市長記者会見(令和7年4月25日)

更新日:2025年05月16日

  • 日時 令和7年4月25日(金曜)13時から
  • 場所 大津市役所 新館2階 災害対策本部室

会見で説明する佐藤市長

(注)JIS規格以外の文字については、代替文字で対応しています。ご理解をよろしくお願いします。

市長説明

 本日はお忙しい中、定例記者会見にお集まりいただきまして誠にありがとうございます。また、市政記者クラブの皆様におかれましては、平素、市政情報の発信にお力添えいただき、重ねて感謝を申し上げます。今年度もどうぞよろしくお願いします。

おおつ割のロゴマーク画像

 初めに本市独自の物価高対策で取り組みます「おおつ割」について申し上げます。「おおつ割」は、市内の対象店舗で利用できる電子割引券を発行することにより、家計の負担軽減と市内の消費喚起を図り、物価高の影響を受けておられます生活者と市内の中小企業、小規模企業者の支援につなげることを目的としております。 

 2回目となります今回は、前回を上回る約4億3,500万円を割引の原資としており、経済波及効果は1回目と同程度とした場合、消費総額を約21億円と見込んでおります。

 令和5年度に実施しました1回目の利用状況やアンケート結果を踏まえて、より利用しやすくなるように内容を一部変更しました。

 1つ目は、対象業種の拡大です。今回は飲食業も対象としております。2つ目は、割引券取得方法について、これまでの先着方式から事前抽選方式へ変更しております。3つ目は、300円単位で5枚つづりの電子割引券を発行することで、分割での利用を可能としております。なお最大割引額も引き上げて、1,500円となっております。

 利用方法につきましては、前回と同じくLINEを活用し、利用期間を6月から8月にかけて3回設けております。1回目の抽選申込みを5月12日から開始することとしております。

 また事業期間中、専用のコールセンターを設置するなど、利用方法が分からない方のお問合せに丁寧に対応するとともに、おおつ割ウェブサイトの活用や、スマートフォンの取扱いに慣れていらっしゃらない方を対象に、市内3カ所で教室も開催します。

 併せて市内のauショップでも、事前予約制ではありますが、広く対面での支援を行ってまいります。こうした取組により、「おおつ割」の事業のみならず、デジタルデバイドの解消につなげるきっかけにもしていきたいと思っています。

 5月18日までを期間として、現在、参加店の募集を行っておりますが、既に約800店舗からお申込みをいただいております。期間は限られますが、物価高の影響を受ける市民と市内事業者の暮らしと営みの支援につながるように取り組んでまいりたいと考えています。

対談する浜崎さんと佐藤市長

 もう一点、既にご案内をしているところですけれども、本日15時半に、中小企業庁が主催しました第5回アトツギ甲子園に滋賀県で初めて決勝大会に出場いたしました浜崎銃砲火薬店の浜崎航平さんがお越しになる予定です。市内事業者の事業承継を応援する観点からも、こちらも取材をいただければ幸いであります。

 私からは以上です。

質疑応答

LAGO大津の外観

朝日新聞 LAGO大津についてですけれども、開業から1カ月が経って随分にぎわっているようで、定期航路なんかもつくられて、すごく観光スポットとしても注目されています。一方、事前にやっぱり交通渋滞なんかの心配もあったんですけれども、これまでの市長の所感とか、今後に向けての思いとか課題とか、感じられていることがありましたら、まとめて教えてください。

市長 1カ月で、今ご質問にもありましたように、市内外から15万人もの方がお越しになったと伺っております。おおむね順調にスタートできたのではないかと考えています。

新航路試乗会での様子

  共になぎさ公園市民プラザの再整備に取り組んできましたたねやさんに改めて感謝を申し上げるとともに、新たなにぎわいの拠点としてだけではなく、大津の魅力あるスポットとして広く紹介されて、まちの活性化にもつながっていることを大変嬉しく思っています。

 オープンをきっかけとして、大津港とにおの浜観光桟橋を結ぶ定期航路ができるなど、LAGO大津がなぎさ公園周辺魅力向上プロジェクトの次のステージへの起点となるものと考えています。

OtsuDreamFestivalセレモニーの様子

  4月20日も取材いただきましたこのエリアで、「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」のPRイベントを開催したところですけれども、引き続きなぎさ公園周辺のにぎわいの創出に取り組んでまいりたいと考えております。

