2歳代の子どもについて

更新日:2026年04月16日

からだの発育・発達

新しい運動への挑戦

2歳を過ぎると身のこなしがよりしなやかになってきます。ジャンプ・高いところに登る・ブランコなど友だちのしていることを見ながらさかんに挑戦します。そしてそれができるようになると大喜びで自慢します。

挑戦することをたくさん励ましてあげるとともに、行動範囲の広がりに合わせ、安全への配慮をしてください。

こころの発達

自己主張について

2歳頃になると何でも自分のことをしたがり、「○○ちゃんの!」「自分でする!」と自己主張し、大人とぶつかり合うこともしばしばあります。

「もう赤ちゃんじゃない!」という気持ちが育ち、「ぼくはこう思っているのに」といった自己主張や、自分なりの思いが強くなってきます。要求や思いが強いと、「いやだ!」「ちがう!」と反抗したり、友達との取り合いや、叩く・噛みつくといった行動になったり、大人からすると“やりにくい”、“困った”姿がみられます。

自己主張とのつきあい方

  • 大人の都合を押し付けることは逆効果になる。
    ついつい、「だめでしょ!」「何度言ったらわかるの!」と禁止してしまいがちですが、さらに激しく反抗してしまい逆効果となることが多いです。
     
  • 少し待ってあげる。
    「イヤイヤ」と大人の声かけになかなか応じない場合は、「時間がないから早くしなさい」と追い立てるのではなく、少し待ってあげることで、子どもは気持ちを切り替えやすくなります。
    例えば、公園から帰りたくないとだだをこねている時には、「もっと遊びたいね。あと1回すべり台をしたら、おうちに帰ってご飯を食べようね。」と、子どもの気持ちを受けとめつつ、次の目標を示し、筋道を立てて伝えることが大切です。
    保護者にとって1歳代とは少し違う子どもの姿に手をやき、戸惑うこともあるかもしれません。子どもの発達にとって大切な過程なので、あせらずじっくり関わっていきましょう。

ことばについて

この頃は「大きい-小さい」「多い-少ない」といった物事を比べる力や理解する力が育ってきます。また、生活経験の中から感動をともなった様々な形容詞「おいしい」「かわいい」も増え、「○○ちょうだい」という二語文も使い始めるようになってきます。「これ何?」「何で?」と繰り返したずねてくることも多くなります。身の周りのことに興味を持ちはじめたあらわれですので、受けとめてあげましょう。

吃音(きつおん)について

この時期は、たくさん伝えたいけれど、言葉数が多くはないために、吃音が出やすいといわれています。多くは、ことばの発達にともなう一時的なものですので、心配ありません。

また、きょうだいが生まれた時など環境の変化をきっかけに起こることもあります。言い直しをさせるのではなく、子どもの伝えたい思いにじっくりと気持ちを傾けることで改善する場合が多いです。吃音や、ことばの発達(ことばが増えない、会話になりにくいなど)でご心配がある場合には、ご相談ください。

(注)難聴のために、ことばの発達が遅れることがあります。難聴には、うまれつきの先天性難聴と、中耳炎の後遺症などによってある時期から明らかになる後天性難聴があります。3歳6か月児健診では、「耳の聞こえ」に関する問診や検査を行いますが、それまでにご心配がある場合には、ご相談ください。

下の子の誕生とやきもち

下の子が生まれると、ほとんどの子どもがやきもちをやきます。「赤ちゃんには優しくしてあげたい」「お母さんのようになりたい」といった思いが膨らむ一方で、「言われていることはわかっているけれどいやだ」「赤ちゃんには優しくしたいのだけどさみしい」といった気持ちのゆれがやきもちとしてあらわれます。

こんな時は、大人が子どもの気持ちを受けとめることが大切です。「お兄ちゃんでしょ」「お姉ちゃんなのに」は禁句です。「あなたも小さい時こうだったのよ」と語り聴かせ、生まれた赤ちゃんも一緒に遊んだり、赤ちゃんの世話でできることは任せたりしてはどうでしょう。

哺乳びんを使いたがったりする“赤ちゃん返り”も時がたてば自然におさまります。子どもの気持ちを傷つけないように、温かく見守りましょう。

生活でのすがた

遊び方について

2歳を過ぎた子どもは、自分でお絵かきしたものや砂や粘土で作ったものを「ケーキみたい」「これ、お母さん」などとみたてるようになります。また、エプロンをつけてお母さんのつもりになったり、お人形にごはんを食べさせるなど、生活の中で経験したことを次々と再現して遊びます。ことばが増えるこの時期は、絵本(簡単なストーリーや、ことばの繰り返しがあるもの)の読み聞かせが想像力を育てます。また、散歩や外あそびでは、「今日は○○を見に行こう」と目的をもって少し長い距離を歩けるようになったり、友だちと手をつないで歩けるようになったりします。

友だちとの関係について

友だちと何でも同じようにしたいとまねをしたり、年下の子どもに世話をやきたいと思う時期です。自己主張から、取り合いになることも多く、はらはらさせられることもあるかもしれません。そんなときは、「一緒にしようね」「待ってね」と、大人が気持ちを代弁してあげることで少し待つこともできるようになります。「けんか」ととらえるのではなく、子どもが相手と気持ちを交え、やりとりできる力を育てる場ととらえましょう。

