市長記者会見(令和6年12月25日)

更新日:2025年01月31日

  • 日時 令和6年12月25日(水曜)11時から
  • 場所 大津市役所 新館2階 災害対策室
会見で説明する佐藤市長

市長説明

市長 年末のお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。また平素、市政記者クラブの皆様におかれましては、広く市政情報を報道いただきまして厚く御礼申し上げます。本当にいつもありがとうございます。
 早いもので今年最後の定例記者会見となりました。今年一年、本市の情報発信にお力添えを賜ったこと、重ねて感謝申し上げます。
 それでは、本日の発表事項について申し上げます。

 初めに恒例となりましたが、大河ドラマの放送を契機とした各種事業についてであります。1月7日から始まった大河ドラマ「光る君へ」の放送も今月15日に終了し、最終回を迎えた15日には、吉高由里子さんと柄本佑さんによるトークイベント・パブリックビューイングを開催しました。

大河ドラマ館25万人達成

 「光る君へ」びわ湖大津大河ドラマ館と、恋するもののあはれ展の来館者数の推移についてですが、ドラマの盛り上がりや石山寺のライトアップイベント「あたら夜もみじ」を合わせて、夜間開館を行ったことなどもあり、12月3日には上方修正した年間目標24万人を突破し、昨日12月24日時点では25万4,000人となっております。

 ドラマの放送は終了しましたが、大河ドラマ館と恋するもののあはれ展は、来年1月31日まで開館いたします。12月27日には、ドラマの中でまひろが道長からプレゼントされた扇の展示を始めることとしております。

大河ドラマ館
紅葉がライトアップされた石山寺

 また来年1月20日から31日までの12日間、市民・県民を対象に入館料を無料にすることとしました。お越しの際は住所が確認できるものをご持参いただきたいと思います。 

 次に、先日出版されました「光る君へ」のメモリアルブックでも、道長と四納言の旅として、大津の紫式部、源氏物語ゆかりの地を巡る企画が18ページに亘って掲載されたところでありますが、このたび恋するもののあはれ展の展示物が書籍化されることになりました。大河ドラマ館とともに開催しております「源氏物語 恋するもののあはれ展」については、源氏物語の恋の和歌を現代的に表現したオリジナルイラストや、楽曲を通して平安時代の恋を身近に感じていただける内容としており、大変好評をいただいているところであります。掲載されるオリジナルイラストには、大津の風景がふんだんに描かれておりますので、大津の魅力を知っていただくきっかけになるのではないかと期待しております。なお発売日は、来年1月10日予定です。

MICE専用ウェブサイト「OTSU MICE」

 次に、MICEウェブサイトの開設の話題に移ります。このたび大津MICEの特徴や支援の内容などについての情報を、MICEの主催者や関係者へ効果的にお伝えできるよう、MICE専用のウェブサイトを制作いたしました。

 施設の一覧だけではなく、エクスカーションのメニューや開催補助金などの支援の内容を紹介するほか、実際の開催事例を掲載することで具体的な検討につながるよう工夫しております。

 また、京都駅から2駅9分と、交通の利便性の高さや、最大200万円となる補助金や多様な食の魅力など、大津MICEが選ばれる理由を分かりやすく打ち出ししています。本市のMICEの取組はコロナ禍の中にあっても、特に学会の誘致などを目指して大学等への働き掛けや商談会への参加、また、関係機関との連携を進めてきましたが、県とともに取り組みましたG7の関係閣僚会合の誘致の際にも、まだまだ情報発信が行き届いていないということを感じておりました。引き続き認知度の向上を図り、国際会議を含めたMICEの誘致の増加につなげていくため、ウェブサイトを活用していきたいと考えております。来年1月14日には日本語版を公開し、今年度中には英語版の公開も予定しているところです。
 私からは以上です。

質疑応答

産経新聞 今年1月、市長選で再選されて、その意味では今年一年が再選の1年目に当たります。そこで、再選1年目で佐藤市長が今、ここができたとか、自分なりに思うようにいったところ、1年目の残した課題とか、そのあたりの振り返りをしていただければと思います。あわせて、新年に向けて再選2年目、こういうことに取り組みたいということがあれば教えてください。

