貝毒による被害(食中毒)が発生しています

更新日:2018年08月27日

4月28日に大阪市で、自ら採取した二枚貝(ムラサキイガイ等)を食べたことによる食中毒が発生しました。患者は、喫食後数時間でふらつき、しびれなどの症状を呈し医療機関を受診したことから判明したものです。大阪市の調査によると、残品の貝から国の規制値の30倍以上の麻痺性貝毒が検出されており、当該貝を原因食品とする食中毒と断定されています。

貝毒について

貝毒は、主に二枚貝が、毒素を持った植物プランクトンを餌として食べることによって、体内に毒素が蓄積するもので、症状により麻痺性貝毒と、下痢性貝毒に分けられます。
今回検出された麻痺性貝毒は、食後30分~数時間程度で舌、唇などのしびれが生じ、重症の場合、全身の麻痺が現れ呼吸困難等で死亡する場合もあります。
貝毒成分は熱に強く、加熱調理しても毒性は弱くなりませんので、食中毒を予防するには貝毒を蓄積していない貝を取り扱うしか方法はありません。

市民の方へ

潮干狩り等に出かけられる際には、管理された潮干狩り場を利用するなど注意するとともに、自然の砂浜で潮干狩りを行う際は必ず事前に各地の貝毒情報等を確認し、事故のないよう注意してください。
また、人から貰うなどして産地が分からない場合は、必ず産地を確認してください。

事業者の方へ

営業施設で二枚貝を取り扱う場合は、産地等の確認、仕入元からの情報収集に努めるとともに、自治体のホームページ等で各地の貝毒情報を参考に安全性を確認し、販売・提供を行ってください。

参考ホームページ

この記事に関する
お問い合わせ先

健康保険部保健所 衛生課
食品指導係・食の安全推進係
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1番1号 明日都浜大津2階
電話番号
077-522-8427(食品指導係)
077-511-9203(食の安全推進係)
ファックス番号:077-522-7373

衛生課にメールを送る