子どものくせについて

指すいや爪かみ、性器いじりなど、身体のどこかに触れて気持ちを落ち着かせるような「くせ」が見られることがあります。これらは、大人や友だちやきょうだいとの関係で「お兄ちゃんになりたいな」と憧れを抱いたり、「やってみたいけどちょっとこわいな」と気持ちが揺れ動いたりするためです。

「くせ」が気になる場合には、「できない」ことが多くて気持ちのゆれが大きくなっていないか、「やってみたい」と思えるような遊びやお手伝いがあるか等、生活を見直してみましょう。「くせ」への対応について心配がある場合はご相談ください。

指しゃぶりやタオル・ハンカチを吸うくせが長く続くと、あごや歯ならびに影響が出てくることもあります。外でしっかり遊ばせたり、他に興味が向けられるように声かけをしたり、3~4歳頃にはやめられるようにしましょう。

トイレットトレーニングについて

おむつが取れる時期は、季節やそれぞれの家庭の条件によって個人差があります。2歳代後半までを目安にあせらなくてもよいでしょう。

パンツやズボンを自分で下ろせる、トイレに関心がある、尿意を感じ伝えられるなどの姿があればそろそろトイレットトレーニングをはじめましょう。

トイレットトレーニングのすすめ方

  1. 日中はパンツで過ごしてみましょう。
  2. タイミングをみて声かけをしましょう。
    毎日の生活の中で決まったリズムの時(お出かけの前やおやつの前など)に、「次○○するからその前にオシッコしておこう」といったように、楽しみをつくって子どもが行きたくなるきっかけを上手につくりましょう。
     
  3. オシッコが出たら「シーでたね」と、出たことを一緒に確認しましょう。
    はじめは教えてくれていたのに、途中から言わなくなったといったことはよくあります。できたり、できなかったりという過程をとおって、確かな力をつけていきます。叱ることなく、励ますように声をかけてあげましょう。

食事について

2歳頃になると、いろいろな食材を食べられるようになります。食べる量は個人差があるので心配しすぎなくても大丈夫です。元気で顔色が良いなど、体調面で問題がなければ、お子さんのペースで食事をすすめていきましょう。

また、自己主張が強くなるこの時期、一度食べて嫌な思いをした食べ物は「食べない」と本人の中で決めて頑なに食べない姿が見られることも多いです。

朝ごはんを食べることで、体温が上がるため、頭の働きや、記憶力も高まり、日中活動しやすくなります。1日を元気にスタートさせるためにも、朝ごはんはしっかり食べましょう。

楽しくおいしく食べるために

  • 少しでも食べきれたことをほめる。
    少食の場合、最初は量を少なめにして、おかわりを用意してみましょう。食べきれたという経験が自信になり、「もう少し食べてみようかな」という気持ちが出てきて、少しずつ食べる量が増えていきます。無理やり食べさせたり、必要以上に食事の時間をかけないようにしましょう。
     
  • 食べたくなるような経験をしよう。
    野菜が苦手でも、自分で採ったり、洗ったりという経験をすることで、「おいしい」と食べることはよくあります。嫌いなものを食べさせることだけにこだわるのではなく、それを食べたくなるようにいろいろな体験をさせてあげましょう。
     
  • 生活リズムを整えよう。
    日中、頭や体を思いきり使って遊ぶことで食欲がわきます。食べることだけにとらわれず、就寝・起床時間や、食事やおやつの時間など、生活リズムを整えることがしっかり食べることにつながります。

子どもの歯について

2歳を過ぎると、上下の奥歯が少しずつ生え揃ってきます。自己主張が強くなり、歯磨きを嫌がるかもしれませんが、むし歯予防のために正しい生活習慣を身につけるようにしましょう。

仕上げ磨きのコツ

むし歯が増えやすいこの時期、少なくとも寝る前には必ず仕上げ磨きをしましょう。

  • 前歯の磨き方
    上の前歯は、上唇にあるひも(上唇小帯)に歯ブラシが当たると痛いので、人差し指でそっと上唇を押し上げて、ガードしながら磨きます。
     
  • 奥歯の磨き方
    歯ブラシを横から入れて毛先を使って磨くと、溝の汚れをしっかりとかき出すことができます。
     
  • フッ化物でむし歯予防
    家庭でフッ化物入りの歯磨き剤を使うことも、むし歯予防に役立ちます。うがいができるようであれば、ペーストタイプの歯磨き剤がおすすめです。むし歯予防に加え、着色予防も期待できます。

飲み物に注意

ジュースにはたくさんの糖分が含まれています。果汁や野菜ジュースであっても、たくさん飲みすぎることでむし歯の原因となったり食事にも影響が出たりします。

また、熱中症予防にとイオン飲料を日常的に飲ませることも避けましょう。水分補給はお茶(水曜)で十分とれるので、ジュースの量が増えないように気をつけましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

こども総合支援局 母子保健課
〒520-0047 大津市浜大津四丁目1-1 明日都浜大津2階
電話番号:077-511-9182
ファックス番号:077-523-1110

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