市長 今年一年振り返りますと、選挙前ではありましたけれども、1月1日に能登半島地震が発生するという大変悲しい年明けとなりました。改めて被災地に心を寄せて、一日も早い復旧・復興をお祈りしたいと思います。

 発災直後から5月までの間、延べ165人の市職員を被災地へ派遣し、支援に当たりましたが、その後も8月には南海トラフ地震臨時情報が初めて発令され、9月には奥能登豪雨が発生するなど、全国で災害が頻発しました。

 12月1日から移転・新築した中消防署が運用を開始し、現在避難所となる中学校体育館の空調設備の整備を進めているところですが、本市における防災力の強化に意を強くした一年でありました。

能登での支援活動の様子
移転・新築した中消防署の外観

 一方で、1月から大河ドラマ「光る君へ」の放送が開始され、先程も話題にしましたが、大河ドラマ館だけではなく、大津市歴史博物館においては、春と秋の企画展に加え、1年間に亘って特集展示「源氏物語と大津」を開催し、この常設展だけでも11月末時点で前年の2.5倍の来館者となっています。そして1年を通してNHKの番組をはじめ、様々な媒体で大津を取り上げていただいたことで、紫式部ゆかりのまち、源氏物語ゆかりのまちとしての認知度が大きく向上したと受け止めています。同時におおつ光ルくんと巡る紫式部ゆかりの地など子ども向けの小冊子も制作し、配布しましたが、このドラマの放送を契機に、市民の皆さんにも大津の歴史文化遺産を再認識していただけたものと感じています。

坂本城跡・現地説明会の様子

 また、幻の城と呼ばれてきた明智光秀が築いた坂本城跡においては、三の丸のものと見られる石垣と堀が確認され、2月に開催した現地説明会では、全国から2,000人以上が参加するなど、反響の大きさに驚いたところでもあります。

 1期目から進めてきた「なぎさ公園周辺魅力向上プロジェクト」では、びわ湖疏水船の大津港延伸がようやく実現するとともに、なぎさ公園市民プラザにおけるLAGO大津の整備も進んでまいりました。

びわ湖疏水船大津港航路延伸就航記念セレモニーの様子
株式会社たねやとの共同記者会見での佐藤市長

 6月からは、来年開催される第79回国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ」の競技別リハーサル大会も始まって、半年間に亘って円滑に11競技の大会を終えることができました。

国スポ・障スポリハーサル大会の様子
リハーサル大会を視察する佐藤市長

 最後に、来年の抱負も一年の振り返りと重なるところもありますが、災害が激甚化・頻発化する中にあって、やはり防災力の強化、歴史まちづくりの推進、新たなにぎわいづくり、国スポ・障スポに向けた円滑な大会運営とおもてなしに加えて、来年度にはなりますけれども、総合計画第3期実行計画に基づき、市民の皆さんの暮らしを守り、未来をつくる、この取組を着実に推進してまいりたいと考えております。

朝日新聞 先程、防災力の強化というお話があったんですけれども、私は最近、草津市も担当するようになりまして、草津市も同じようにマンションがどんどん建っている状況にあって、地域の方に聞くと、マンション防災が今後課題になってくるという話がありました。今の防災力強化のところに絡めてなんですけれども、大津も同じように複数箇所で今建っている状況で、そのあたりのマンション防災について、今後のお考えとかありますでしょうか。

市長 まずマンションの管理を適切にしていただくことを、市として進めていますが、こういった取組の中で、それぞれのマンションの皆さんと今、信頼関係を紡いでいるところですので、防災という面もしっかり位置付けて、これからも取り組んでいきたいと思いますし、また市内に新たに立地したマンションにおいては、浄水器を備え付けていただいて、マンションの住民だけではなく、地域の住民の方にも災害時に活用していただくような取組も既に行っていただいているところですので、こういった取組の紹介もしっかりしていきたいと思います。

坂本城跡で確認された石垣と堀

朝日新聞 もう一点なんですけれども、坂本城跡の話も出たんですけれども、国の史跡指定をみんな期待しているところだと思うんですけれども、目途といいますか、来年中にはとか、そのあたりの見通しとはどんな感じでしょうか。

