大津市中心市街地活性化基本計画

更新日:2018年08月27日

かつて、JR大津駅前に広がる中心市街地は大津の玄関口であり、多くの人たちが行き交う「まちの顔」でした。
 しかし、都市構造や交通体系の変化によって、人通りは減り、まちの元気は失われていきました。公共交通機関の利用者数の減少、地価の下落などが進むとともに、広い範囲の商圏を持った大型小売店舗の郊外への進出といった影響を受けて、商店街では販売額が落ち込み、空き店舗が増加し続けています。
 このような状況に対して、にぎわいを再び取り戻そうと地域住民をはじめ多くの人たちの地道な取り組みが続けられました。そして、平成20年1月23日に、大津商工会議所などの経済団体や地域住民の代表、学識経験者などの様々な団体・人が参加する「大津市中心市街地活性化協議会」が設立されました。
 同協議会の意見を踏まえて、新たに大津市中心市街地活性化基本計画を策定し、平成20年7月9日付けで内閣総理大臣の認定を受けました。

計画の概要

計画期間

平成20年7月から同25年3月まで(4年9ヶ月間)

基本方針と目標

大津らしい地域資源を活かした活性化を実現しようと、3つの基本的な方針と目標を設定しています。

基本的な方針と目標

活性化に向けた事業展開

3つの目標の達成のため、▽大津駅前~大津港エリア▽旧東海道を中心としたエリア▽琵琶湖を生かした観光で集客を目指すびわ湖湖岸地区の3つを、重点区域と位置づけました。びわ湖や町家などの地域資源を活用した事業などの49事業を展開し、大津らしい中心市街地の活性化を図ります。

JR大津駅前

土地区画整理事業や市街地再開発事業の実施、大津駅前商店街(寺町通り)の歩行者空間の確保・高品質化、ファサード整備によるまちなみの統一などを実施し、品格とにぎわいを創出します。

浜大津・大津港

明日都浜大津を健康・福祉、市民活動拠点として事業を展開するほか、旧大津公会堂(社会教育会館)を集客・交流施設として株式会社まちづくり大津とともに整備していきます。

びわ湖・湖岸・びわ湖ホール周辺

びわ湖に面した中心市街地として、環境配慮型の事業を展開。なぎさ公園でのオープンカフェなどのテナントミックス施設整備事業、びわ湖湖畔活用エコツーリズム事業などで、びわ湖観光を促進し、まちなかと連動したにぎわい回復を目指します。

大津百町・旧東海道

現在も町家が約1600軒残る、大津らしい伝統的な町並みを活かしたまちづくりに取り組みます。町家情報センターの整備運営や町家の修景補助を行い、イベントの開催と組み合わせて中心市街地の活性化を図ります。

中心市街地活性化を推進する主な事業

基本計画(ダウンロード)

大津市中心市街地活性化基本計画(23年3月改訂版)

認定された基本計画は下記からダウンロードできます。

大津市中心市街地活性化基本計画(パンフレット)

パンフレットは下記からダウンロードできます。

 下記からは、パンフレットを一括してダウンロードできます。(容量が大きいのでご注意ください。)

基本計画の変更経緯

認定

平成20年5月28日申請・平成20年7月9日認定

第1回変更

平成20年9月27日申請・平成19年11月5日認定

第2回変更

平成21年2月27日申請・平成21年3月27日認定

第3回変更

平成22年2月25日申請・平成22年3月23日認定

第4回変更

平成23年2月23日申請・平成23年3月31日認定

基本計画の策定経過

平成18年8月7日

大津市都市再生本部の設置

平成18年8月22日

改正中心市街地活性化法の施行

平成18年11月21日

庁内ワーキンググループの設置

平成18年12月8日

大津商工会議所中心市街地活性化協議会(法定外)設置
[第1回(平成18年12月8日)・第2回(平成18年12月25日)・第3回(平成19年1月25日)・第4回(平成19年2月6日)・第5回(平成19年12月23日)]

