家具類の転倒・落下防止対策について

更新日:2018年08月27日

平成28年4月14日21時26分に熊本県熊本地方を震源として発生した地震(前震)、そして16日1時25分に発生した地震(本震)及び以降の余震によって亡くなられた方々のうち、半数以上が倒壊した家屋や倒れた家具などに押しつぶされて犠牲になられています。

また、近年発生した大きな地震において「家具類の転倒等」によりけがをされた方は、全体の30パーセントから50パーセントを占めるという調査結果が公表されています。

家具類の転倒・落下防止対策は各ご家庭で取組むことのできる地震対策の第一歩です。大きな地震の発生に備えて、被害を最小限に抑えるために、各ご家庭でできることを再確認しましょう。

家具類の転倒等による負傷者の割合
転倒・落下等種類

家具類の転倒・落下が起こると、直接当たって怪我をするほか、落下物につまずいて転んだ、割れたガラスなどを踏んだ、大きな家具に避難経路をふさがれたなど、さまざまな障害をもたらします。

また、地震の振動が与える影響について、棚や物品の大きさ、重さ、形状によってさまざまな動きをすることから、その危険性もそれぞれ異なります。

事業所地震発生図

防止対策のポイント

安全空間を確保する

  • 部屋の出入り口付近や廊下、階段等に物を置かない。
  • 寝室、幼児や高齢者が使用する部屋にはなるべく家具を置かない。
  • 地震時の火災を防ぐため、火気を使用する器具の近くに家具を置かない。
  • 家具の上にガラス製品等壊れやすいものを置かない。

家具等の正しい設置・使用を行う

  • じゅうたんや畳の上に背の高い家具を置かない。
  • 重い物を下の方に収納し、倒れにくくする。
  • 前のめりよりも、後ろもたれ気味に設置する。

転倒防止器具で固定する

  • 壁にL字金具等で固定する。
  • 壁や床に直接固定できない場合は2種類以上の器具で上下から固定する。
  • 上下が分割している家具は必ず金具で連結する。
  • 壁への固定が困難な場合は、天井との隙間を埋める。

転倒防止器具での固定方法

転倒防止器具は用途により種類がたくさんあります。

本来、家具と壁を直接固定することが望ましいのですが、固定することができない場合は、つっぱり棒とストッパー式など2個以上の器具を組み合わせると単独で使用するよりも効果が高くなります。

なお、同じ器具を使用しても、壁や天井及び床の状況によってその効果は大きく変わってきますので、取扱い説明書等を確認して適切に設置してください。

ポール式器具での固定方法

ポール式器具での固定方法

ポール式器具での固定家具と天井との隙間に設置する棒状のタイプは、家具の両側の側板の位置に設置します。

天井に家具を支えるだけの強度がないと効果が少なくなるので、天井側に厚めの板を渡し、板・家具とポールをねじ止めすると効果的です。

家具と天井との間が大きく空いている場合や奥行きのない家具にはあまり効果はありません。

ストッパー式器具での固定方法

ストッパー式器具での固定方法

ストッパー式器具を固定家具の前方下部に挟み、家具を壁側に傾斜させる方法です。少し壁から離し、傾けると固定が容易にできます。

最近の冷蔵庫には重量が100キログラムに近いものがあり、地震での転倒は大変危険です。

また、利便性を考慮したキャスター付の家具がありますが、地震の揺れで移動することがあるので、ストッパー式での固定は効果的な方法ではありません。

マット式器具での固定方法

マット式器具での固定方法

マット式器具で固定粘着性のゲル状のもので家具の底面と床面を粘着させるタイプです。テレビなどの固定にも多く用いられています。

しかし、高いところ、テレビ台からはみ出している場合は効果的ではありません。

その他の対策方法

家庭や職場にはまだまだ危険が潜んでいます。家具には、開き扉ストッパーやビン類落下防止具があります。

窓ガラスにはガラス飛散防止フイルム、つり下げ式照明器具の落下防止用補強などがあります。

部屋の使用用途に合わせて有効な対策を行いましょう。

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