設計違算による工事請負契約の解除について
令和6年3月5日に大津市企業局が開札した下記工事につきまして、設計違算により適正な入札が実施できなかったことが判明したため、工事請負契約を解除し、改めて入札を行うことにしました。
この度は、当工事の受注者やその他の入札参加資格者の方々、市民の皆様に多大なご迷惑をお掛けし、信頼を損なう結果になりましたことに対しまして深くお詫びします。
1.工事請負契約の内容
工事名:水道工事に伴う舗装復旧工事(36-2)
工事場所:大津市和邇中ほか
請負金額:金77,459,800円
契約日:令和6年3月12日
受注者:A社
2.経過
令和6年4月初旬に、当該工事の設計書に関する公文書公開請求があり、公開に向け設計書を確認したところ、設計金額に誤りがあることが判明しました。
受注者であるA社におかれましては、本来であれば落札者とならないことから、企業局としては、適正な入札が実施できなかったことを重く受け止めるとともに、A社は工事着手に向け準備を進められていましたが、現場は未着手であったことからも、A社の合意を得て契約解除を行うに至りました。
3.対応について
工事請負契約に基づく契約解除と共に、契約日から契約解除に掛かった経費、582,980円につきまして、受注者A社へお支払いします。
また、その他の入札参加資格者(9社)の方々に対しまして、謝罪と説明を行いました。
なお、契約解除を行った工事につきましては、改めて入札を実施します。
4.再発防止策
受注者であるA社やその他の入札参加資格者の方々に多大なご迷惑をおかけしたことや、損害金が発生したことで市民の皆様にも信頼を損ねる結果となったことを重く受け止め、設計違算は、損害賠償のリスクが発生するという重大な事態につながることを局内に改めて周知徹底します。また、発生しやすいミスに対する更なるセルフチェックやダブルチェックにより効果的なミス防止の取り組みを行うことに加え、設計積算の適正な技能習得を目的とした技術研修会を実施するなど再発防止に努めます。
更新日:2024年05月23日