腸管出血性大腸菌による食中毒を予防しましょう

更新日:2018年08月27日

 平成29年8月の腸管出血性大腸菌O(オー)157の患者数が、全国で例年より多くなっています。国立感染症研究所における検査の結果、同一遺伝子型のO157(O157VT2株)が多くの患者から広域、散発的に検出されていることが判明しています。

 腸管出血性大腸菌による食中毒は、O157保菌者が自身が感染していることに気づかないまま調理中に食品を汚染したり、汚染された食品の殺菌が不足していたりすることで発生しています。

 

腸管出血性大腸菌による食中毒にならないために!!

食肉を生又は加熱不十分な状態で食べないようにしましょう!

 生の食肉類は、新鮮であっても腸管出血性大腸菌(O157やO111など)、カンピロバクター、サルモネラなどの食中毒菌に汚染されている可能性があります。

 生肉や加熱不十分な肉料理を食べると食中毒になる恐れがあります。特に、若齢者、高齢者、抵抗力が弱い方は、重症化することがありますので、生肉や加熱不十分な肉料理を食べないようにしてください。

食中毒予防の三原則

  1. つけない
  2. ふやさない
  3. やっつける

に基づき、次のことを実践してください。

  • 下痢や嘔吐など症状があるときは、食品に触れる行為(配膳を含む。)は止めましょう。
  • 調理するときは、こまめに手を洗いましょう。
  • 食肉を 生や加熱不十分な状態で食べないようにしましょう。
  • 調理後の食品は速やかに食べましょう。
  • 食中毒菌をやっつけるため、食肉は中心部まで十分加熱しましょう(中心温度75度1分間以上)。
  • 加熱調理には専用の箸やトングを使用し、自分が食べるための箸で生肉を触らないよう使い分けましょう。
  • 生肉の調理に取り扱った包丁やまな板、調理器具は、中性洗剤でよく洗い、熱湯や漂白剤で消毒してから他の調理に使いましょう。

腸管出血性大腸菌とは?

特徴

  • 発症菌数が非常に少なく、わずか数個程度の少ない菌数でも発症します。
  • 感染力が強く、便などを介して ヒトからヒトへ二次感染することがあります。
  • 肉の生食による感染例が多く、さらに糞便により様々な経路で食品や飲料水などを汚染して感染します。

症状

  • 潜伏期間は2~7日(平均3~5日)です。
  • 主な症状は激しい腹痛と下痢(血便を含む)発熱などです。
  • 特に、小児や高齢者など抵抗力が弱い人は、溶血性尿毒症症候群(HUS)(腎機能障害)など重篤な症状となり、ときに死に至る場合があります。

注意

上記のような腸管出血性大腸菌感染を疑う症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください!

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食品指導係・食の安全推進係
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1番1号 明日都浜大津2階
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