女性消防職員の活躍【救急業務】
救急業務
救急係は、病気やケガにより、命の危険に瀕している人の下へ駆けつけ、観察や処置を行いながら適切な病院へ搬送することです。特に国家資格を有する救急救命士は高度な処置を医師と連携して行います。そのための訓練や勉強は大変ですが、その分充実感があります。
救急出動の他に、出動報告書などの書類作成や症例検討会、車両や資機材の整備、自治会や事業所・中学生等に向けた救命講習などの業務もあります。
現職の女性救急隊員を紹介します！
南消防署 消防第1課救急係 【2003年採用・消防司令補】
資格：救急救命士
勤務歴
2003年 【本部機構/毎日勤務】予防課 予防係
2008年 【現場/24時間勤務】中消防署 救急係
2010年 消防士長に昇任
2012年 【現場/24時間勤務】南消防署 救急係、北消防署 救急係、中消防署 救急係
2021年 消防司令補に昇任
消防士を目指した理由
学生時代から体力に自信があったので、それを生かせる職業を探していました。そのような時に、消防職員募集の張り紙を見て、「私の長所を生かせる仕事はこれだ。」と確信し、期待と希望で胸をふくらませながら消防職員を目指しました。
女性消防職員を目指している方へのメッセージ
私は消防職員となって間もなく20年を迎えます。採用当時、女性の割合は少なく珍しかったのですが、今は全国各地の消防で女性が活躍しています。この職場の素晴らしい所は、チームとなって災害に向かっていくところです。私ひとりの力には限界がありますが、チームになることでそれぞれの持つ力が適材適所で発揮され、一見困難と思われる事案にも立ち向かうことができます。さらに仲間がいる安心感が「絶対に助ける」という強い気持ちを奮い立たせてくれます。今や消防は、性別という垣根を越えて、活躍できる職種だと思っています。
大津市は自然豊かな山や湖があり、歴史深い文化財も多い街です。街は様々な世代の人で賑わっています。市民の皆さんが明日も笑って過ごせるための縁の下の力持ちになりたいと思っています。ぜひ、大津市にお越しください。
北消防署 消防第2課救急係【2021年採用・消防士】
勤務歴
2021年 【現場/24時間勤務】北消防署 消防係
2023年 【現場/24時間勤務】北消防署 救急係
消防士を目指した理由
大学で大津消防の説明会に参加し、当時の現場活動の経験を熱く語られた職員に魅力を感じ、「この仕事しかない。」と心に決め、消防職員を目指しました。
救助大会（滋賀県消防救助技術指導会）に出場！
救助隊を志望する多くの若手職員の中から選抜され、滋賀県消防救助技術指導会で「ロープブリッジ救出」という種目に2番員で出場しました！
女性消防職員を目指している方へのメッセージ
私は今年採用三年目になります。今年に消防係から救急係になり、さらに消防救助技術指導会の隊員として選んでいただきました。これまで消防、救助、救急の様々な現場で活動してきましたが、体格に差はあっても「人を助ける気持ち」は全員が同じです。私は、「私がやります」この気持ちで現場活動をしています。女性だからできないことはありません。年齢性別関係なく、全員で活動できるのが消防士だと思っています。この大津市の市民の皆さんの笑顔を守りたいと思っています。