HPV(子宮頸がん予防)ワクチンの接種を逃した方に接種の機会をご提供します

更新日:2023年07月10日

1.キャッチアップ接種について

HPV(子宮頸がん予防)ワクチンの積極的な勧奨の差し控えにより、公費での接種機会を逃した方に対しまして、公平な接種機会を確保する観点から、令和7年3月31日までの間、あらためてHPVワクチンの接種の機会が設けられることになりました(キャッチアップ接種)。

HPVキャッチアップ

2.HPVワクチンのキャッチアップ接種対象者

次の2つを満たす方

  • 平成9年度生まれ~平成18年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の女性(注1)
  • 過去にHPV(子宮頸がん予防)ワクチンの接種を合計3回受けていない方(注2)

注1 このほか、平成19(2007)年度生まれの方は、通常の接種対象の年齢(小学校6年から高校1年相当)を超えても、令和7(2025)年3月末まで接種できます。

注2 過去に接種したワクチンの情報(ワクチンの種類や接種時期)については、母子健康手帳や予防接種済証等でご確認ください。

対象の方へは、令和5年5月末に個別通知を発送しています。

3.接種可能な時期について

上記の対象者は、令和4(2022)年4月~令和7(2025)年3月の3年間、公費で接種できます。3回の接種を完了するまでに十分な期間が設けられていますが、希望される方は、なるべく早く接種しましょう。

4. 接種するワクチンの種類とスケジュール

公費で接種できるHPVワクチンは2種類(サーバリックス®、ガーダシル®、ガーダシル®9)あり、種類によって接種間隔が違いますので、ご注意ください。決められた間隔をあけて、同じワクチンを合計3回接種します。

  • 2価ワクチン(サーバリックス®)・・・1回目接種してから、1か月以上の間隔をおいて2回目接種後、1回目接種してから5か月以上、かつ2回目から2か月半以上の間隔をおいて、3回目接種。
  • 4価ワクチン(ガーダシル®)・・・1回目接種してから、1か月以上の間隔をおいて2回目接種後、2回目接種してから3か月以上の間隔をおいて、3回目接種。
  • 9価ワクチン(シルガード®9)・・・1回目接種してから、1か月以上の間隔をおいて2回目接種後、2回目接種してから3か月以上の間隔をおいて、3回目接種。   

1回目、2回目に気になる症状が現れた場合は、2回目以降の接種をやめることが出来ます。予防接種券や予診票は実施医療機関にあります。接種間隔や実施医療機関については下記をご覧ください。

5.副反応と思われる症状、健康被害について

比較的軽度の副反応は、一定の程度で起こることが知られています。主な副反応としては、発熱や接種した部位の痛み・腫れ・注射部の痛み・恐怖、興奮などをきっかけとした失神があります。まれに呼吸困難や両手・足の力が入りにくくなる、意識の低下など重い副反応が起こる場合もあります。

また、ワクチンの接種後に体調の変化があった場合には、まずは接種医療機関などに相談してください。定期の予防接種によって引き起こされた重篤な副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害が残るなどの健康被害が生じた場合は、申請し、認定されると、法律に基づく補償が受けられます。

6.HPVワクチンを自費で接種した方に対する接種費用の助成について

キャッチアップ接種対象者(平成9年4月2日から平成18年4月1日までの間に生まれた女性)のうち、定期接種の対象年齢を過ぎてHPVワクチン(サーバリックス®またはガーダシル®)の任意接種を自費で受けた方へ接種費用の助成を行います。

詳しくは、下記をご覧ください。

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健康保険部保健所 保健予防課 予防接種係
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1番1号 明日都浜大津1階
電話番号:077-526-6306
ファックス番号:077-525-6161

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