令和6年度平和啓発事業
大津市では、平和についてより理解を深めていただくため、様々な平和啓発事業を行っています。
堅田中学校にて平和祈念コンサートを実施しました
大津市では毎年度、市内中学校において、次世代を担う中学生の皆さんに向けて平和祈念コンサート「地球のステージ」を実施しております。
紛争、災害、貧困の地で生きる人の姿をコンサートを通して伝えることで、生徒の皆さんの生きる力をはぐくむことを目的に実施しております。
歌い手の桑山さんは、精神科医、心療内科医、医学博士でNPO法人地球のステージ代表理事。
日本での診療の一方、パレスチナ、東ティモール、地震等の被災地での国際医療支援活動を行っておられます。
コンサートの様子
今年度は、5月31日に堅田中学校にてコンサートを実施しました。
桑山さんは、イスラエルとハマスの戦闘が続くガザ地区での危機的な状況や、ロシアの侵攻を受けているウクライナの避難者について説明され、実際の経験に基づくお話と映像を交えながら、苦難のなか力強く生きる人たちの姿を伝えられました。
「飢えや渇きよりも、世界中から忘れ去られることが一番怖い」という現地の方の声や「みんなのクラス、学年、学校が平和であることが、世界が平和であるための礎」とのメッセージに、生徒の皆さんも耳を傾けられていました。
平和祈念展を開催しました
広島平和記念資料館より借用した原爆に関するポスターやDVD映像を展示、上映しました。
ご来場いただいた方には、実際に広島に投下された原子爆弾の実物大ポスターなどの展示物から、原爆の恐ろしさや平和の大切さを学んでいただきました。
広島平和記念式典に出席しました
原爆投下から79年となる令和6年8月6日、広島市の平和記念公園で開催された平和記念式典に参列しました。
式典では、被爆者やその遺族、そして多くの市民、子供たちが黙祷し、平和への祈りを捧げました。市長の平和宣言では、核兵器廃絶と世界恒久平和のメッセージが強く訴えられ、核兵器の使用という悲劇を二度と繰り返してはならないという思いが伝わりました。私たち一人一人が平和への思いを持ち続けることの大切さを実感しました。
平和の鐘撞きを実施しました
令和6年8月15日12時
終戦の日に、大津市内の寺院・教会等約300か所に呼びかけ、一斉に鐘を撞き、戦没者のご冥福と世界の恒久平和を祈りました。
今年度の式典開催場所である西徳寺(瀬田学区)では、遺族会関係者、寺院関係者や市関係者等が集まり、鐘を撞きました。
平和関連サイト
世界連邦平和都市宣言に関する決議
戦争を防止し、地上に原水爆のおそれのない恒久平和を実現することは、今や全人類の悲願である。
大津市は日本国憲法を貫く平和精神に則り、世界連邦建設の趣旨に賛同し、全世界の人々と共に人類永遠の平和確立のため、努力することを宣言する。
昭和44年3月20日決議
「ふるさと都市大津」恒久平和都市宣言に関する決議
世界の恒久平和は、人類共通の願いである。
わたくしたちは、「ふるさと都市大津」の豊かな自然と古来からの香り高い文化にはぐくまれ、日々平和を享有している。
この平和を恒久のものとするため、世界唯一の核被爆国の国民として、全世界の人々に被爆の恐ろしさ、苦しみを訴え、その惨禍を二度と繰り返してはならない。
大津市は、世界平和を願い、積極的に国際交流をはかり、外国諸都市との友好関係を深めてきている。
わたくしたちはこの恒久平和の実現を願い、国是である非核三原則を堅持し、世界連邦平和都市宣言とともに核兵器廃絶をめざし、核戦争防止を強く訴え、ここに「ふるさと都市大津」恒久平和都市を宣言する。
昭和62年6月17日決議
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更新日:2024年09月26日