細菌性赤痢

細菌性赤痢とは

赤痢菌による急性感染性大腸炎です。
患者の便や、便で汚染された水や食品を感染源とする経口感染症です。

感染力が非常に強く、少量の菌が体内に入っただけでも感染することから、ヒト
からヒトへの直接感染の危険性もあります。

海外旅行での感染のほか、国内での感染もみられ、ときに幼稚園、保育園や福祉施
設などで集団発生となることもあります。

発熱、腹痛、下痢などがあり、下痢の程度は軟便から水様便まで様々で、時に血便になることもあります。
重症になると、少量の膿粘血便（のうねんけつべん）を繰り返します。
多くは、感染から1～5日（多くは3日以内）後に症状が現れます。

軽症の下痢や、無症状のままの場合もあります。
症状は、一般に成人よりも小児の方が重いとされています。

上下水道が十分に整備されていない地域では、水系が汚染されている可能性があります。
汚染地域と考えられる国では、生もの、生水、氷、生野菜、カットフルーツなどは飲食しないようにしましょう。

「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、細菌性赤痢の病原体を保有しなくなるまでの期間は飲食物の製造、販売、調製または取り扱いの際に飲食物に直接接触する業務に就くことができません。

細菌性赤痢は第三種の感染症に指定されており、治癒（病原体を保有しなくなるまで）は、出席停止することが望ましいとされています。

また、水質管理や手洗いの励行などの日頃の指導が重要とされています。

健康保険部保健所保健予防課感染症対策係
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1番1号　明日都浜大津1階
電話番号：077-522-7228
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