【救急高度化推進室】「自動心臓マッサージ器」の運用を開始します
大津市消防局では、「自動心臓マッサージ器」を導入し、令和4年3月から市内すべての救急隊(10隊)で運用を開始します。
自動心臓マッサージ器とは

「自動心臓マッサージ器」とは、心臓や呼吸が止まってしまった傷病者に対して救急隊員が用手で行っていた胸骨圧迫(心臓マッサージ)を自動で行うための機器です。
導入の目的及び効果
突然、心臓や呼吸が止まってしまった人への応急手当については、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を中断することなく続けることが重要であるとされており、通常は救急隊員が自身の手で胸骨圧迫を実施していますが、狭い場所や階段等を移動する場合においては、一時的に中断するしかありませんでした。
今回、導入した「自動心臓マッサージ器」を装着することで、これまで胸骨圧迫を中断せざるを得なかった場面でも、救急隊員の代わりに胸骨圧迫を中断することなく実施できるようになります。
また、走行中の救急車内や長距離の搬送でも、これまでよりも効果的で安定した胸骨圧迫を実施することが可能となり、心肺停止した傷病者の救命率向上が期待できます。
今後、心肺停止した傷病者に対する救急活動において「自動心臓マッサージ器」を使用することがありますので、皆様のご理解とご協力をお願いします。

救急隊員による胸骨圧迫

自動心臓マッサージ器による胸骨圧迫