大津市企業局防災訓練を実施しました
大津市企業局防災訓練を実施しました
大規模地震発生時の初期活動を確認
平成26年9月21日(日曜)、琵琶湖西岸断層帯を震源とする大規模地震が発生し大津市内で震度7を観測したと想定して、「滋賀県総合防災訓練」が実施されました。
これにあわせて企業局においても、迅速な応急対策活動及び緊急時における初動体制の確立を目的として、皇子山総合運動公園多目的広場において「大津市企業局防災訓練」を実施しました。
当日は、地震発生後ただちに災害対策初期活動に入り、企業局災害対策本部を設置して被害状況の情報収集や広報活動を行うとともに、救急病院への応急給水やガス緊急供給のほか、下水道施設の緊急点検やマンホールトイレの設置など、さまざまな訓練を展開。
訓練の中では隣接する他市からの応援給水活動や、防災協定に基づく他団体による支援活動も実施され、いつ起こるか分からない災害に備えて、参加者は訓練に真剣に取り組んでいました。

企業局災害対策本部を設置

被害情報の収集や状況に即した判断・指示に努めました

災害時応援協定を締結している株式会社ジェネッツによる情報伝達訓練

広報車による広報活動訓練

企業局の防災活動をPRする展示コーナー
【 応急給水訓練 】
水道部では、大規模地震によって水道管が破損し付近一帯が断水したと想定して、多くの負傷者がいる救急病院において仮設水槽による応急給水所を設営する応急給水訓練を実施しました。

企業局の給水車が到着

2トンの水が入る仮設水槽(給水バルーン)

応急給水口の設営中

隣接都市(草津市・高島市・栗東市)からの応援給水

災害時応援協定に基づき、大津市水道瓦斯工事店協同組合も応援に到着

給水袋による応急給水も実施

応急給水所の設営が完了
【ガス応急供給訓練 】
ガス部の訓練では、ガス漏れを止めるためにブロック単位で供給を停止する一方、重要施設である救急病院では供給を可能な限り継続する必要があることから、仮設配管を施したのち、企業局が所有する移動式ガス発生設備車を配備して、仮設配管と接続して仮供給を行いました。

呼吸器を装着してガス漏れ箇所を特定

仮設配管の資材を積んで大津市水道瓦斯工事店協同組合が合流

仮設配管の設営を開始

仮設配管設営中

企業局の移動式ガス発生車が到着

移動式ガス発生車による仮供給の準備開始

救急病院へのガス仮供給を完了
【マンホール緊急点検訓練・マンホールトイレ設置訓練 】
下水道部においては、管渠の被害に加えて、地盤の液状化によりマンホールが路上に浮き上がるなどの事態を想定。直ちに下水道管渠や下水処理施設、中継ポンプ場などの被害状況を確認するべく、におの浜にある大津市水再生センターと企業局災害対策本部との間で衛星電話を使った被害情報伝達を行うとともに、マンホールの緊急点検や整備されたマンホールの上に直接設置できる「マンホールトイレ」の組み立て・設置を行いました。

マンホールトイレの組み立て開始

組み立て中

組み立て完了

主会場付近のマンホールについて緊急点検を実施
企業局では、今後も訓練などを通じて、災害発生時に迅速な初動対応・適切な復旧活動が行えるよう努めてまいります。
更新日:2018年08月27日