北大路中学校における出前講座について

介護職員による講義

初めに、「介護職員の皆さんが働いている特別養護老人ホームとはどのようなところか」、また、「そのような施設で、高齢者の皆さんがどのように生活されているのか」、「職員が高齢者の皆さんをどのように支えているのか」などの説明をされました。
グループごとの高齢者疑似体験
次に、高齢者の普段の動作や生活の疑似体験をしました。その上で「わかったこと・気づいたこと」、「困ったこと、疑問に思ったこと」、「私が高齢者にサポートできること」をグループごとに考え、付箋に書いて、ホワイトボードに貼り付けました。
腰を曲げた状態や視野が狭くなる体験



わかったこと・気づいたこと
- 普通に立てない
- 歩きにくい
- 腰が痛い
- 全然聞こえない
- 段差とか上りにくそう
- すぐにしんどくなった

困ったこと・疑問に思ったこと
- 足が重く、歩くのが大変だった
- 早く歩けなかった
- 杖がないと歩けない
- 重心が安定せずに、こけそうになった
- こけた後はどうやって起き上がるのか
私が高齢者にサポートできること
- 歩くときに手をつないであげる
- 前が見づらい方の体を支えて、歩行の手伝いをしたい
- 耳の近くで話す
- 荷物とかを持ってあげる
- 声をかけたり、体を支えたり、サポートしたい
- 立ち上がるときに補助する
手袋や特殊眼鏡をつけて豆を箸でつかむ体験



わかったこと・気づいたこと
- お箸が思い通りに持てない
- 手袋や重りをつけると力の入れ方がわからなかった
- 視野が狭くて見づらかった
- 豆をつかむのが難しかった
困ったこと・疑問に思ったこと
- 周りが全然見えないし、声も聞こえない
- お箸が持ちにくいから豆がつかみにくくて、時間がかかる
- 箸が持ちにくくて困った
- 思ったより豆がとれなかった
- 箸が思うように動かせなかった
私が高齢者にサポートできること
- 豆を食べさせてあげる
- フォークやスプーンを用意してあげる
- 大丈夫か声をかけてあげる
まとめ

今回、高齢者疑似体験を経験してもらって、普段、高齢者の皆さんがどのように生活されているか、わかってもらえたのかなと思います。生徒の皆さんが普通にできることが高齢者の皆さんにとっては難しかったり、やりづらかったりします。そんな時に、声をかけてあげたり、何かサポートしてもらえると、高齢者の皆さんは安心できたり、やりたいことができたりします。
今日は、この短時間の高齢者疑似体験でしたが、高齢者の皆さんはその状態がずっと続くということも想像して、自分に何ができるのか、どうしてあげれば安心できるのかなど、考えながら行動してもらえると嬉しいです。
この記事に関するお問い合わせ先
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ファックス番号:077-524‐4700
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更新日:2024年01月29日