0~6か月の赤ちゃんについて

更新日:2026年04月16日

からだの発育・発達

うつぶせ姿勢をしましょう

首がすわりはじめる頃(3か月頃)になると、赤ちゃんはまわりに気持ちを向けるようになります。人の動きや声の方向を見ようと顔をむけたり、あやすと笑ったりするようになります。あおむけで寝ているだけでは、見える世界が限られて、だんだんともの足りなくなってくるため、うつぶせの姿勢にしてあげましょう。

うつぶせ姿勢の注意点

  • 硬めの布団やじゅうたん、プレイマットなど適度な硬さのある場所で行いましょう。((注)やわらかい布団の上では、赤ちゃんの口や鼻を塞いでしまい窒息する可能性があるため避けましょう)
  • はじめは1日1回、ごく短い時間からスタートしましょう。
  • 眠たい時や空腹時は避け、機嫌のいい時にやってみましょう。
  • うつぶせで寝てしまったら、そっとあおむけにしてあげましょう。

うつぶせ姿勢のやり方

  1. 赤ちゃんの手と手を合わせ横向きにしてあげましょう。
  2. 背中と首を支えながらくるっとうつぶせにしましょう。
  3. 手を前の方に出してあげるとうつぶせの姿勢がとれます。この時、両腕が引けてしまわないよう、肘が肩より前方になるように支えてあげると、頭が上がりやすくなります。下記のように巻いたタオルをわきの下に当てる方法もあります。

うつぶせの姿勢

楽しく遊びながらうつぶせ練習を

うつぶせ姿勢は、首のすわりもよくなり、手足の力もつくので、寝返りやはいはいなどの運動の基礎になります。保護者が正面から声をかけたり、おもちゃであやしたりすると、うつぶせ姿勢を楽しめるようになります。遊びやコミュニケーションのひとつとして、楽しみながら安全におこないましょう。

うつぶせから寝返り・はいはいへ

4か月頃には、両肘で体を支えていましたが、5か月近くには、片肘で支えてもう片方の手でおもちゃを取ることができるようになります。手を伸ばすと届くところにおもちゃを見せてあげましょう。手足を一生懸命に使っているうちに、お腹を中心に左右に方向をかえるようにもなります。

また、あおむけでは、おもちゃを持って口に入れたり、自分の手足を触って上手に遊びます。5か月近くになると、おもちゃなどを取ろうと片手が身体の真ん中から反対側までのび、横向けになることもあります。そうなると、寝返りもあと少しです。

こころの発達

まわりの世界に働きかける力(乳児期前半)

赤ちゃんは首がすわる頃になると、まわりを見わたし、保護者を見つけて自分から微笑んだり、声を出したりします。赤ちゃんのこうした育ちを受け止め、いっそう豊かに生活できるようにしましょう。

音や声を聞く、ものをながめ、持って振ったり、なめたりするなど、耳や目、手などを使っていろいろな刺激をとり入れることは、この頃の赤ちゃんにとって大切な経験です。

赤ちゃんが喜ぶおもちゃ

  • 赤などの鮮やかな色で、持ちやすく安全なおもちゃを選びましょう。人形などは目のはっきりしたものが楽しめるようです。
  • 左右どちらの手も使えるように、それぞれの手で持つよう誘ってみましょう。
  • さわったり、振ったりすると音がする、ひっぱると動くなど、赤ちゃんがしたことに手ごたえが感じられるようなおもちゃが理想です。
  • 大人が「上手に持てたね」「きれいな音ね」と一緒に楽しんで声をかけましょう。

物に手を伸ばすという経験を重ねていくうちに、偶然手に持つことができると手ごたえをえて、再度手を伸ばしてとろうとするようになります。手の使い方が上手になり、持ったものを打ち付けたり、口に近づけてなめることなどをしきりにくりかえしながら、物の重さや固さなどを確かめていくのです。

この頃になると、普通の声の大きさで赤ちゃんの後ろから呼びかけたり、小さな音がしても、ふりむくようになります。もし、このような音への反応がみられにくい場合はご相談ください。

人みしり・後追い 気持ちを通い合わせ、一緒に楽しく遊ぶ

運動発達が進んでくると、周りのものや人にどんどん興味が広がり、お母さん・お父さんと他の人の区別がつくので、次第に人みしりが強くなってきます。人をじっと見たり、泣いたりすることは、新しい人やものに対して「なんだろう」という期待であり、よく慣れた人に一緒に遊んでほしいという気持ちの表れでもあります。

また、このように気持ちが育ってくるにつれて、大好きな大人との間で「チョチチョチアババ」、「イナイイナイバー」などのしぐさを喜んだり、大人が赤ちゃんのまねをすると、それを楽しんだりする姿も増えてきます。赤ちゃんと一緒に楽しむことを大切に、遊びにつきあってみてください。

生活でのすがた

抱っこの仕方について

抱っこをする時には、赤ちゃんの足をひろげて、保護者と向かい合わせにして抱いてください。赤ちゃんの股の関節の位置がずれている状態を先天性股関節脱臼といいます。おくるみやスリングで赤ちゃんの股が閉じた状態での抱っこが続くと股関節脱臼をおこしやすいといわれています。また、赤ちゃんが自由に足を動かせるようにオムツや洋服を調整してあげましょう。

