皇子山中学校における出前講座について

更新日:2024年02月02日

皇子山中学校における介護事業者による出前講座の様子

授業の流れ

1 聞いてみよう(10分間)

  • 「長等の里」とはどんな所?
  • 高齢者の特徴について

2 体験してみよう(30分間)

  • 「高齢者体験グループ」と「着脱介助グループ」の2つに分かれて、それぞれ体験します。
  • 自分が体験してどう感じたか、他の人が体験している様子はどうだったかなど、感想を記録しましょう。

 高齢者体験グループ・・・前かがみの姿勢になるベルトや杖などの体験グッズを使って、高齢者の疑似体験をします。

 着脱介助グループ・・・身体の片側にまひがある場合の衣類の着脱を体験します。

3 まとめ(10分間)

  • 授業を振返り、高齢者との関わりについて考えます。

1 聞いてみよう

介護職員がパワーポイントを用いて講義する様子

 「長等の里」は高齢者を介護する施設であり、また、地域とのつながりが大切であると考え、積極的に地域に出向いてると説明がありました。

 次に生徒の皆さんに高齢者のイメージを聞きながら、高齢者の特徴として、年を取ってくると様々なところが衰えてくることを伝えられました。

 高齢者になると、今まで当たり前にできていることにも影響が出てくると説明があり、次の体験につなげられました。

2 体験してみよう

高齢者体験グループ

高齢者疑似体験グッズを生徒につけてあげている介護職員の様子

高齢者疑似体験グッズの取り付け

高齢者の疑似体験グッズをつけて歩く生徒の様子

高齢者疑似体験グッズをつけて歩く生徒

高齢者の疑似体験グッズをつけて歩く生徒の様子

高齢者疑似体験グッズをつけて歩く生徒

感想

  • 頭が下がるので前が見えない
  • 腰が曲がって辛い
  • いつもこんな体勢だと大変
  • イスから立ち上がりにくい

着脱介助グループ

生徒が右腕がまひした状態になり、上着の着脱をする様子

右腕がまひした状態にして上着を着脱

右腕がまひした高齢者役の介護職員の着脱を解除する介護職員の様子

着脱介助のやり方の見本を見せる介護職員

右腕がまひした高齢者役の生徒の着脱を介助する生徒の様子

着脱介助をする生徒

感想

  • 襟元のチャックを上げ下げするのが特に難しい
  • 教えてもらったように、はじめにひじまできちんと服を通すと、うまく着ることができた
  • 袖に腕が通らない
  • 服がうまく着れない、着にくい
  • ちゃんと着せられへん

まとめ

介護職員から介護体験を通じてわかったことなどのまとめをする様子

 皆さんの周りや地域に高齢者の方がおられると思うので、できることは高齢者自身でやることが大切だけれど、できないことをできるようにサポートしてあげることも大切です。体の不自由な方をサポートすること、また気持ちの面でも高齢者の生きがいをサポートすることが「介護の仕事」です。高齢者になって衰えて色んなことができなくなるのではなく、サポートすればできることがあります。皆さんの周りや地域で困っている人に気づいてあげてください、そして、助けてあげてください。そのようなことができれば地域は住みやすい、あたたかい地域になります、と授業のまとめをされました。

生徒から長等の里の皆さんへ感想とお礼

講師に今回の授業の感想とお礼を言う生徒の様子
講師に今回の授業の感想とお礼を言う生徒の様子
講師に今回の授業の感想とお礼を言う生徒の様子
  • 体験を活かしサポートして、高齢者の方に楽に生活してほしい
  • 私たちが普段、何気なくやっていることが高齢者の方にとっては大変だということがわかった
  • 困っている高齢者がいたら助けてあげたい
  • 高齢者の体験をして、高齢者は大変なことが多いのでサポートしてあげたい
  • 地域で困っている人を見つけたら助けたい などの感想と授業へのお礼の言葉がありました。

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