入浴事故にご注意ください!

高齢者の入浴事故について

厚生労働省の人口動態統計(平成29年)によると、家庭の浴室での溺死者数は、平成28年は5,138人であり、平成26年と比べて増加しており、平成18年から平成28年までの10年間で約1.5倍に増加しています。また、年齢別にみてみると、65歳以上の高齢者の家庭内浴室での溺死者数は全体の約9割を占めており、大津市でも65歳以上の溺死者数が全体の86%を占めています。

全国での入浴中溺死者数推移

大津市での入浴中の溺死者数年齢別グラフ

入浴事故の増える時期

大津市における入浴中の事故を月別でみてみると、11月~2月に年間の約半数を占めています。冬場に入浴中の事故が起こりやすい要因として、気温の低下が考えられます。

大津市内での入浴中の事故月別グラフ

冬場に起こりやすい入浴事故の対策と予防

冬場に起こりやすい入浴に関する事故としてヒートショックがあります。

ヒートショックとは、急激な温度の変化によって血圧が大きく変動するなど、身体に大きな負担がかかることで起こり、失神、不整脈などの症状が見られます。重傷の場合は死に至ることもあります。持病がない健康な方でもヒートショックは起こりえます。

ヒートショック イメージイラスト

気温が低くなる冬場の脱衣所や浴室は特に気温が低くなりがちです。衣服を脱いで急に浴槽に張った熱いお湯につかると、急激な温度差によって大きく血圧が変動し、ヒートショックが起こりやすい条件となります。

厚生労働省によると、「入浴中急死は、体温上昇および低血圧による意識障害のために出浴が困難となり、さらに体温が上昇して致死的になる病態(熱中症)と考えられた」とあります。

予防と対策
  • 入浴前にあらかじめ脱衣所や浴室を温める、浴室に入る前にシャワーのお湯を出しておいて蒸気で浴室を温めるなどして温度の変化を少なくする。
     
  • 湯温は41度以下、浴槽につかる時間は10分以内に。
    熱いお湯につかること、長時間お湯につかることで体温が上昇しやすくなります。たとえ半身浴であっても長時間お湯につかっているとのぼせることがありますので、湯温は41度以下にして、浴槽につかる時間も10分以内にしましょう。
     
  • 浴槽からはゆっくり立ち上がる
    お湯につかっている間は身体に水圧かかっているので、急に浴槽から立ち上がることで急激な血圧変動を起こすことがあります。また、転倒の危険もあるので、手すりや浴槽の縁などをもってゆっくりと立ち上がるようにします。

浴室での転倒イメージイラスト

  • 一人で入るときは家人に声をかけてもらう
    入浴中の事故は早期発見がとても重要です。日頃から、一人で入浴する際には家人にひと声かけてから入り、入浴時間がいつもより長い時は声掛けをしたり、様子を伺うなどしましょう。
     
  • 飲酒後、食後の入浴は避ける
    食後は食後低血圧での失神のリスクがあるので、食後の入浴は避けるようにしましょう。体調が優れないときや、睡眠薬などを飲んだ後の入浴も思わぬ事故が起こる可能性があるので避けましょう。

事故の予防・早期発見が重要です!また、急変時には医療機関の受診も忘れずに。

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