北大路中学校における出前講座について(令和7年度)

北大路中学校の2年生を対象に、介護事業所の職員のみなさんを講師にお迎えし、出前講座が開催されました。
【概要】
- 日時:令和7年7月10日(木曜)2~4校時
- 場所:被服室
- 学年:2年生(84名・3クラス)
- 講師:特定非営利活動法人シルバーの森 夕照苑、社会福祉法人大津市社会福祉協議会
- 内容:高齢者の方との接し方について
【講座の流れ】
- 講話 20分間
- 高齢者疑似体験 20分間
- まとめ(振り返り) 10分間
介護職員による講話

講師がまず自己紹介をし、介護職を目指した理由についてお話されました。その後、高齢者や高齢化率に関する話をクイズ形式で進め、生徒たちも積極的に参加して発言し、笑いも交じえながら会場は盛り上がりました。クイズの後は、介護の具体的な仕事内容や介護施設について詳しく教えていただきました。
高齢者疑似体験
社会福祉協議会の職員の方から、前傾姿勢になるベルトやイヤーマフ、ゴーグルなどの高齢者疑似体験グッズの取り付け方を教えていただきました。生徒たちは2人1組に分かれ、高齢者疑似体験グッズを着け、廊下や階段の上り下りの大変さを体験しました。

高齢者疑似体験グッズの取付方法を説明する講師

体験グッズの取付を確認する講師

高齢者疑似体験グッズをつけて歩行する生徒と介助者として寄り添う生徒

講師から助言を受けながら階段を下りる

体験グッズを着用し階段を下りる生徒

疑似体験を終えて講師と意見を交わす生徒
まとめ

まとめ(振り返り)では、体験を終えた生徒から「腰が曲がり、前が見えないから介護者がいないと歩けない」、「耳が聞こえないので声かけが難しい。介護を毎日業務としてされている支援員はすごい」などの感想がありました。
講師からは、日々の支援において、「声かけ」「負担のない介護方法」「相手の気持ちを考える」などを大切にしていると授業を締めくくられました。
生徒から講師のみなさんへのお礼の言葉

生徒からは、講師へのお礼とともに、「高齢者疑似体験を通して、足が痛かったり、視野が狭かったり、高齢者の大変さに気づいた。介助するときにも相手の気持ちを考えて接することの大切さを学んだ」といった感想が述べられました。
受講生アンケート結果
受講前
「介護の仕事」への興味・関心

【受講前】「介護の仕事」への興味・関心
- とても持っている 2人 3%
- 少し持っている 10人 14%
- どちらでもない 27人 36%
- あまり持っていない 20人 27%
- まったく持っていない 15人 20%
受講後

【受講後】「介護の仕事」への興味・関心
- 高くなった 14人 19%
- 少し高くなった 35人 47%
- 変わらない 21人 29%
- 少し下がった 1人 1%
- 下がった 1人 1%
- 無回答 2人 3%
出前講座は「介護の仕事」に興味・関心を持つことにつながると思うか

- 思う 25人 34%
- 少し思う 31人 42%
- どちらでもない 10人 14%
- あまり思わない 4人 5%
- 思わない 1人 1%
- 無回答 3人 4%
中学生が思っている「介護の仕事」のイメージ

中学生が思っている「介護の仕事」のイメージ
- 人の役に立つ仕事 51人
- やりがいのある仕事 24人
- 専門的な仕事 15人
- 自分が成長できそうな仕事 12人
- 大事な仕事 30人
- 体力的にきつそう 37人
- 精神的にきつそう 40人
- 夜勤が多そう 18人
- 給料が安そう 15人
- 楽しそう 4人
- 優しそう 13人
- 難しそう 43人
- 汚い仕事がありそう 15人
- 将来性がありそう 5人
- わからない 1人
この記事に関するお問い合わせ先
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ファックス番号:077-524‐4700
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更新日:2025年09月04日