大津市のトップアスリート紹介(サッカー 渡邊凜選手)

更新日:2021年01月04日

 2020年1月に開催された「第28回全日本高等学校女子サッカー選手権大会」で優勝を飾った藤枝順心高校(静岡)。大津市出身の渡邊凜選手はチームの優勝に貢献したメンバーの1人だ。高校卒業後、なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重(以下、くノ一)に入団し、新たなスタートを切った渡邊選手に、話を聞いた。

自分で決断したサッカーへの道

 渡邊選手がサッカーの世界に入ったのは小学校1年生。石山スポーツ少年団サッカー部に入団したのがきっかけだった。父が指導者、兄もサッカーをしているという環境の中で、自分も自然とサッカーをやりたいと思うようになったという。

 渡邊選手が本格的にサッカーへの道を意識することになったポイントは、小学校卒業後、地元大津市を離れ、大阪で寮生活をしながらプレーする決断をしたことだ。当初はホームシックになることもあったが、自分の好きなサッカーでどれだけ力を出せるか試してみたかったとのこと。大阪で女子選手と練習を重ねるだけではなく、週末には大津市に戻り、男子選手と試合を行う日々を送った。

 その後、年代別の日本女子選抜に選出され、レベルの高い選手との練習で刺激を受けながら、着実に実力を伸ばし、女子サッカーの強豪校である藤枝順心高校サッカー部へ。ドリブルとスピード感のある動きを強みにして、総勢60名にもなる大所帯の中でも頭角をあらわし、高校女子サッカー界の頂点に立つことができた。

 在学中にくノ一の練習への参加を経て、なでしこリーグの中でプレーしたいという思いから、迷いなく高校卒業後の入団を決めたという。

プレー中の渡邊選手の横顔
プレー中の渡邊選手 ボールと選手の様子

プレー中の渡邊選手

入団後、練習自粛とひざのケガを乗り越えて

 くノ一に入って感じたのは、選手のフィジカル、スピードの違い。また、筋力トレーニングなど基礎的な体力づくりに重点を置いた練習方法にも新鮮さを覚えたという。

 新しい環境でなでしこリーグの選手としてのキャリアをスタートさせた渡邊選手だったが、新型コロナウイルス感染症の影響での練習自粛、そしてひざのケガに見舞われた苦しいシーズンとなった。2020年4月から1ヶ月程度の練習自粛期間を経て、リーグの開幕が決まり、通常の練習が再開された直後に左ひざを痛め、手術を行った。

 しかし、今後に向けての思いは前向きだ。今は、来シーズンの試合に出場することを目標に、ケガを完治させるため、じっくりとリハビリに取り組んでいる。

試合で活躍する姿が家族への恩返しになる

 将来の目標については、試合で活躍し、得点王になることだと語ってくれた。

 渡邊選手のこれまでの活躍や今後の活動への原動力になっているのは、サッカーで家族への恩返しがしたいという気持ちだ。中学から地元を離れて寮生活を始めた渡邊選手を支え、応援してくれる家族の存在があったからこそ、本格的にサッカーをプレーできる環境に身を置き、実力を発揮することができたのだろう。

 なでしこリーグで活躍する姿を通して、家族にもその気持ちは伝わるに違いない。

 今後、渡邊選手がケガを乗り越え、なでしこリーグの舞台で縦横無尽に駆け回る姿が見られることを期待しよう。

渡邊凜選手 記念撮影の様子

令和2年度の大津市スポーツ奨励賞を受賞した渡邊選手

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