エイズ(HIV)
エイズとHIV
エイズとは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によっておこる様々な疾患の総称です。
HIVはヘルパーTリンパ球(CD4細胞)という白血球などに感染し、からだを病気から守っている免疫力を破壊していきます。
HIVに感染すると、数週間以内にインフルエンザに似た症状が出ることがありますが、この症状からHIVの感染を確認することはできません。
自覚症状の無い時期(無症候期)が数年から10年以上続き、さらに進行すると、病気とたたかう抵抗力(免疫)が低下し、本来なら起こらない病気を発症する(日和見感染)ようになってしまいます。
このような状態をエイズといいます。
現在は、さまざまな治療薬があり、HIVの感染を早期に発見し、適切に受診をすることでエイズの発症を予防したり、遅らせることができるようになっています。
感染経路
- 性的接触
感染者の精液・膣分泌液・血液に含まれるウイルスが性器・口・肛門などの粘膜や傷口から侵入し感染します。 - 血液感染
麻薬等の回し打ちにより感染者の血液に含まれるウイルスが注射針を介して侵入し感染します。 - 母子感染
HIV感染している母親の出産時や授乳により赤ちゃんに感染します。
適切な対処で感染の確率を2%以下に抑えることができます。
握手をする、同じ浴槽やプールに入る、蚊に刺される、一緒のお鍋をつつく等の行為では感染しません。
日本での発生状況
平成16年以降、年間1,000人以上の感染者が報告されています。
日本国籍の20~40歳代の男性でHIV感染者・エイズ患者の増加が続いています。約90%が性的接触による感染です。その50%以上が同性間性的接触による感染です。
また、感染者の約30%がエイズを発症してから発見されています。
予防について
Safer Sexをこころがけましょう。
正しくコンドームを使用することは感染予防に有効です。コンドームは保管方法や使用期限を守って下さい。
保健所での匿名検査について
HIVは早期に発見することが大切です。
感染について不安がある時は、検査を受けましょう。
感染の有無をはっきり確認したいときには、感染を疑う日から3か月たってから(抗体獲得後)検査を受けて下さい。
特定感染症(エイズ(HIV)・梅毒・B型肝炎・C型肝炎・HTLV-1)検査について
関連リンク
この記事に関する
お問い合わせ先
健康保険部保健所 保健予防課 感染症対策係
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1番1号 明日都浜大津1階
電話番号:077-522-7228
ファックス番号:077-525-6161
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更新日:2023年07月07日