握するために行った市民意識調査から、がんについて知りたい情報としてご意見が多かったものをご紹介します。

がんの予防法

「がんを防ぐための新12か条」があるのをご存知ですか?

下表を参考に、生活習慣をぜひ一度チェックしてみてください。

参考:日本人のためのがん予防法(国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策研究所予防関連プロジェクト)、「がんを防ぐための新12か条」ハンドブック(公益財団法人がん研究振興財団)

がんを防ぐための新12か条
1.たばこは吸わない たばこを吸っている人は禁煙をしましょう。
2.他人のたばこの煙を避ける 吸わない人も他人のたばこの煙を避けましょう。
3.お酒はほどほどに 飲む場合はアルコール換算で1日あたり約23g程度まで。
日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、焼酎や泡盛なら1合の2/3、ウィスキーやブランデーならダブル1杯、ワインならグラス2杯程度です。
飲まない人、飲めない人は無理に飲まないようにしましょう。
4.バランスのとれた食生活を 極端なとりすぎや不足に偏ることなく、バランスのよい食事を心がけましょう。
5.塩辛い食品は控えめに 食塩は1日あたり男性7.5 g、女性6.5 g未満、特に、高塩分食品(たとえば塩辛、練りうになど)は週に1回以内に控えましょう。
6.野菜や果物は不足にならないように 健康日本21では、1日あたりの平均野菜摂取量を350 gにすることを目標としています。果物もあわせた目安としては、野菜を小鉢で5皿分と果物1皿分を毎日食べる心がけで、400 g程度になります。
7.適度に運動 たとえば、歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日60分行いましょう。また、息がはずみ汗をかく程度の運動を1週間に60分程度おこないましょう。
8.適切な体重維持 中高年期男性の適正なBMI値(Body Mass Index 肥満度)は21~27、中高年期女性では21~25です。この範囲内になるように体重を管理しましょう。
BMIの求め方 BMI値 = 体重(kg)/身長(m)2
9.ウイルスや細菌の感染予防と治療 ・地域の保健所や医療機関で、一度は肝炎ウイルスの検査を受けましょう。感染している場合は専門医に相談し、特にC型肝炎の場合は積極的に治療を受けましょう。
・機会があればピロリ菌の検査を受けましょう。定期的に胃がんの検診を受けるとともに、除菌については利益と不利益を考えたうえで主治医と相談し決めましょう。
・肝炎ウイルスやピロリ菌に感染している場合は、肝がんや胃がんに関係の深い生活習慣に注意しましょう。
・子宮頸がんの検診を定期的に受け、該当する年齢の人は子宮頸がんワクチンの定期接種を受けましょう。
10.定期的ながん検診を ・健康な人(=病気の症状がない人)では、もしがんがあっても、症状がでるまえのがん、つまり早期がんであることがほとんどなのです。健康な人を対象にして、早期がんをみつけて、適切な治療を行う事でがんによる死を防げます。
・「死亡率が下がること」が科学的に証明された検診でなければ効果はありません。日本では、胃、大腸、肺、子宮頸部、乳房の5つのがん検診の実施が推奨されています。
・ がん検診は1回受けて終わりではありません。1回の結果が「異常なし」であっても、その後にがんができる可能性は当然あるわけです。そのような場合にもがんをタイムリーに発見するために、検診を定期的に受けることが大切なのです。
・職場等で受ける機会がない方は、大津市が実施するがん検診を受けましょう。
11.身体の異常に気がついたら、すぐに受診を やせる、顔色が悪い、貧血がある、下血やおりものがある、咳が続く、
食欲がない、など気になる症状があったら、かかりつけ医など医療機関を
受診しましょう
12.正しいがん情報でがんを知ることから 科学的根拠に基づくがん情報を得て、あなたに合ったがんの予防法を身につけましょう。

