ハチ刺されにご注意ください!

7月から10月はスズメバチに要注意!

厚生労働省の人口動態統計(平成29年)によると、ハチに刺されたことにより亡くなった方は、毎年20人前後、平成20年から平成29年の10年間で、179人の方がハチに刺されて命を落としています。

ハチの絵

大津市における救急出動の状況

大津市においても、毎年20人前後の方がハチに刺されて救急搬送されています。
また、大津市では、ハチ刺されによる救急出動のうち、93%が7月から10月の4か月に集中して発生しているのが特徴です。

予防することが重要です。

時に重篤化することもあるハチ刺されは、未然に防ぐことが重要です。
木のうろや茂みの中、切り株あとや土の中、人家の軒先や天井裏などハチの巣のありかは、なかなか気付きにくい場所に多くみられます。
はっきりと巣が見えなくても、辺りに飛び交うハチの数が急に多くなったり、周りを執拗に飛ぶような場合は近くに巣があるかもしれません。ハチを刺激せずに静かにその場所を離れましょう。

ハチに刺されないようにするために

「長袖、長ズボン」を着用する

山などに出かける時は、できるだけ肌を出さない服装を心がけましょう。素肌を刺されるのに比べて被害を小さく抑えることができます。

「明るい色」の服装を着る

ハチは黒いものに対して攻撃的になります。一方、白や黄色などの明るい色は安全であると言われています。山などに出かける時は、明るい色の帽子や服装を選びましょう。

「におい」にも注意する

化粧品や清涼飲料水などの匂いの中には、ハチに攻撃行動をもたらす成分が含まれている場合があります。山などに出かける時は、化粧品や香水などの使用は避けるようにしましょう。

「季節」に注意する

夏から秋にかけて、働きバチが数を増やします。働きバチが多くなるほど攻撃性が高くなり、危険性も増します。7月から10月にかけては特に注意が必要です。

「刺激」しない

いくら気をつけていても、不意の遭遇を避けられない場合もあります。
手で振り払うなどのすばやい動きはハチの攻撃行動を増す恐れがあります。巣から離れたところにいるハチはわざわざ人を襲うことは少ないので、無理に刺激せず、飛び去るのを待ちましょう。

ハチさされのイメージイラスト

「もしも」の時の対応について

できるだけ遠くへ逃げる

ハチの巣があるのに気付かずに、踏んだり揺らしたりすると多数の働きバチが襲ってくることがあります。
逃げられるなら、できるだけ遠くへ逃げましょう。ハチが追いかけてくる距離は長くても80メートルほどといわれています。
巣からできるだけ離れて、首から上を服で隠すなど、肌が出ているところをできるだけ少なくして身をかがめ気味に逃げます。また、逃げる時には、ハチを刺激しないために、手を振り回したりすることは避けましょう。

ハチに刺されたとき

全身症状が出れば緊急対応をとってください

ハチに刺された時にでるアレルギー反応には個人差がありますが、じんましん等の皮膚症状に加えて、発汗、嘔気、頭痛、腹痛などの全身症状が出ている場合は、血圧が下がったり呼吸困難をきたす、アナフィラキシーショックという危険な状態に至る可能性もありますので、緊急的に対応する必要があります。直ちに119番通報をして救急車を要請してください。

症状が局所に限定する場合について

ハチに刺された場所のみに痛みや腫れが限定し、全身症状がない場合は、患部を冷やすことで痛みや腫れを和らげることができます。

容態の変化に注意しながら安静にしましょう。また、腫れがひどいときは医療機関を受診しましょう。

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