衣川廃寺跡(きぬがわはいじあと)
国指定史跡
衣川廃寺は、琵琶湖へ張り出した小丘陵の東端部に造られました。北は天神川、南は御呂戸川が形成する谷に挟まれた地域にあります。
1975年に実施された発掘調査の結果、二つの建物跡(東方建物:塔跡・北方建物:金堂跡)、瓦窯などの遺構が確認されました。
北方建物の東側で工房跡と推定される竪穴状遺構も発見されています。
衣川廃寺は、塔跡と金堂跡が直線的に並ばず、しかも隣接しているという特殊な伽藍配置をもちます。出土したものから、7世紀中頃に創建された滋賀県内最古の寺院であり、七世紀末頃にはすでに廃れてしまったと考えられています。
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更新日:2024年04月04日