がん検診の種類や費用

大津市では、胃がん検診、大腸がん検診、肺がん検診、子宮頸がん検診、乳がん検診の5つのがん検診を行っています。詳しい受け方は、下記リンクでご確認ください。

がんの症状・治療方法や生活との両立について

がんに関する最新の情報や生活との両立については、国立がんセンターのサイトや、滋賀県が作成している「がん情報しが」にアクセスしていただくことができます。

がんに関する相談窓口

大津市内でがんに関する相談窓口は、がん診療連携拠点病院等に設置されている「がん相談支援センター」が市内に3か所あります。相談窓口は、その病院を利用していなくても対応しています。また、無料で利用できます。

認定NPO法人淡海かいつぶりセンター

認定NPO法人淡海かいつぶりセンターは、地域の病院や診療所と協力し、がん患者やその家族・友人・介護者を対象とした心理的・社会的支援プログラムを提供しています。また、医学的な処置は行いませんが、専門スタッフががんに関する様々な相談や情報提供を行っています。無料で利用できます。

大津市黒津二丁目17-32 
電話番号:077-546-6650 

がんにかかった方の体験談や談話の機会

滋賀県がん患者団体連絡協議会が、滋賀県内のがん患者団体の取りまとめをしています。また、がん患者サロンも開催しています。

がん患者サロンは、全がん対象の患者、家族のためのサロンだけでなく、AYA世代(15~40歳)のサロンや再発・ステージ4の方のサロンなどもあります。開催場所は病院ですが、かかりつけ病院に関係なく参加できます。参加費は無料で、そこで話した内容は外部に漏れることはありません。

 

大津市内の患者サロンについて

滋賀医科大学医学部附属病院

  • サロン名:ゆらり
  • 開催日時:毎月第4金曜 13時30分から15時30分

問合わせ先:がん相談支援センター
電話番号:077-548-2859

大津赤十字病院 

  • サロン名:ながら一福
  • 開催日時:毎月第3金曜 13時から15時

問合せ先:がん相談支援センター
電話番号(代表)077-522-4131

大津赤十字病院

  • サロン名:FMAYA
  • 開催日時:毎月第1土曜 13時から15時

注:FMAYAとは15~40歳でがんを経験した「AYA世代」が集まる、がん患者サロンです

問合せ先:がん相談支援センター
電話番号(代表)077-522-4131

市立大津市民病院

  • サロン名:なごみ
  • 開催日時:毎月第3火曜 13時から15時

問合せ先:患者相談支援室
電話番号(代表)077-522-4607

 

大津市がん患者のアピアランスケア支援事業助成金について

大津市では、がん患者のみなさまの社会参加を応援し、療養生活の質がよりよいものになるよう、ウィッグ(かつら)や帽子の購入経費の一部を助成する事業を実施しています。

 

 

介護保険の申請やサービスを知りたい

介護保険を申請したい、介護保険を使うとどういったサービスが受けられるのかなど、介護保険に関する相談は、あんしん長寿相談所(地域包括支援センター)が対応します。

 

 

在宅医療を支えてくれる医療機関や事業所について知りたい

がん患者さんが住み慣れた自宅で療養生活を送る場合、療養や日常生活を支えるために必要な施設や、在宅療養を支えてくれる専門家がいます。

 

 

在宅医療を支えてくれる薬局・薬剤師を知りたい

在宅医療を支えてくれる薬局や薬剤師を知りたい方は、一般社団法人滋賀県薬剤師会のホームページで検索することができます。

 

 

お口のがんについて知りたい

口腔がんは他のがんと違い、口の中にできるので自分でチェックすることができます。定期的なセルフチェックで早期発見を心がけましょう。下記の「口腔がん要注意チェックリスト」をご活用ください。

また、一般社団法人滋賀県歯科医師会では口腔がんチェックを実施しています。詳しくは、下記リンクからご確認ください。

 

 

入浴着を着用した入浴にご協力をお願いします

公衆浴場、旅館・ホテルの浴場では、乳がんの手術などの傷あとが人目に触れないよう、専用の「入浴着」を着用して入浴を希望される方がいらっしゃいます。

このような方々も気兼ねなく入浴いただけるよう、皆様のご理解・ご配慮をお願いします。

この記事に関する
お問い合わせ先

健康保険部保健所 健康推進課
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1-1 明日都浜大津2階
電話番号:077-528-2748
ファックス番号:077-523-1110

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