介護職員との交流会「匠から介護現場を学ぶ」

更新日:2025年12月03日

介護職員との交流会「匠から介護現場を学ぶ」を開催しました。

  • 【開催日】令和7年9月20日(土曜)
  • 【参加者数】匠:5名、参加者:11名
  • 【目的】介護に関する入門的研修の修了者やこれから介護の仕事を検討されている方に対し、実際に介護現場で働く職員(介護現場の匠)から介護の知識や技術を学びスキルアップを図るとともに、職員や参加者同士で意見交換することで、介護や介護の仕事に対する疑問や不安を解消し理解を深めます。

交流会の概要

インタビュー

インタビュー形式で匠に聞く

インタビュー形式で、介護現場の匠の皆さんにいろいろ話を伺いながら、介護現場のことを探ってみました。

匠の紹介

株式会社ケアフロンティア 代表取締役 藤堂さん

株式会社ケアフロンティア 代表取締役 藤堂さんの写真

経営マネジメントや事業所運営、人事労務管理を担いながら、ホームヘルパーとして現場でケアにも従事されています。

介護の仕事で印象的だったのは、従業員の評価について、ケアマネージャーさんが利用者様に確認された際、「週2回のヘルパーさんの入浴介助とコミュニケーションが、私の生活で唯一の楽しみです」と涙ながらに感謝の言葉をいただいたことだそうです。

社会福祉法人真盛園 介護課長 八木さん

社会福祉法人真盛園八木さん

特別養護老人ホームと養護老人ホームで介護全般の業務に加え、夜勤も対応されています。その他、職員の育成・教育にも携わっておられます。

介護にはさまざまな支援がありますが、中でも入浴介助は利用者さんと1対1で向き合う時間があり、普段聞けない話を聞けたり、寄り添える機会となります。これは介護ならではの魅力です。

社会福祉法人幸寿会 主任 西川さん

特別養護老人ホーム長等の里西川さん

特別養護老人ホーム長等の里で食事や入浴、排せつなど現場業務に従事しながら、職員のスケジュール管理も担っておられます。

長等の里では、利用者さんに「普段の暮らし」をモットーに支援を行っており、リフトなどの特殊な機械を使わず、介護職員の知識と技術、そして利用者さんの残存能力を活かした生活リハビリを心掛けています。

社会福祉法人大津社会福祉事業団 課長補佐 中村さん

社会福祉事業団中村さん

長年にわたりホームヘルパーとして、高齢者の自宅での生活支援や障害児者の支援に携わってきました。現在は、法人本部に勤務し、デイサービス、ヘルパーステーション、居宅介護支援事業所の後方支援を担っておられます。

入浴介助では、事前の設備・用具の準備や手順の共有が重要です。介護は「段取り八分、仕事二分」のことわざ通りに進めることで、利用者満足度の高いサービスが提供できると考えています。

社会福祉法人楽樹 上見さん

社会福祉法人楽樹上見さん

特別養護老人ホーム湖の花において、食事や入浴、排せつなどの現場業務に従事されています。

学校卒業後、小売りサービス業に就職しましたが、祖母の介護を経験したことをきっかけに介護の世界に進みました。

介護は専門的な知識が必要で大変な面もありますが、利用者さんから感謝の気持ちを伝えていただける仕事です。不安を感じることもありますが、相手を思いやる気持ちを大切にしながら、日々支援に取り組んでいます。

グループに分かれての質問や相談

交流会グループA
交流会グループB
交流会グループC

インタビュー形式で匠からいろいろ聞いた後は、グループに分かれて個別の質問や悩み相談をしていただきました。

各グループにおいて、終始和やかな意見交換が行われ、積極的な対話が見られました。参加者がお互いの意見に耳を傾けながら、前向きに意見を交わしておられ、とても充実した場になっていました。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 介護・福祉人材確保対策室
〒520-8575 市役所本館3階
電話番号:077-528-2803
ファックス番号:077-524‐4700

介護・福祉人材確保対策室にメールを送る