子どもの交通安全上のポイント

更新日:2023年03月06日

子どもたちの傾向について

幼児の交通安全は家庭から

幼児に対する交通安全教育は、「家庭」でつくられます。保護者をはじめ、幼児を取り巻く人々が、交通安全について関心を持ち、交通ルールの理解を深め、お手本となる行動を実践することが大変重要になります。

道路交通法第14条
児童・幼児の路上遊戯の監督・付添いの義務
児童や幼児を保護する責任がある者は、交通のひんぱんな道路または踏切やその付近の道路で、児童や幼児を遊ばせたり、また、自分または自分に代わる監護者が付き添わないで幼児をひとり歩きさせてはならない。
親子のイラスト

【大切な子どもを守るために・・】

  • 手をつなぐことが大切です!

危険を感じた時に、子どもを守ることができるように、道路を歩く時はもちろん、駐車場などでも、子どもの手をしっかりつないで歩きましょう。そして、道路を歩く時は、大人が車道側を歩きましょう。

歩きスマホをしているイラスト
  • 歩きスマホは危険です!

子どもを守るためには、保護者が周囲の危険を察知しなければなりません。歩きスマホは、周囲への注意がおろそかになりますので絶対にやめましょう。

*大津市交通安全条例により禁止されています

シートベルトをするイラスト
  • 車に乗ったらチャイルドシートを着用しましょう

【道路交通法71条の3第3項】 運転者は、チャイルドシートを使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。(ただし、負傷や傷病などの除外規定があります)

子どもが嫌がるからといって抱っこをしてしまうと、嫌がると座らなくていいと思ってしまいます。赤ちゃんの頃からチャイルドシートを着用させ、習慣づけましょう。

子どもの特性を理解し、交通安全を伝えましょう

幼児期の子どもは、身体的にも精神的にも発展途上にあり、決して小さな大人ではありません。幼児には幼児の世界があり、それぞれの時期にあったものの見方、考え方が育っていきます。それぞれの年齢に合わせた交通安全教育をすすめていくうえで、その特性を知ることが大切です。

  • 幼児に見える世界は大人と違う

幼児は、大人に比べると視野は狭く、視点も低いです。「右見て、左見て」と声をかけても大人には発見できる危険が子どもには見えていないこともあります。頭を動かして周りを見るように声をかけましょう

大人の視野を示すイラスト

水平方向の視野 大人150度 子ども90度

子どもの視野を示すイラスト

垂直方向の視野 大人120度 子ども70度

  • 一つのものに注意が向くと周りのものが目に入らなくなる

幼児は、興味を引くものを見ると他のことを全く忘れて、道路に飛び出すことがあります。飛び出した時に、「名前を呼んだり」、「危ない」と声をかけてしまうと保護者の方へ走り寄ってしまいます。その時は、「そっちへ行くので止まって待っててね」という風に声をかけるようにしてましょう

車と子どものイラスト
  • その時々の気分によって行動が変わる

幼児は、うれしいことがあると飛び跳ねたりはしゃいだりします。逆に叱られたりすると、そのことで頭がいっぱいになり、周りを見ないで道路を歩いたりします。出かける前に叱ったり、せかしたり、あせらせたりすることはやめましょう

 

  • あいまいな言葉は理解できない

幼児は、体験や知識が少ないため「危ない」「注意しなさい」といった言葉では、「何が危ないのか」「何に注意すればよいのか」が理解できません

車道を渡る子どもの様子
  •  大人のまねをしたり、大人に依存しやすい

 幼児は、周囲の状況について十分な判断がつかず、大人のまねをよくします。また、大人がいると自分で判断せず、大人に依存して行動しがちです

子どもと車のイラスト
  • とまっている車のそばやちょっとした物かげで遊ぶ傾向がある

 幼児は隅っこやちょっとした物かげに隠れたりして遊ぶのが好きですが、止まっている車の近くには危険がいっぱいです 

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