令和5年度平和啓発事業
大津市では、平和についてより理解を深めていただくため、様々な平和啓発事業を行っています。
日吉中学校文化祭にて平和祈念コンサートを実施しました
日吉中学校生徒会の皆さんの協力のもと、文化祭のプログラム中に平和学習を目的としたコンサート「地球のステージ」を盛り込んで頂き、実施をしました。
歌い手の桑山さんが、実際に海外の診療の場で経験されてきたお話と映像を交えて、苦難の中力強く生きる人たちの状況を伝えて頂きました。
生徒の皆さんが、自身の学校生活と海外の状況を対比することで、日々の平和の大切さを実感するきっかけになったと思います。桑山さんは公演の中で「世界には希望しても学校に通えない人々がいて、彼らは自らの状況を日本の皆さんに伝えてほしいと言っていた。皆さんには、そのことを理解したうえで、本日の文化祭を全力で楽しんでほしい。」と生徒の皆さんに向けてメッセージを述べられました。
日吉中学校の生徒の皆さんに向けて平和祈念コンサートを行います
大津市では、年度ごとに市内の中学校において、次世代を担う中学生の皆さんに向けて平和祈念コンサート「地球のステージ」を実施しています。
紛争、災害、貧困の地で生きる人の姿をコンサートの中でお伝えし、生徒の皆さんの生きる力をはぐくむ目的で実施しております。
今年度は、日吉中学校の皆さんに向けて文化祭のプログラム中でコンサートをお届けします。
歌い手の桑山さん(写真左)は、精神科医、心療内科医、医学博士。NPO法人地球のステージ代表理事。
日本で医師として診療を行われる一方で、パレスチナ、東ティモール、地震等の被災地での国際医療支援活動を行っておられます。
桑山さんは、世界の紛争、災害の地で現役医師として、医療支援活動に取り組まれている中で、多くの人に出会って来られました。
困難な中で明るくたくましく生きる人の姿をオリジナルの音楽と大画面の映像で日吉中学校の皆さんにお届けします。
平和祈念展に多くの方にご来場いただきました
8月の平和祈念展には、多くの皆様にご来場いただきました。
県内の戦時中の出来事を記録したパネルを見ていただき、当時の資料を実際に手に取って見ていただきました。戦争体験者の証言を記録した映像を熱心に聞いておられる方もいらっしゃいました。
皆様に身近な県内の資料を見ていただき、ご自身の住んでおられる地域で過去にあった戦争のことを学んで頂きました。平和について身近に感じて頂けたと思います。
広島平和記念式典へ出席しました
原爆投下から78年となる令和5年8月6日、広島市の平和記念公園で開催された平和記念式典に参列しました。
令和2年度から新型コロナウイルス感染症の影響で規模が縮小されて実施されていましたが、今年度は規模縮小前の例年並みの規模で開催され、被爆者やご遺族ら約5万人参列されました。
献花、黙祷の後、広島市長から平和宣言がなされ、来賓からの挨拶がありました。
岸田首相の挨拶では、G7広島サミットにおける成果についても言及され核軍縮を巡る国際的な分断がある中で、核兵器のない世界の実現に向け、被爆への正確な理解を促すことが大切であると述べられました。
平和祈念展について
滋賀県平和祈念館から戦時中における県内の「くらし・できごと」を記録したパネル及び当時実際に使用されていた物品を借用し、展示します。加えて、会場内に小型のスクリーンを設け、戦争・原爆に関するアニメーションを上映します。
【期間】令和5年8月21日(月曜)~令和5年8月25日(金曜)
【時間】9時~17時
【場所】市役所1階市民ギャラリー
平和関連サイト
世界連邦平和都市宣言に関する決議
戦争を防止し、地上に原水爆のおそれのない恒久平和を実現することは、今や全人類の悲願である。
大津市は日本国憲法を貫く平和精神に則り、世界連邦建設の趣旨に賛同し、全世界の人々と共に人類永遠の平和確立のため、努力することを宣言する。
昭和44年3月20日決議
「ふるさと都市大津」恒久平和都市宣言に関する決議
世界の恒久平和は、人類共通の願いである。
わたくしたちは、「ふるさと都市大津」の豊かな自然と古来からの香り高い文化にはぐくまれ、日々平和を享有している。
この平和を恒久のものとするため、世界唯一の核被爆国の国民として、全世界の人々に被爆の恐ろしさ、苦しみを訴え、その惨禍を二度と繰り返してはならない。
大津市は、世界平和を願い、積極的に国際交流をはかり、外国諸都市との友好関係を深めてきている。
わたくしたちはこの恒久平和の実現を願い、国是である非核三原則を堅持し、世界連邦平和都市宣言とともに核兵器廃絶をめざし、核戦争防止を強く訴え、ここに「ふるさと都市大津」恒久平和都市を宣言する。
昭和62年6月17日決議
感想について
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更新日:2023年10月16日