大津市避難所運営マニュアル

更新日:2023年05月09日

目的

大規模な災害が発生した場合、家屋の損壊やライフラインの途絶等により自宅での生活が不可能となる人が多数発生し、避難所での長期間にわたる共同生活が必要となる事態が予想されます。

また、大規模災害時には、行政機関の公的支援が機能するまでに時間を要することが考えられ、さらに、行政のみによる対応には限界があるため、住民自身の「自助」と地域の「共助」による応急対策や復旧・復興に向けた取り組みが不可欠となります。

同様に、避難所の運営においても、被災者自身が力を合わせ、また、被災者と避難所を開設する市が協力しながら、できる限り混乱を予防し、困難を減少できるようにすることが必要です。

このマニュアルは、大規模災害(大地震)発生時に避難所において発生することが予想される課題を示し、いつ、誰が、何を、どのように対応すべきなのかを理解することにより、被災者の生活再建に向けた円滑な避難所運営が行われることを目的としています。

万一の事態に備えて、防災訓練等をはじめ、地域における防災のお取り組みにご活用下さるようお願いします。

なお、このマニュアルは、災害の経験や訓練の結果等を踏まえ、より実行性のあるマニュアルとなるよう継続的に見直しを図ります。

マニュアルの構成、使い方および概要

このマニュアルは、避難所運営に関わる人の立場に応じて、必要な事項を参照できるよう、5つの章に区分しています。

第1章

このマニュアルの目的、構成および使い方を記載しています。

第2章

「避難所運営の基本方針」として、避難所の役割や業務の範囲、また、運営に関わる全ての人にとっての共通目標を持つべきことなどを記しています。

第3章

「実施すべき業務の全体像」として、運営に関わる人が業務の全体像を迅速に理解するため、どの「時点」で「誰が」、「何をするのか」について、概要を説明しています。また、避難所運営の全体的な展開や流れを把握するため、時間の流れに対応して「初動期」、「展開期」、「安定期」、「撤収期」に分けて記載しています。

第4章

「個々の業務の実施細則」として、第3章の業務を実施するための詳細を「初動期」、「展開期・安定期」、「撤収期」に区分し記載しております。(第3章と第4章は、相互に参照して使用できるよう、各項目のタイトルに並べて、関係する章の項目番号を付記しています。)

第5章

各業務の処理に必要な様式と避難所での配布等を想定した参考資料をまとめています。
参考:避難所運営に関わる人とその役割の概要

大津市避難所運営マニュアル

新型コロナウイルス感染症対策編

令和5年5月8日より新型コロナウイルス感染症(以下、「新型コロナ」という。)の感染症法上の位置付けが5類へ変更されたことに伴い、現行マニュアルに示す「風水害時における自宅療養者の行政の避難先調整及び案内」並びに「濃厚接触者の受付及び避難スペースの確保」の対応を不要とします。

なお、新型コロナの5類変更に対応したマニュアルの作成は鋭意進めておりますが、新型コロナ感染者を含む自宅療養が可能な感染症罹患者への対応は、当面の間、現行マニュアルを準用し、ご対応ください。

関連資料

関連リンク1

関連リンク2

参考サイト:財団法人自治体国際化協会(CLAIR:クレア)
避難所運営マニュアル中の外国人への対応に関連する「多言語表示シート」が掲載されています。その他にも多文化共生の理解に有用な情報が多数掲載されています。

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