河川整備事業について

更新日:2018年08月27日

河川整備事業

1.河川の種類について

河川の管理区分と管理者

河川とは

地表に降った雨や雪などの水が、海や湖などに注ぎ込む流れの筋と、そこを流れる水の総称です。

流域とは

地表に降った雨や雪が、河川に流れ込む集水の範囲のことです。

水系とは

同じ流域のなかにある河川と関連する湖や沼などの総称です。

河川法とは

国土の保全や公共の利害に関わりが大きい水系を一級または二級河川に指定し、水害の防止、適正な利用、そして河川環境の保全等、河川を総合的に管理するために定められた法律です。

また、河川は公共の施設として、災害を防ぐため正しく管理されなければなりません。その権限を有し、義務を負うのが、河川管理者です。河川及びその周辺で一定の行為をする場合は、許可などが必要となりますので、各河川の管理者へお問い合わせください。

河川区分イメージ図

一級河川では特に重要な区間を「国土交通大臣管理区間」、それ以外で都道府県知事に委任している区間を「指定区間」と呼びます。

2.大津市域の河川の指定について

区分:大津市域内の本数
一級河川:74本
二級河川:無し
準用河川:11本
普通河川:普通河川は、身近で小規模の川で、市域に非常に多く存在します。

3.整備事例の紹介

用悪水路維持修繕事業

道路や河川、ため池等の「公共物」のうち、道路法、河川法、下水道法等によって管理の方法等が定められているものを「法定公共物」といいます。これに対し、それらの法が適用又は準用されないものを「法定外公共物」といいます。
河川法の適用されない法定外公共物(水路や河川)を普通河川として管理しています。これらの普通河川の維持(浚渫・除草)修繕(壊れた部分の補修)、改修などを用悪水路維持修繕事業として実施しています。

用悪水路浚渫工事

植物や土砂が堆積していた水路の浚渫を行いました。

用悪水路修繕工事

水路の底のコンクリートが朽ちていた水路の修繕を行いました。

河川改修事業

準用河川や普通河川のなかでも、護岸高が概ね1メートル以上ある規模のもので、計画的に改修が必要となるものについて、河川改修事業として実施しています。

国分川

国分川(大津市石山千町)
岩間山より流れ出て瀬田川へ流れ込む国分川は、曲がりくねった川のため、沿線地域では溢水被害が度々ありました。その被害をなくすため、平成16年度から改修工事を行っています。
川底には、自然素材の間伐材(良好な植林地を保つために間引かれた木)をはめこんだブロックを敷き、また、護岸には自然環境や周辺景観を考えて環境保全型空積ブロックを使用しています。このような材料を使い、多様な生き物がくらせる河川づくりを行っています。

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お問い合わせ先

建設部 道路・河川管理課
〒520-8575 市役所本館4階
電話番号:077-528-2782
ファックス番号:077-521-0427

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