動物を飼う場合はルールを守りましょう

更新日:2020年04月30日

動物が好きな人ばかりではありません。
他人に迷惑や危害をおよぼすことのないよう、十分な配慮と正しいしつけが必要です。

人の生命身体または財産に対する侵害を防ぎ、生活環境を害することのないよう責任をもちましょう。

犬の場合

  • 犬の放し飼いはしてはいけません。
    犬の放し飼いは、滋賀県動物の保護および管理に関する条例で禁止されています。放し飼いの犬は、人を攻撃したり、他人の土地・畑などを荒したり、他の犬とケンカをしたり、交通事故にあうなどの危険性も多く、いろいろな病気に感染する原因にもなります。
  • 犬が飼養場所から逃げないようにしましょう。
  • けい留されている犬の行動範囲が道路又は通路に接しないようにしましょう。
  • 飼い主の制止に従うよう適切なしつけを行いましょう。

猫の場合

  • 猫は室内で飼いましょう。
    昔は屋外で放し飼いをする飼い方が一般的でしたが、交通事故、他の猫とのケンカ、寄生虫、異物など、屋外は猫にとって危険なことばかりです。家の中で十分な運動ができれば、ストレスになることもありません。
  • トイレを家の中に設置し、他人の庭や畑で糞尿をさせないようにしましょう。

しつけをしましょう。

しつけは、飼い主と飼い犬・猫の大事なコミュニケーションです。

犬や猫がうまく人間と暮らせるように、適切にしつけを行い、人と一緒に暮らしていくルールを教えてあげましょう。

しつけの基本は、「いいことをしたらたくさん誉め、ごほうびをあげる」です。毎日コミュニケーションをとり、いろんなルールを教えてあげましょう。

例えば、

  • 体のどこにでも触れるようにしましょう。
    毛や爪の手入れをしたり、病院へ連れて行くために必要です。
  • 誰にでも慣れている、人なつこい動物に育てましょう。
    社会化(様々な環境に適応していること)され、人によく慣れた動物は、知らない場所へ行ったり、知らない人に出会ってもすぐに新しい環境に慣れることができます。
    また、迷子になっても保護されやすく、万が一飼い続けることができなくなっても、新しい飼い主にもらわれやすくなります。

注意!

体罰や怒ってしつけることは絶対にしないでください。

悪いことをしたからといって怒っても、動物はなぜ怒られたか、人の都合よく理解してくれません。なぜ怒られたか分からず、人を恐がる犬・猫になってしまいます。

怒ってしつけるのではなく、褒めて伸ばす方法でしつけを行いましょう。

終生飼養しましょう。

  • やむを得ず飼えなくなった場合は、飼い主さんの責任で新しい飼い主を見つけて下さい。
  • まずは飼う前に、最後まで責任を持てるかどうかよく考えることも大切です。

犬の登録・狂犬病予防注射を必ず受けましょう。

  • 犬を飼い始めた日から30日以内に犬の登録をしましょう。
  • 1年に1回、狂犬病予防注射を受けさせましょう。
  • 登録事項(住所、飼い主)に変更のあった場合には、変更の届出をしましょう。

不幸な命を増やさないため避妊・去勢をおこないましょう。

避妊・去勢は繁殖の制限だけでなくいろいろな利点があります。

  • 病気の予防になります。(メス:子宮ガン、卵巣ガン、子宮蓄膿症などオス:前立腺ガンなど)
  • 発情期の徘徊の防止、他の犬が寄りつくことを防止できます。
  • オス犬は性格がおとなしくなることが多く、犬同士の無用なケンカが減ります。

動物のことをよく理解して世話をしましょう。

  • その動物の習性や本能をよく理解し、適正に管理しましょう。
  • 発育状況などに応じて、十分な餌と水を与えましょう。
  • 健康状態などに応じて適正な運動をさせましょう。
  • 病気の予防など健康管理をしましょう。
  • ノミ・ダニなどの外部寄生虫、フィラリアの予防を行いましょう。 また、感染症を予防するワクチンについても、かかりつけの動物病院と相談しましょう。特に一部のマダニは重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症させるウイルスを保有していることがあるので、十分な注意が必要です。詳しくはリンクにある厚生労働省のホームページをご覧ください。

室内飼いの際には犬猫等ペットへの影響にも配慮しましょう

タバコの副流煙は人だけでなく一緒に暮らす犬や猫の健康にも悪影響を与える可能性があります。受動喫煙の害に気をつけてください。

消臭剤、殺虫剤などの化学薬品にも注意して、犬や猫の近くで使用することは控えましょう。また、スプレーなどをまくと下に溜まりますので、換気を良くするようにしましょう。
犬や猫は壁紙の接着剤など、いわゆるシックハウス症候群の原因物質になるようなものに対しても敏感です。これらの化学物質は、嗅覚の鋭い犬や猫には想像以上のストレスとなる可能性があります。

(環境省「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」より)

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