(令和6年度)DX推進室が滋賀大学データサイエンス学部と連携授業を実施
滋賀大学データサイエンス教育研究センターとの連携・協力の一環として、滋賀大学データサイエンス学部の「質的データ解析入門」(担当:和泉志津恵教授、学部3~4年生対象)において、DX推進室との共同授業を実施しました。滋賀大学データサイエンス学部との連携授業は、令和元年度の学部1年生向け「データサイエンス入門演習」から始まり、今年度は「質的データ解析入門」の科目において学部3~4年生を対象に実施いたしました。
連携授業では、(1)オンライン職場見学、(2)学生による本市データの解析、(3)授業内発表会、(4)大津市役所でのデータ分析報告会を実施しました。
(1)オンライン職場見学
大津市役所の仕事内容、その中でのDX推進室の役割、またデータ分析の取組事例を紹介することを目的に、本市が作成した紹介動画をオンデマンド型オンライン形式で学生の方々に視聴いただきました。その後、対面と同時双方向型オンラインの併用授業にて、職場見学の内容について質疑応答も含めた意見交換を職員と行うとともに、EBPMの概要や本市におけるデータ活用事例について学んでいただきました。
(2)学生による本市データの解析
データ解析では、本市が平成30年度に実施した「次期大津市子ども・子育て支援事業計画等策定のためのアンケート調査」未就学児童用調査結果の匿名化アンケートデータ(本市オープンデータとして公開)を題材に選んでいただきました。少人数グループに分かれて、各班異なるテーマを設定し、統計的に解析していただきました。
(3)授業内発表会
令和6年7月に滋賀大学彦根キャンパスで発表会を実施し、本市からもDX推進室職員が出席させていただきました。佐藤正昭教授(データサイエンス学部)や滋賀大学URAの方々も出席されました。学生たちが独自の視点で取り組んだ内容を、統計グラフポスターにまとめ、未就学児童をもつ保護者が抱える課題について質疑応答を含めた議論を行いました。その中から、「雇用の安定の満足度上昇へ」を報告したグループと「保育支援を必要としている人の特徴に関して」を報告した学生に最優秀賞を授与しました。

発表会の様子(1)
(4)大津市役所でのデータ分析報告会
令和7年1月17日に大津市役所で開催したデータ分析報告会において、データサイエンス学部の小谷さん、澤田さん、銘苅さんにデータ分析結果を報告していただきました。小谷さんと澤田さんは「質的データ解析入門」での最優秀賞を受賞したグループ(小谷さん、澤田さん、十河さん、計3名)の代表として「雇用の安定の満足度上昇へ」について、銘苅さんは個人の部の最優秀賞の受賞者として「保育支援を必要としている人の特徴に関して」の内容を発表していただきました。報告会には、子育て関係も含め様々な所属の職員が参加し、分析結果をもとにしたご提言のみならず、分析の進め方など本市のEBPMの推進に参考となる成果発表をしていただきました。

データ分析報告会の様子(1)

データ分析報告会の様子(2)
今後も、滋賀大学データサイエンス学部と協働し、データの利活用による新たな価値創出とともにデータサイエンス分野の人材育成に貢献してまいります。
この記事に関するお問い合わせ先
政策調整部 DX推進室
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電話番号:077-528-2727
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更新日:2025年02月03日