市長 これまでもご説明しているように、三の丸と見られる石垣と堀の遺構については、地権者であります事業者と覚書を締結し、今、国の史跡指定に向けた取組の中で位置付けているところですが、一方で本丸周辺についても、国の史跡指定には必須の区域になっています。

 こちらについてもそれぞれに地権者がいらっしゃいますので、こういった方たちと今協議を進めているところです。

滋賀報知新聞 大きく2つあり、まず1つ目なんですけれども、今月、現地時間12日、ニューヨークで行われた国連総会で「世界湖沼の日」というのが決定されました。これは1984年8月27日に、大津市で第1回湖沼会議が開かれたことにちなんで、8月27日を「世界湖沼の日」と定めたということですけれども、そもそも大きな枠組みの中で、この発表を受けた市長の率直なご感想と、来年度には第1回目の「世界湖沼の日」が来るというので、県が毎年やっている「びわ湖の日」から「山の日」までの「びわ活」の期間を延長して、その期間の中で、びわ湖に触れたり考えたりすることができないかみたいなことを考えているところですが、大津市でも来年度、第1回「世界湖沼の日」に向けた動き、こんなことができればなというものがありましたら教えてください。

市長 まず、「世界湖沼の日」は大津市で開催され、今も触れていただきましたけれども、第1回世界湖沼会議の日にちなんで制定されたということは、やはり大津で開催された第1回の世界湖沼会議のレガシーとして、これだけ時を経た後ではありますけれども、こういった形で残ったということは大変嬉しく思っています。

 先程もMICEの誘致で申し上げましたけれども、やはり国際会議というのは、開催するだけではなく、その地また世界中に何がしかのレガシーを残すきっかけにもなると思っていますので、これからのMICEの誘致のためにも、こういったこともしっかりと念頭に置いて取り組んでいきたいと思っています。

 そして来年の取組でありますけれども、具体のことを今申し上げられる時点ではありませんが、やはり世界湖沼会議のみならず、例えば第3回世界水フォーラムにおいても、京都で開催されたとはいうものの、大津市でもおもてなしの行事なども開催されたと記憶していますので、たちまち我々が直接何かしらをするということだけではなく、やはりこういったことをしっかりと知らしめていくということに取り組んでいきたいと思います。

滋賀報知新聞 2つ目なんですけれども、先程坂本城のお話もあったんですけれども、これも先日、県から発表があったんですが、明智光秀の古文書が再発見されたということで、約半世紀の間、所在不明となっていた光秀から聖衆来迎寺への書状でして、色々切り口がある発見ではないか、光秀の人物像に迫ったりするものではないかという期待もあり、坂本城跡の文化財指定のはずみにもなるのではないかという期待もあるんですけれども、市長の率直なご感想を伺えたらと思います。

市長 先に発表された文書についての歴史的な評価をする立場ではありませんが、やはり坂本城跡の国の史跡指定のみならず、再来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」に向けては、明智光秀ももちろん登場すると思っておりますので、こういった明智光秀にまつわる話題が増えてくるということは大変嬉しく思っています。

読売新聞 MICEの関係で伺いたいんですけれども、MICEというと、他府県とか色んなところで会議をするのは、大きい会場だったりとか、観光、そこにどういうふうに動線を作れるかというか、会議の後というような課題が他府県とかでもよく見られるかと思うんですけれども、大津市においてMICEを進める上での課題、会場とか周辺とか、先程おっしゃられた周辺の観光とか、そういうものの動線とか、何か課題を感じられているようなことはありますか。

市長 MICEを誘致する上において、規模というものが大変重要になってまいります。我々が今、MICEの誘致で進めているのは、大規模なものではなく中規模なもので、先程もこれまでの実績について少し触れましたけれども、例えば医療系の学会などを中心に、大学等への働き掛けをしているところです。

 こういった中にあっては、これだけ集積しているものを組み合わせながら使っていただけるというのは我々の利点だと思いますが、中々こういったことは皆さんご存じいただいていないと。そして、交通利便性の高さについても、まだご存じいただいていないという中でありますので、まずは今持てるものをしっかりと磨き上げながら発信を強めていきたいと思います。

