山岳遭難防止の取組について
比良山系における山岳遭難防止の取組について
北消防署の管内には、大津市と高島市を跨ぐように位置する関西有数の山岳地、比良山系という連峰があります。比良山系には、最高峰の武奈ヶ岳(標高1214メートル)をはじめとして、打見山(標高1103メートル)、蓬莱山(標高1174.3メートル)の標高1000メールを超える山々が広がっており、山頂から望むことの出来る琵琶湖の絶景や美しい緑の景観が楽しめことから数々の登山愛好家が訪れる人気スポットとなっています。
しかし、比良山系では道迷い遭難や、転倒、滑落による受傷・死亡事故が発生しています。
(獅子岩周辺から望む琵琶湖)
(夜間の山岳救助活動)
令和7年4月から12月までの比良山系における山岳遭難事故の発生件数は、17件で、道迷い遭難と滑落事故が多くを占めています。なお、令和8年1月から6月までの山岳遭難事故は9件発生しています。
発生状況(令和7年4月~12月)
| 4月 | 1件 |
|---|---|
| 5月 | 2件 |
| 6月 | 4件 |
| 7月 | 3件 |
| 8月 | 5件 |
| 9月 | - |
| 10月 | 1件 |
| 11月 | 1件 |
| 12月 | - |
発生状況(令和7年4月~12月)
| 4月 | 負傷1件 |
|---|---|
| 5月 | 負傷1件、道迷い1件 |
| 6月 | 負傷3件、道迷い1件 |
| 7月 | 負傷1件、道迷い1件、誤報1件 |
| 8月 | 負傷2件、道迷い2件、滑落1件 |
| 9月 | - |
| 10月 | 誤報1件 |
| 11月 | 負傷1件 |
| 12月 | - |
特に、近年では、中高年の方の遭難事例や、県外からの登山者の方による事故が多発しています。(比良山遭難防止対策協議会調べ)
道迷い遭難事例では、登山道から道を逸れてしまった登山者の方が、斜面を降り、急峻な沢に降りてしまい、滑落したのち、命を落としてしまうといった悲しい事故も過去には発生しています。
そこで、北消防署では、「山を楽しむ御守」、通称「山楽御守」を登山者の方々に配布しています。「山楽御守」には、山で遭難してしまった際に命を守るための必要な手段についてのアドバイスを掲載しています。御守サイズのラミネート加工がされたものとなっていますので、登山中の携帯に最適です。

(山を楽しむ御守『山楽御守』)
「山楽御守」には、遭難した際に命を守るための心構えが記載されたチラシや外国人の方向けの119番通報要領が記載されたページを読み込むことの出来るQRコードも記載されています。
定期的に登山口での啓発活動の際や、登山道上のレスキューポイント調査の際に、消防隊員が配布しておりますので、是非ご活用ください。
関連ページ
Dial 119 Emergency Report Procedure(外国人向け119番通報要領)

