大津市消防局 教育制度・福利厚生について
教育制度
消防に関する知識や技能の習得・向上のため、滋賀県消防学校で様々な教育訓練を受けます。
また、高度な知識や幹部として必要なマネジメント能力を習得するため、消防大学校(東京都)で教育を受ける機会もあります。
1.滋賀県消防学校について
(1)初任教育
新たに採用された消防士は、消防署などに配属される前に、初任教育として約6ヶ月間、滋賀県消防学校(滋賀県東近江市)に入校し、 消防士としての基礎的な知識や技能、体力を身につけます。消防職員として必要な服務規律や安全管理についても学びます。
- 基礎教育(消防組織や法制度や服務規律など)
- 実務教育(各業務に関する基礎知識や消防用設備・建築に関すること)
- 実科訓練(消防活動における基本的な動作等を学ぶほか、体力錬成も行う)
(2)その他の教育課程
従事する業務に応じて必要となる知識・技能やキャリアアップの過程で必要となる事項を学ぶために「専科教育」、「幹部教育」などが行われています。
- 専科教育(救急、救助、予防、火災調査など、業務に応じて必要な事を座学と実技により学びます。)
- 幹部教育(現場指揮や部署の管理職などに必要となる事項を学びます。)
2.消防大学校について
消防大学校(東京都調布市)では、各消防本部の幹部となる職員に対する高度な教育や緊急消防援助隊(大規模災害発生時などに全国の消防本部から出動する応援部隊)の活動を想定した高度な教育訓練などが実施されます。
福利厚生
消防職員は地方公務員になりますので、大津市役所の職員と同様に、様々な支援の仕組みが活用できます。
出産・子育ての時期には、法令等に基づいた休暇・休業制度が活用できます。
出産・子育ての支援制度について
(1)産前産後休暇
女子職員が産前から産後にかけて取得することが可能で、多くの職員が使用している制度です。
(2)育Men休暇
男性の育児参加を目的に、産前から産後にかけて10日以内で取得可能です。大津市では、取得率100%を目標としています。
(3)育児休業
原則として子供が3歳に達するまでの間、育児休業をすることが可能です。
(4)育児部分休業
育児の状況にあわせて、勤務時間前後で2時間以内の部分で休業が可能です。
(5)育児短時間勤務
育児と仕事の両立を目的に、短時間の勤務を認める制度です。
勤務体制
勤務体制は、事務的な仕事を担当する「毎日勤務」と現場で災害活動に従事する「交替制勤務」の2つの勤務体制に分かれています。
毎日勤務
毎日勤務は、月曜から金曜の8時40分から17時25分までとなり、休憩時間を除いた7時間45分が1日の勤務時間になります。また、土曜、日曜以外に国民の祝日や年末年始の休日があります。
毎日勤務の勤務体制を取っている部署は、消防総務課や予防課、警防課、各消防署予防係の一部職員になります。
交替制勤務
交替制勤務は、【1当務=午前8時30分から翌日午前8時30分までの24時間の勤務】となり、休憩時間を除いた15時間30分が勤務時間となります。大津市消防局では、2交替制をとっており、4週間を1サイクルとして4週8休制としています。
交替制勤務を取っている部署は、通信指令課や各消防署の指揮係、消防係、救急係、救助係、予防係の一部職員となります。職員全体の8割程度が交替制勤務となっています。