平成18年12月22日

大津市中心市街地活性化基本計画策定委員会設置

第1回会議(平成18年12月22日)

第2回会議(平成19年1月26日)

第3回会議(平成19年2月26日)

第4回会議(平成19年3月19日)

平成19年3月15日

大津市中心市街地まちづくりセミナー開催 

平成19年3月

大津市中心市街地活性化基本計画に対する提言「大津市活性化フェニックスプラン2007」策定(大津商工会議所)

平成19年6月15日

大津市中心市街地まちづくりセミナー開催 

平成19年7月

市民アンケート実施

平成19年8月

庁内関係課ヒアリング

平成19年8月29日

大津市中心市街地活性化協議会設立準備会(大津商工会議所中心市街地活性化基本計画専門部会)設置[第1回部会(平成19年8月29日)・第2回部会(平成19年9月27日)・第3回部会(平成19年10月30日)・全体報告会(平成19年11月19日)]

平成19年11月27日

大津市都市再生本部開催(庁内最終合意形成会議)

平成19年

庁内パブリックコメント

平成19年12月21日

内閣府との認定申請事前協議開始

平成20年1月

パブリックコメント(平成19年1月10日~平成19年1月24日)

平成20年1月23日

株式会社まちづくり大津創立

大津市中心市街地活性化協議会設置
第1回会議(平成20年1月23日)
第2回会議(平成20年2月8日)
第3回会議(平成20年2月22日)
第4回会議(平成20年5月1日)
第5回会議(平成20年7月3日)

平成20年4月1日

都市計画特別用途地区決定告示
特別用途地区内における建築物の制限に関する条例の制定

平成20年5月28日

内閣総理大臣に対し「大津市中心市街地活性化基本計画」の認定申請

平成20年7月9日

内閣総理大臣が「大津市中心市街地活性化基本計画」を認定

平成20年11月5日

内閣総理大臣が「大津市中心市街地活性化基本計画(第1回変更)」を認定

平成21年3月27日

内閣総理大臣が「大津市中心市街地活性化基本計画(第2回変更)」を認定

平成22年3月23日

内閣総理大臣が「大津市中心市街地活性化基本計画(第3回変更)」を認定

平成23年3月31日

内閣総理大臣が「大津市中心市街地活性化基本計画(第4回変更)」を認定

計画の推進体制

「大津市中心市街地活性化協議会」による計画の推進

本計画は、官民を問わないさまざまな主体が行う事業で構成されています。そのため、進行管理や各年度の事業計画立案などを、計画に基づいて協議会が統合的に行なうことで、円滑な推進を図ります。そのほか、活性化事業の広報や合意形成、調査、直営による関連事業なども協議会が実施します。また、より専門的・集中的に議論を行うためプロジェクト会議を設置。現在、町家利活用、情報発信、湖岸活用、地域カードに関連したプロジェクトも立ち上げ事業を推進します。

「株式会社まちづくり大津」によるリーディングプロジェクトの推進

協議会の設置と併せて、市や商工会議所、地元企業、金融機関、市民のみなさんの出資によって、 株式会社まちづくり大津が創立されました。株式会社まちづくり大津では、まちに元気を取り戻すため、まず、なぎさ公園のオープンカフェや旧大津公会堂(社会教育会館)の活用など、新しいプロジェクトの推進に取り組みます。また、民間事業者や団体を支援し、独立採算で経営していくための収益事業を行うほか、協議会運営の中心を担っていきます。

計画の推進体制

基本計画のフォローアップ

中心市街地活性化基本計画について内閣総理大臣の認定を受けた市町村は、毎年度認定基本計画に掲げられた取組みの実績及び進捗状況についてフォローアップを実施し、国へ報告することとなっています。

大津市においても、中心市街地活性化基本計画について、以下のとおりフォローアップ報告を行いました。

(旧)大津市中心市街地活性化基本計画

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