大津市消防団地域防災指導員について

近年、日本各地において大規模な地震や集中豪雨などが頻発し、消防団員の果たす役割は非常に大きく、平成25年12月に公布・施行された「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」では、消防団員は地域防災力の中核として欠くことのできない代替性のない存在であると定義されたところです。　

このような中、大津市消防団では、平成25年度から独自制度として、より専門的で高度な防災教育を実施し、その修了者を「消防団地域防災指導員」に任命、自主防災組織や住民に対して指導的立場に立ち、地域防災力の向上と共助力の強化のため積極的な地域防災活動に努めています。

消防団地域防災指導員の任務は、自主防災組織や自治会等の防災（地震、風水害、土砂災害等）に係る訓練や講習会等に出動し、地域防災リーダーとして地域防災力の向上を図ることで、現在549名（令和4年4月1日現在）の地域防災指導員が、大津市総合防災訓練や大津市水防総合訓練をはじめ、各地区で実施されている土砂災害対応型総合防災訓練など様々な訓練で地域の先頭に立ち、地域防災のスペシャリストとして防災活動を展開しています。

また、平成29年度から地域防災指導員は訓練の指導に必要な知識と技術の向上を図るため「フォローアップ研修」を受講しています。

さらに、平成27年度からは、消防署に依頼された学区や自治会などの訓練指導等についても、消防署員と共に消防団地域防災指導員が積極的に出動しています。

オレンジ色の腕章は、地域防災のスペシャリストである証です。

「消防団地域防災指導員」腕章