織部古墳(おりべこふん)

更新日:2024年09月09日

この場所には、1912年に発見された織部古墳がありました。約1700年前のもので、直径約30メートル、高さ3メートルの円墳と推定されています。

この古墳からは、鉄の剣や鉄の斧の他に、邪馬台国(やまたいこく)の卑弥呼(ひみこ)が中国の魏(ぎ)という国からもらったとされる三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)が出土しました。この鏡の裏面には、神様と竜のような獣が4体ずつと、周りに銘文(めいぶん)が記されています。銘文には「徐州(じょしゅう)の銅で、洛陽(らくよう)の工人が鏡を作った」と書かれ、この鏡が魏で作られた根拠となっています。同じ型で作った鏡が奈良県や京都府、岡山県などで見つかっています。ただし、三角縁神獣鏡は中国から見つかっていないため、日本で作られたという意見もあります。

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