ヒブ(Hib)

更新日:2023年07月07日

ヒブ(Hib)とは

小児が罹患すると重症化して死亡したり、後遺症が残ったりする感染症に、細菌性髄膜炎があり、この病気の原因のうち最も多いのが、ヘモフィルスインフルエンザb型という細菌です。

これを略して、ヒブ(Hib)と呼ばれています。

最初にインフルエンザ感染者から発見されたため、「インフルエンザ菌」という名前がついていますが、インフルエンザウイルスとは、まったく別のものです。

ヒブ(Hib)による髄膜炎の症状について

細菌性髄膜炎の初期症状は、発熱や頭痛、嘔吐等があります。

新生児や乳児では、発熱以外の症状として、不機嫌、食欲(哺乳力)の低下等が目立つこともあります。
進行すると、意識障害やけいれん等がみられますが、初期症状が風邪等の他の病気の症状と似ているため、早期に診断することがとても難しい病気です。

また、髄膜炎以外にも、肺炎・急性喉頭蓋炎・敗血症等の重篤な全身感染症を引き起こします。

ヒブ(Hib)による髄膜炎の治療について

抗生物質による治療が行われます。

ただし、ヒブ髄膜炎の予後は不良な場合が多く、治療を受けても約5%の乳幼児が死亡します。
また、約20%にてんかん、難聴、発育障害等の重篤な後遺症が残ります。
さらに最近では、抗生物質の効かない菌(耐性菌)も増えてきており、治療が難しくなってきています。

予防接種について

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