大気汚染常時監視について

更新日:2024年01月04日

大津市の大気環境情報

大津市では市内7ヶ所に大気汚染常時監視測定局を設置し、市域の大気汚染の状況を監視しています。PM2.5(微小粒子状物質)や光化学オキシダント(光化学スモッグの原因物質)などの測定結果や関連情報が、グラフやリンクで見られるホームページを開設しましたので、ご活用ください。パソコン、スマートフォン、携帯電話からご覧いただけます。

1.大気汚染常時監視テレメーターシステムとは

大気汚染常時監視テレメータシステムとは、市内各地(7か所)の「測定局」で測定し続けられている大気中の汚染物質量の情報を集め、大気汚染の状況をコンピューターで監視するシステムのことです。測定された大気の情報はコンピューターで集計したり、グラフ化したりすることができるので過去と比較して大気が汚れてきているのか、きれいになっているのかが一目でわかります。環境を良くするための取り組みに大いに役立っています。大津市のきれいな空を守るため欠かすことのできないシステムです。

2.大気汚染常時測定局

大津市では、市内に測定局を7か所設置し、24時間体制で大気の状態を監視しています。

大気汚染常時監視局位置図

石山局

所在地

大津市石山寺三丁目11-20
緯度34度57分21秒、経度135度54分33秒、標高87.0メートル

常時監視物質

  • 窒素酸化物
  • 一酸化炭素
  • 光化学オキシダント
  • 浮遊粒子状物質
  • 微小粒子状物質

逢坂局

所在地

大津市音羽台6-1
(緯度35度0分8秒、経度135度51分58秒、標高124.0メートル)

常時監視物質

  • 窒素酸化物
  • 一酸化炭素
  • 炭化水素
  • 浮遊粒子状物質
  • 微小粒子状物質

下阪本局

所在地

大津市下阪本四丁目15-12
(緯度35度3分53秒、経度135度52分36秒、標高88.0メートル)

常時監視物質

  • 窒素酸化物
  • 光化学オキシダント
  • 浮遊粒子状物質

藤尾局

所在地

大津市稲葉台28番地
 (緯度34度59分55秒、経度135度50分17秒、標高150.0メートル)

常時監視物質

  • 窒素酸化物
  • 浮遊粒子状物質

堅田局

所在地

大津市本堅田三丁目25-26
 (緯度35度6分50秒、経度135度55分7秒、標高86.0メートル)

常時監視物質

  • 窒素酸化物
  • 光化学オキシダント
  • 浮遊粒子状物質
  • 微小粒子状物質

膳所局

所在地

大津市由美浜1-1
(緯度35度0分10秒、経度135度53分25秒、標高86.0メートル)

常時監視物質

  • 光化学オキシダント

上田上局

所在地

大津市上田上牧町
(緯度34度57分35秒、経度135度58分17秒、標高17.0メートル)

常時監視物質

  • 窒素酸化物
  • 一酸化炭素
  • 浮遊粒子状物質

3.大気中の汚染物質

二酸化硫黄(SO2)
石油、石炭等を燃焼したときに含有される硫黄(S)が酸化されて発生するもので、高濃度で呼吸器に影響を及ぼすほか、森林や湖沼などに影響を与える酸性雨の原因物質になると言われている。

窒素酸化物(NOX)
窒素酸化物は、ものの燃焼や化学反応によって生じる窒素と酸素の化合物で、主として一酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2)の形で大気中に存在する。発生源は、工場・事業場、自動車、家庭等多種多様である。発生源からは、大部分が一酸化窒素として排出されるが、大気中で酸化されて二酸化窒素になる。二酸化窒素は、高濃度で呼吸器に影響を及ぼすほか、酸性雨及び光化学オキシダントの原因物質になると言われている。

一酸化炭素(CO)
炭素化合物の不完全燃焼等により発生し、血液中のヘモグロビンと結合して、酸素を運搬する機能を阻害するなどの影響を及ぼすほか、温室効果ガスである大気中のメタンの寿命を長くすることが知られている。

光化学オキシダント(OX)
大気中の窒素酸化物や炭化水素が太陽の紫外線を受けて化学反応を起こし発生する汚染物質で、光化学スモッグの原因となり、高濃度では、粘膜を刺激し、呼吸器への影響を及ぼすほか、農作物など植物への影響も観察されている。

浮遊粒子状物質(SPM)
浮遊粉じんのうち、10μm以下の粒子状物質のことをいい、ボイラーや自動車の排出ガス等から発生するもので、大気中に長時間滞留し、高濃度で肺や気管などに沈着して呼吸器に影響を及ぼす。

微小粒子状物質(PM2.5)
大気中に浮遊する粒子状物質であって、その粒径が2.5μmの粒子を50%の割合で分離できる分粒装置を用いて、より粒径の大きい粒子を除去した後に採取される粒子をいう。

炭化水素
炭化水素は、炭素と水素が結合した有機物の総称である。大気中の炭化水素濃度の評価には、光化学反応に関与する非メタン炭化水素が用いられる。

4.常時監視測定結果

大津市の常時監視局の測定結果をまとめています。

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