手足口病

更新日:2023年09月08日

手足口病とは

エンテロウイルス、コクサッキーウイルスによって起こる感染症です。5歳以下の乳幼児を中心に、主に夏に流行します。成人も感染、発症することがあります。

症状について

潜伏期間は3~5日です。

口の中、手の平、足に水疱性の発疹が出ます。肘、膝、尻に発疹が出ることもあります。

発熱は約3分の1に見られますが、38℃以下のことがほとんどで、通常、高熱が続くことはありません。ほとんどは数日間で治りますが、まれに髄膜炎、脳炎などの合併症を引き起こすことがあります。

ウイルスによっては、発症の数週間後に爪がはがれることがあります。

感染経路について

飛沫、接触、糞口(便の中に排出されたウイルスが口に入る)で、感染します。

症状が治まった後も、2~4週間は便にウイルスが排出されることがあります。

また、原因となるウイルスが複数種類あるため、他の種類のウイルスに感染し、再度、手足口病を発症することもあります。

治療について

手足口病に特効薬はなく、特別な治療方法もありません。症状に応じた治療になります。

高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに応えない、ぐったりしているなどの様子が見られる場合は、合併症の可能性があるため、すぐに医療機関を受診しましょう。

予防について

  • 流水と石けんで手洗いをしましょう。
    感染者は排便後を中心に、こまめに手洗いをしましょう。オムツ交換後や回復後も手洗いが大切です。また、複数人で同じタオルを使うことは避けましょう。
     
  • 乳幼児の排泄物を適切に処理しましょう。
    排便後のオムツは、袋に入れて袋の口をしばるか、ふた付きのゴミ箱に入れ、空気中にウイルスが浮遊しないようにしましょう。

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