京都新聞 MICEについて伺いたいんですけれども、隣の京都市が大分以前から頑張ってらっしゃって実績もある中で、京都市とどういうふうに差別化を図っていくのか、大津市ならではの強みがあれば教えてください。

市長 MICEのウェブサイトをご覧いただければと思いますが、やはりここでうたっているのはレイクフロントの環境の良さであります。京都でのMICEの誘致はもちろん、古都・京都での開催ということになりますが、我々、京都からの利便性が高いところも含めて、さらなる魅力が我々にはあるんだということで差別化を図っていきたいです。

京都新聞 京都と連携するようなことは考えてらっしゃいますか。

市長 例えばエクスカーションにおいては、連携というのも、これまで誘致したMICEの中でももちろん取り組んでいただいておりますし、我々も例えばバスの借り上げの補助などは、県内に限らず、京都も含めた取組をしているところでありますので、連携というのは不可欠だと思います。

京都新聞 今年一年振り返ると、市議会で待機児童問題とか、そういうものが議論になったかと思うんですけれども、改めて公立保育士の待遇改善については、市長として今後、賃上げを進めたいとか、どういうお考えでいらっしゃるのか教えてください。

平野幼稚園の子どもたち

市長 まず、保育士の処遇改善の取組は、市だけでできるものではありません。国においても、今回公定価格の中で保育士の処遇改善という打ち出しをしていただきました。これに加えて、我々としてどういったことができるのか。既に、例えば奨学金の返還の支援とか、潜在保育士への直接給付とか、取り組んでいるところですけれども、こういったものの組合せてやっていかないと。

 これをやったから保育士の確保が進みますという妙案があれば、これはもう全国の各自治体が取り組んでいるところでありますので、我々も処遇改善ということも念頭に置きながら、しっかりと様々な取組を重ね合わせていきたいと思います。

日本経済新聞 MICE関連で、中規模の会合というのは、具体的には何人ぐらいですか。300人ぐらいですか。

MICE推進室 中規模といいますと、定義は色々あるんですけれども、大体1,000人ほどの
MICEを提供するということです。

日本経済新聞 残念ながら前に逃したG7の会合は、中規模に入るんですか。

市長 規模とすれば、そういうことになると思います。

日本経済新聞 あの規模であれば、今後も国際会議の誘致にも積極的に取り組んでいくという認識でよろしいですか。

市長 一方で、今年開催された商工会議所の女性会の全国大会においては、2,800人の規模で開催していただきましたが、やはり1カ所で懇親会が開催できず、分散開催になったり、びわ湖ホールにおける催しについても、大ホールだけでは充足せず、中ホール・小ホール全て活用するような形になっておりましたので、そういった面から、経験的に2,800人のものを1カ所で受けることは中々、難しいということを、ある意味実感として把握しておりますので、そういった意味では、先程申し上げた中規模というところにしっかりと力点を置いて取り組んでいきたいと思います。

日本経済新聞 箱というか場所とすれば、大津市民会館とかびわ湖ホール。びわ湖ホールも入るんですか。

市長 我々のMICEは、公共施設ももちろんですけれども、やはり近隣のホテル、びわ湖大津プリンスホテル・琵琶湖ホテル、他にもありますが、こういったホテルの施設があり、そしてそれに重ね合わせるように、びわ湖ホール・大津市民会館といった公共施設がありますので、様々な組合せの中で開催していただけます。特に医療系の学会などは分科会という形がありますが、会場はそんな大きいものではなく、数が必要になってくるようなMICEもありますので、そういったものには対応できると思っていますし、また、こういった中でユニークベニューというところにもしっかりと取組を進めていきたいと思っています。

日本経済新聞 ユニークベニューというのは、要するにエクスカーションですよね。こういうものと組み合わせて、リクリエーションも組み合わせてと、そういうことですか。

市長 例えば我々の場所でいうと、旧竹林院などは庭園もあり建物もあり、ここで小規模の会議を開催していただくなどというのは、やはり大津らしさ・日本らしさというものを感じていただけるようなしつらいというものが提供できると思っています。

