市庁舎防災訓練を実施しました
-地震発生時の避難活動の確認・防災意識の向上を目指して-
企業局職員を対象に防災訓練を行いました
平成26年2月4日(火曜)、地震等の突発的な災害発生時の、職員の防災意識の向上や避難活動の習熟、初動体制の検証を目的として「市庁舎防災訓練」を実施しました。
これは、大津市庁舎消防計画と大津市庁舎防火・防災管理要綱に基づくもので、訓練当日は保安・待機要員を除く企業局の全職員が参加しました。
訓練は震度6強の地震が発生したとの想定で行われました。16時30分に地震発生が庁内放送により告げられると、職員は机の下などに隠れて、まず身の安全を確保。
地震収束の放送後、職員により組織された自衛消防組織新館分隊員が中心となって、被害状況の把握や火気の確認、避難経路の決定などを行いました。

手分けして被害状況の確認

集合した新館分隊員

各階の班長が被害状況の収集などを指示
各階の班長が指示して収集した被害状況などの情報は分隊長に集約され、その情報をもとに分隊長が避難経路を決定。係員の指示に従い、職員は1次避難場所である新館北入り口へと避難を開始しました。実際に地震が発生したときは、来庁者のみなさんの避難誘導も同様に行われます。

安全が確認された経路を通って避難開始

重要書類の非常持ち出し訓練も行いました
1次避難所に到着すると、所属長などが中心となって避難者に呼びかけ安否確認を行い、新館入り口に設置された本部へ避難者数を報告。そのほか、本部では要救護者の受け入れや救急要請なども行われ、初動体制構築の確認がなされました。

一次避難場所の様子

本部のホワイトボードには次々と情報が書き込まれました
その後、避難者は別館大会議室へ移動し、中消防署より訓練の講評を受けました。中消防署・長主査は「地震が起こったら、まずは机の下に隠れるなどして身の安全を確保してください。そのために、荷物の置き場所に注意するなど普段から気をつけることが大切です。また、避難して外に出たあとも、余震などによって上からガラスやコンクリート片が落ちてくる危険があります。外に出てからも油断せず、すぐに建物から離れてください」と講評。
また、「実際に地震が発生した場面では、訓練のように組織立った行動をすぐにとることは難しい部分もあります。各部署の責任者が常日頃から知識を身につけるよう努めていただくなどして、備えていただきたい」とも話していました。

中消防署・長主査による講評に聞き入る職員
また、山本管理者は「訓練といえども真剣に取り組みことが大事。職員のみなさんには体で覚えるぐらいしていただきたい」と話し、職員に対してさらに防災意識の向上に努めるよう指示しました。

職員に訓示する山本管理者
このほか、訓練に参加した職員の一人は「まず身の安全を確保し、避難経路の安全が確認できてからみんなで避難するという手順を、改めて確認できました。実際に災害が起こったときに、決してパニックにならないよう気をつけます」と話していました。
企業局では、今回の訓練結果の検証を進め、地震や災害、事故などの発生時において迅速・適切な復旧活動ができるよう危機管理体制の強化を図り、今後も安全かつ安定したライフラインの運営に努めてまいります。
更新日:2018年08月27日