HPV(子宮頸がん予防)ワクチンについて

更新日:2023年06月23日

子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染が原因と考えられています。HPVは、一度でも性的接触の経験があれば誰でも感染する可能性があります。感染しても多くは自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。

接種に当たっては、ワクチンの有効性とリスクを理解したうえで受けてください。

HPVワクチン概要版
HPVワクチン詳細版

HPV(子宮頸がん予防)ワクチンの接種を受ける皆様へ

1.接種対象者

小学6年生から高校1年生の年齢に相当する女子
標準的な接種期間は中学1年生

2.接種スケジュール

子宮頸がん予防ワクチンは3種類あり、種類によって接種間隔が違いますので、ご注意ください。接種にあたり、安全性・免疫原性・有効性の観点から、原則同一種類のワクチンを接種してください。

  • 2価ワクチン(サーバリックス®)
    1回目接種してから、1か月以上の間隔をおいて2回目接種後、1回目接種してから5か月以上、かつ2回目から2か月半以上の間隔をおいて、3回目接種。
     
  • 4価ワクチン(ガーダシル®)
    1回目接種してから、1か月以上の間隔をおいて2回目接種後、2回目接種してから3か月以上の間隔をおいて、3回目接種。
     
  • 9価ワクチン(シルガード®9)
  1. 15歳になるまでに接種する場合・・・1回目接種してから、5か月以上の間隔をおいて2回目接種
  2. 15歳になってから接種する場合・・・1回目接種してから、1か月以上の間隔をおいて2回目接種後、2回目接種してから3か月以上の間隔をおいて、3回目接種。

接種までの流れや実施医療機関については下記リンクページをご覧ください。

3.予防接種券および予診票について

予診接種券および予診票は、あらかじめ実施医療機関に配備しておりますので、お持ちいただく必要はありません。(健康保険証等の氏名、住所、生年月日が確認できるもの、および母子健康手帳か接種済証等の接種記録が確認できるものをお持ちください。)

4.副反応と思われる症状について

比較的軽度の副反応は、一定の頻度で起こることが知られています。主な副反応としては、発熱や接種した部位の痛み・腫れ、注射部の痛み・恐怖・興奮などをきっかけとした失神があります。まれに呼吸困難や両手・足の力が入りにくくなる、意識の低下など重い副反応が起こる場合もあります。

5.予防接種による健康被害について

ワクチンの接種後に体調の変化があった場合には、まずは接種医療機関などに相談してください。
定期の予防接種によって引き起こされた重篤な副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障害が生じる場合には、法律に基づく補償が受けられます。副反応により、医療機関での治療が必要になった場合には、大津市保健所保健予防課へご相談ください。

6.子宮頸がんの予防については、予防接種のほか子宮頸がん検診を定期的に受けることが重要です

ワクチンを接種していても、していなくても子宮頸がんを早期発見するため、子宮頸がん検診を定期的に受けてください。

大津市では、20歳以上で前年度に大津市の子宮頸がん検診を受診していない方が対象で、子宮頸がん検診を受けられます。詳しい内容は下記のリンクをご覧ください。

7.接種の機会を逃した方へ

関連リンク

この記事に関する
お問い合わせ先

健康保険部保健所 保健予防課 予防接種係
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1番1号 明日都浜大津1階
電話番号:077-526-6306
ファックス番号:077-525-6161

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