石山中学校における出前講座(令和5年度)

当日の進行
介護職員による講義【3つの事例について、1~4の流れで実施】
- 職員が入所者と施設の職員に扮し、ある日の施設での昼下がりの様子を演じる
- どのように対応すればよいと思うか、生徒が挙手により実演(全体)
- 班に分かれ対応を話し合い
- 職員によるコメント
【事例1】千寿の郷に来て1年のおじいさん。先ほど昼食を食べたのに「お昼ご飯を食べていない。お腹が空いた。」と職員に言っている。
【事例2】7日前に千寿の郷に来た92歳のおじいさん。腰が曲がり膝も痛く、長時間は歩けない。「家に帰りたい。ひ孫に会いたい。」と職員に話しかける。
【事例3】75歳のおばあさんは目が見えず、耳も遠い。寂しがりで怖がりのおばあさんは、周りに誰かいないか探している。
高齢者役(介護職員)に寄り添う生徒の姿

高齢者役の介護職員に声をかける生徒
それぞれにキャラクターや家族構成、趣味、好物などの情報が設定されており、子どもたちは、それらの情報も活用しながら高齢者とのコミュニケーション方法を考えていた。また、高齢者役の職員に言葉かけを行う場面では、自然と姿勢を低くして目線を合わせて話をしたり、不安を与えないように肩に手を添えたりするなど、子どもたちから自然に高齢者に寄り添う姿が見られた。
講師からは、高齢者との接し方に正解というものはないが、人生の先輩として尊敬する気持ちで接することや、入居者の想いに耳を傾け否定から始めないことなどが伝えられた。
当日の様子
グループを代表して発表する生徒
話し合いに参加する介護職員
高齢者の接し方を伝える介護職員
介護職員から生徒へのメッセージ
最後に、地域で困っている高齢者を見かけたら、「大丈夫?」と声をかけてあげてください。生徒の皆さんなら、高齢者の力になってあげることができると思います。
また、これから高校、大学、専門学校や就職など、進んでいかれると思いますが、進学先、就職先を決められる時に、今日のこの日のことを少しでも思い出して、介護の仕事もあったなと思い出してくれることを願っていますと伝えられて、講義を終えられました。
この記事に関するお問い合わせ先
健康福祉部 介護・福祉人材確保対策室
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ファックス番号:077-524‐4700
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更新日:2024年07月01日