共同通信 ちょっと個人的な興味になってしまうかもしれないですけれども、坂本城址の発見が先日あって、京都橘大学と共同で調査されていて、成果発表があったんですけれども、湖中石垣についての発見ということで、中々、活用が難しいところではあるかと思うんですけれども、今回の共同調査の結果を受けまして、何か考えている活用策などありましたら教えていただきたいと思います。

坂本城址発掘調査説明会の様子

市長 活用以前に、この湖中石垣につきましては、平成6年度の琵琶湖の渇水の際に滋賀県による調査が行われたものの、その後全く調査がされておりませんでした。今回の調査によって、周辺にも何らかの遺構が広がる可能性が出てきたわけですので、まずは今後の調査を注視したいと思います。

 一方で、湖中石垣につきましては、皆さんもご承知のように、これまでから琵琶湖の管理者であります滋賀県に対して、詳細な調査と適切な保存を要望しております。昨年度から滋賀県においては、琵琶湖に眠る水中遺跡発掘・発信事業に取り組んでいただいているところですので、今回の調査結果もお示ししながら、引き続き保存・活用に向けた要望を重ねていきたいと思います。

中日新聞 LAGO大津のことでお伺いします。これから大型連休に入るということで、さらににぎわいが予想されると思うんですけれども、やっぱり地元の人たちは交通渋滞を懸念しておられると思うんですけれども、そのあたりの大型連休中の渋滞の見込みですとか、何か対策など考えていらっしゃったら教えてください。

市長 この1カ月の間に最も多い日で8,000人近くの来場があったと伺っております。一方でLAGO大津の駐車場については、満車となることもありましたが、隣接しますサンシャインビーチの駐車場が満車になることはなく、まだ余力があると思っています。大型連休につきましても、円滑な誘導ができるように、事業者と共に取り組んでいきたいと思います。

中日新聞 サンシャインビーチの駐車場は、利用率は大体何割ぐらいになっているんですか。

市長 サンシャインビーチの駐車場は237台ありますけれども、おおむね2割から3割、少ないときはもっと少ない状況です。

京都新聞 まず1点目、熊についてですけれども、長浜市で22日に住宅街で熊が出没したということもありまして、先週末、鳥獣保護管理法の改正もありましたので、今後、市街地での銃使用も緩和され、自治体の判断で緊急的に銃を発射する可能性もあるかと思うんですけれども、それに向けての体制整備であったり、ハンターの確保というところについて、何か対策を考えていらっしゃるところがあればお伺いしたいと思います。

市長 まず、長浜市の神照町という市街地で熊が目撃され、また被害に遭われた方がいらっしゃると。一日も早いけがの回復をお祈りするところですけれども、市街地に熊が出てくるということにまず驚きました。本市内においても、熊の目撃情報は多数寄せられているところでありますので、こういった注意喚起については、これまでも既に取り組んでいるところでありますけれども、これからもしっかりと力を入れていきたいと思います。

 ハンターの養成を市の取組の中で進めるということは、中々、困難なところもありますが、先程くしくもご紹介しました浜崎銃砲火薬店の浜崎航平さんは、これからこの鳥獣害被害も含めて、ハンターをしっかりと養成することに社業を通して取り組みたいと言っておられますので、こういった若い力にも期待したいと思います。

京都新聞 2点目ですが、4月12日に山林火災が発生したかと思います。2日かけて鎮火ということになりましたが、全国でも山林火災が相次いだということで、何か今後、対策を取られる予定などありましたらお伺いしたいと思います。

市長 林野火災・山林火災について、全国的に大きな被害が発生しておりますが、やはり大きな被害が生じると大きく報道もされますので、非常に市民の皆さんの関心は高まっていると思います。まず、注意喚起をしっかりと取り組んでいきたいと思います。特にたき火や火入れなどを行う際には必ず消火の準備をするような、こういったことを具体的に周知していきたいと思います。

京都新聞 3点目ですが、万博の視察はもう行かれましたか。

市長 万博は開会式に寄せていただきましたし、先日もナショナルデーでスイスのナショナルデーがございました。本市は、インターラーケン市というスイスの都市と姉妹都市の提携を結んでおりますので、スイスのナショナルデーにも参加いたしました。

京都新聞 万博に行かれてのご感想をお伺いできたらと思います。

市長 感想ということではありませんけれども、本市からも職員を博覧会協会に派遣しておりますし、まずはこの間、開催に向けて準備に当たられた関係の皆さんに敬意を表したいと思います。それと同時に、会場に赴きますと若い方、特に中高生を中心に万博を訪れていることを目の当たりにしましたので、こういう若い世代が万博を通していろいろなことを学び、気づき、また交流が深まればいいなと期待しています。

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