新人介護・福祉職員フォローアップ研修を開催しました
研修概要
講師とパネリスト
介護・福祉現場で働く若手職員が、長く安心して働き続けることができるよう、良好な人間関係のためのコミュニケーションについて学び、職員同士の横のつながりの構築を推進することで、介護・福祉現場における人材の定着を図ることを目的に開催しました。
【開催日】令和7年11月12日(水曜)
【対象者】就職支援給付金を利用して入職した新人職員等3年未満の職員((注)40歳未満で介護・福祉職の経験が5年未満の方)
研修の内容
導入部分では、受講者の緊張をほぐしたレクリエーションや、隣席の方との雑談やチョコレートを使った席替えなどで自然なコミュニケーションが取れる場を提供されました。
介護・福祉現場での離職率が高い理由とその要因に触れられ、「ほかの事業所は魅力的に見えても、実際に働いてみると期待と異なる場合が多い。そのため、まずは現在の職場で得られる知識や技術をしっかり身につけながら、次のキャリアを考える方が良い。退職を決断する前に、一度立ち止まって自分の状況を見つめ直すことが大切。」と伝えられました。
先輩職員のパネルディスカッション
先輩職員のパネルディスカッションでは、仕事を続けるコツや日々のコミュニケーションで意識していることなど講師との掛け合い形式でお答えいただきました。一つひとつ丁寧にお答えいただき、受講生が明日からでも取り入れられるようなことやアドバイスなどもお話いただきました。
特別養護老人ホーム長等の里 辻本さん
Q.現場での人間関係を良好に保つために、普段から心掛けていることは?
A.出勤時に必ず「挨拶」をします。挨拶することでお互い気持ちよく仕事が始められます。また、信頼関係を築くためにも挨拶は大事です。そして、仕事中は私語は慎み、休憩時にはプライベートの話、仕事で困っていることなど話し合い、解決に導くようにしています。あとは常に感謝の気持ちを持つことを心掛けています。
唐崎やよい作業所 原田さん
Q.「もう辞めたい」と思ったとき、どのように踏みとどまりましたか?
A.「仕事は生活のために必要だが、働くために生きているわけではない」と考え、2割の労力で肩の力を抜いて仕事をします。もちろん、手を抜くわけではないです。そして、趣味や家族、推し活などにエネルギーを使い、自分がハッピーでいることで利用者もハッピーにすると心がけています。
と、「働き続けるコツ」を教えてくださいました。
特別養護老人ホーム桐生園 山本さん
Q.利用者や同僚と意見が食い違ったときは、どのように対応していますか?
A.利用者の支援で意見が食い違うことも多いですが、自分と違う意見が出たときは「そんな考えはなかった。おもしろい」と捉えます。介護は一人ひとり異なるアプローチが必要で、ダメな支援はなく、その人に合うか合わないかだけです。その方法がわからない時は上司と連携しながら、良い方法を整理しながらまとめていく仕事をしています。
と、副主任としての仕事も交えたお話をしていただきました。
アンケート結果
研修内容は、日々の業務に役立つと感じましたか

研修内容は、日々の業務に役立つとかんじましたか。
- とてもそう思う 17人
- ややそう思う 12人
- あまりそう思わない 1人
- 全くそう思わない 0人
職場での人間関係やコミュニケーションの大切さを改めて考えるきっかけになりましたか

職場での人間関係やコミュニケーションの大切さを改めて考えるきっかけになりましたか。
- とてもそう思う 24人
- ややそう思う 5人
- あまりそう思わない 1人
- 全くそう思わない 0人
先輩職員の話(パネルディスカッション)を聞いて、気づきや学びはありましたか

先輩職員の話(パネルディスカッション)を聞いて、気づきや学びはありましたか。
- 多くあった 23人
- 少しあった 7人
- あまりなかった 0人
- なかった 0人
この記事に関するお問い合わせ先
健康福祉部 介護・福祉人材確保対策室
〒520-8575 市役所本館3階
電話番号:077-528-2803
ファックス番号:077-524‐4700
介護・福祉人材確保対策室にメールを送る









更新日:2025年12月01日