日本経済新聞 お寺なんかとももう話はついているわけですか。

市長 我々の持てるものプラス、こういったものも紹介しながら、また我々が調整を進めていくということも、これからやっていきます。

日本経済新聞 例えばお寺の宿坊に泊まってとか、そういったこともあり得るんですか。

市長 そこまではまだ至らずですが、例えば三井寺さんについても、宿坊を宿泊施設として運営されているところもありますので、こういったものは紹介できると思います。

日本経済新聞 さっき言われたエクスカーションだから、近隣の観光施設もひっくるめて、セットで何かパックを作って、会議パックみたいなのを作って、会議の1日目・2日目・3日目にエクスカーションとか、そういうのも何かパックで売り出すということもあるんですか。

市長 こういう具体な事例をご紹介しながら、何分かけてエクスカーションするのかというところもありますので、こういった時間、またその人数、そういう条件によったご提案というものも、これは実際の事例から踏まえてご提案できると思っています。

日本経済新聞 まだ公開されていないから、担当課に行けば見せてくれるんですか。

市長 公開は先程申し上げたように来年の1月14日からです。

日本経済新聞 その前に記事を書こうと思ったら、見ないと書けないです。

市長 プリントアウトしてお渡しします。

日本経済新聞 あと何か具体的に今狙っているもの、この会議を取ってきたいとか、そういうものはありますか。

市長 具体は特にありませんが、今までの関係先としっかりと連携強化しながら、ようやくコロナ禍を乗り越えて、人の行き来も活発になってまいりましたので、それと同時に、大津の認知度が先程高まったということを申し上げましたが、今回の大河ドラマ「光る君へ」を契機に、大津という認知度は確実に向上していると思っておりますので、こういったものも武器にしながら誘致を進めていきたいと思います。

日本経済新聞 今が一番いいタイミングだということですね。ホームページを作るだけだと、多分それだけだと駄目だと思うので、何か他に、先程おっしゃった学会に働き掛ける、大学に働き掛けるとか、そういった努力もしていくということですか。

市長 これはもうコロナ禍の中にあっても、職員が直接出向いて、働き掛けを行っています。

日本経済新聞 大学以外はどんなところに出向いているんですか。

市長 主には大学に焦点を絞り、それ以外のところは関係機関と連携しながら情報収集しています。

日本経済新聞 学会中心なんですね。

MICE推進室 先程市長が申し上げました学会を中心に、医療系の大学であったり、そういったところに誘致活動を行っております。あと民間の団体さんであったり、商談会にも参加する中で誘致活動を進めているという状況です。

朝日新聞 待機児童の件で伺いたいんですけれども、来年度の採用人員は29人予定されていたと思うんですけれども、それが下回って二次募集をかけられたところだと思うんですけれども、その29人を下回ってしまった要因は市長としてはどうお考えですか。

市長 全国的な保育士不足の中で、内定を辞退された方も、他の市または他の民間保育園に就職するということを伺っておりますので、こういった中では、大津市のみならず、保育士不足というものは、他の自治体でも大きな課題であるということを再認識しました。

朝日新聞 最後に、年末ということなので、去年は光る一年を「光」という漢字を選ばれたと思うんですけれども、今年は市長にとって、漢字一字で表すとどういう一年だったでしょうか。

市長 色々考えましたが、三日月知事みたいにあんな達筆な色紙は出てきませんし、少し思いつきで申し上げると、魅力の「魅」ですかね。魅力の「魅」だけだとあまりいい意味ではないんですけれども。今年はやはり先程から申し上げているように、大河ドラマ「光る君へ」、また本屋大賞を受賞された「成瀬は天下を取りに行く」、こういったものに多くの方が魅了されました。先程から申し上げていますけれども、こういった契機に大津の豊かな歴史文化遺産をはじめ、魅力が多くの人に伝わった一年であったかと思っていますので、強いて挙げれば、魅力の「魅」、魅了される「魅」ですかね。

朝日新聞 ありがとうございます。来年も新しい、明るい漢字が選ばれることを祈っています。

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