生活リズムを整えましょう

生まれたばかりの赤ちゃんは、昼も夜も関係なく眠っています。そして、だんだんと、昼は起きて夜は眠るという生活リズムが作られていきます。子どもの体や脳の成長発達の基盤は生活リズムです。生活リズムが整っていると、情緒が安定し、大脳もしっかりと働いて発達していきます。

生活リズムを整えるコツ

生活リズムを作るには、保護者の助けが必要です。

  • 朝の明るい光で脳を、朝食で内臓(代謝のリズム)を目覚めさせましょう。
    朝の光を浴びると、15~16時間後に夜の眠りを誘い、情緒を安定させるホルモンが放出されます。また、朝食をとって消化酵素・インスリンなど代謝のリズムを太陽のリズムに合わせましょう。
     
  • 日中はしっかり遊びましょう。
    頭がさえて集中力・学習能力が高まります。

赤ちゃんの事故を防ぐために

現在わが国では、幼児から小学生にかけて、不慮の事故で死亡する子どもが多くいます。事故の内容は年齢によって特徴がありますが、保護者の注意や子どもに対する安全のしつけによって防げるものが大部分です。

発育過程の中で、いつ頃、どんな事故が起こりやすいか知っておくことは事故の予防の上で大切です。

各時期における子どもの発達内容
月齢 子どもの特徴 起こりやすい事故
~4か月頃 顔や手足は動かせるが、寝返りなどで姿勢は変えられない。赤ちゃんを寝かせたまま目を離しているうちに事故が起こりやすい。
  • 食べ物や吐いたものによる窒息
  • ふかふかの布団やうつぶせ寝での窒息
  • 低温やけど(ホットカーペットなど)
  • 入浴中のおぼれ
  • 熱いミルクでのやけど
4~6か月頃 身近にある物を触ったり口に入れたりするようになる。寝返りをしながら移動することができるので、周りの物にぶつかることが多い。
  • 小さな物の誤飲
  • ベッドやソファーからの転落
  • 周りの物にぶつかる
7~11か月頃 扉や箱を開けて中の物を取り出して口に入れる。高い所に上がるが、下りることができない。危険の判断がつかない上に、言いきかせてもわからない。
  • 階段や椅子からの転落
  • 浴槽や洗濯機でのおぼれ
  • 小さな物の誤飲
  • 暖房器具でのやけど
1~2歳頃 大人のまねをしたがり、なんでも自分でやろうとするが、手や身体の調整が十分でなく、周りの危険を察知する能力もまだ低い。
  • ひとり歩きによる交通事故
  • ドアに指をはさむ
  • 化粧品や薬の誤飲
  • 転落・おぼれ
  • 刃物によるけが
3~5歳頃 高いところに上がったり、飛び降りたりする。友達と話したり、遊んだりするようになる。ひとつのことに集中すると周りに注意が向けられず、危険なことが分かりにくい。
  • 飛び出しなどの交通事故
  • 窓や階段からの転落
  • プールや海でのおぼれ
  • マッチやライターのいたずらによるやけど

乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防のために

SIDSとは、元気に過ごしていた乳幼児が眠っている間に、突然死亡してしまう病気で、日本では近年、年間約50人の赤ちゃんがこの病気で亡くなっています。そのほとんどが1歳未満の赤ちゃんで生後2~6か月頃が最も多いとされています。原因は特定されていませんが、次のことを心がけることで、この病気の発生を減らせることがわかっています。

  • 首がすわり、寝返りができるようになる頃まではあおむけ寝で育てましょう。
    ただし、医学上の理由から医師がうつぶせ寝を勧める場合もあります。このようなときは医師の指導を守りましょう。
     
  • タバコをやめましょう。
    赤ちゃんのそばでタバコを吸うのはやめましょう。
     
  • できるだけ母乳で育てましょう。
    母乳で育てられている赤ちゃんの方が、発症率が低いことがわかっています。さまざまな事情があり、すべての人が母乳育児できるわけではありません。無理のない範囲で母乳にトライしましょう。

乳幼児揺さぶられ症候群の予防のために

赤ちゃんを激しく揺さぶることで、未発達な脳に出血を生じさせ、障害を起こす場合があります。赤ちゃんが泣きやまず困った時や、育児の負担を強く感じる場合は、誰かに助けを求めましょう。

誤飲事故防止のために

子どもの窒息事故の多くは家庭内で起こります。「こんな小さいもので?」「こんな形で?」と思うようなものが窒息の原因となります。

  • 子どもの口に入る大きさのものを周りに置かない。
    直径4センチ未満のものは、子どもの口にすっぽり入り、窒息の原因となります。
     
  • 子どもの手が届かないところに置く。
    おもちゃや小さな部品など、子どもが口に入れそうなものは、床や机に置いたままにせず、子どもの手の届かない場所に片付けましょう。
中毒110番(日本中毒情報センター)
  • 大 阪:072-727-2499(365日 24時間対応) 
  • つくば:029-852-9999(365日 24時間対応)
  • たばこ誤飲事故専用電話:072-726-9922(365日 24時間対応)

焦らずに子どもの年齢・体重・品物の正確な名称・飲んだ量など伝えてください。(ただし、おもちゃの部品や硬貨などの誤飲、食中毒、カビの生えた食品などの相談には応じていません。)

この記事に関するお問い合わせ先

こども総合支援局 母子保健課
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1-1 明日都浜大津2階
電話番号:077-511-9182
ファックス番号:077-523-1110

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