市長記者会見(令和8年5月27日)

更新日:2026年06月15日

  • 日時 令和8年5月27日(水曜)11時から
  • 場所 大津市役所 新館2階 災害対策本部室

(注)JIS規格以外の文字については、代替文字で対応しています。ご理解をよろしくお願いします。

市長説明

 皆さん、こんにちは。

 本日は、お忙しい中、定例記者会見にお集まりをいただきまして誠にありがとうございます。

 また、平素、記者クラブの皆さんにおかれましては、本当に広く市政情報を発信していただきまして重ねて感謝を申し上げます。

 それでは、本日、こちらから3点についてご紹介いたします。

 1つ目は、大河ドラマ「豊臣兄弟!」に関連する本市の取り組みであります。

 歴史博物館において、7月18日から8月30日の間、企画展「豊臣秀吉と大津」を開催いたします。歴史的風致維持向上計画の重点区域としております大津百町のエリアは、秀吉による大津城築城をきっかけに形成されていきます。先日、坂本城の本丸の石垣の発見について発表したところでありますが、坂本城の石垣などもこの大津城に転用されたと言われています。本展では、当時の資料を基に、坂本城や大津城、延暦寺や三井寺、それに堅田や伊香立、葛川などの地域との関わりを切り口に、秀吉の大津での足跡を紹介することとしております。

 また、企画展に合わせて全部で4回講座を開催いたします。1回目となる7月25日土曜は、奈良大学の河内将芳教授を講師に迎え、「秀吉・秀長と坂本・大津」と題して行います。このほか、秀吉の一族である浅野長吉、秀吉による日吉大社、延暦寺の復興、城下町から大津百町への発展などのテーマを予定しています。

 この企画展の期間には、大河ドラマ「豊臣兄弟!」の紹介や出演者のパネル、ドラマで使用された小道具などを展示するロビー展を併せて実施いたします。期間中の7月18日土曜には、ドラマの制作統括である松川博敬チーフ・プロデューサーによるトークショーも実施をいたします。

 こちらについては事前の申し込みが必要であり、5月31日から6月15日までの間、電子申請サービスで受け付けることとしています。

 2つ目は、坂本城に関するシンポジウムです。

 昨年度の坂本城跡の国史跡指定を記念して、7月26日日曜にシンポジウムを開催いたします。静岡大学名誉教授であり歴史学者の小和田哲男さん、落語家でお城愛好家の春風亭昇太さん、滋賀県立大学名誉教授で城郭研究者の中井均さんの3名に登壇いただく予定であります。当日は、大河ドラマ「麒麟がくる」の時代考証もされた小和田さんによる「坂本城跡の歴史的価値と魅力」の基調講演の後、中井さんと春風亭昇太さんのトークショーでは、一緒に全国のお城巡りをする仲だというお二人に、お城の楽しみ方について語っていただきます。締めくくりとして、3人をパネリストに、「坂本城跡の未来を考える」と題したディスカッションを行います。

 この坂本城跡をどのようにまちづくりや地域の活性化につなげられるのか、有識者の立場、また愛好家の立場から議論を深めていただき、また本市のこれからの取り組みに生かしていきたいと考えています。

 また、来場者との質疑応答などを通して、広く坂本城跡の未来を考える場になることも期待しております。

 最後3つ目は、大津市消防局と漫画家・瀬口忍さんの作品「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」とのコラボレーション企画であります。

 ご承知のように原作は作家の今村翔吾さんで、お二人とも大津市在住というご縁から、このたび大津市消防局とのコラボレーションが実現をし、本市独自の広報を展開することとなりました。今回使用させていただく漫画第1巻の表紙イラストは、大津市消防局で使うのが初めてとなるもので、火災予防の啓発や、また消防団員の募集などに活用する予定としております。大津市消防局公式インスタグラムやホームページのほか、今後、ポスターやチラシ、ステッカーなどを製作することとしております。

 私からは以上3点となります。

質疑応答

産経新聞 宿泊税について質問させていただきます。

 宿泊税については、今年度に入って検討委員会が始まり会合も始まりました。委員からはメリット・デメリットを含めて様々な意見が出てきたということで、あと宿泊事業者からのアンケート結果の報告なんかもあり、そこからの議論とかコメントとかも含めていろんな意見が出てきたと。いわゆる論点整理とか材料みたいなのが出そろってきたのかなという印象です。これから議論が深まることになると思いますが、まずは現時点での市長の受け止めがあれば教えてください。

市長 ご質問にもありましたように、現在、大津市宿泊税検討委員会において、宿泊事業者の意見を聞きながら議論を進めていただいている段階であり、私から現段階で軽々に申し上げられることはありませんが、やはり観光振興に資する財源が確保できるという期待がある一方で、導入された場合の影響への懸念もあるということを承知しています。

引き続き専門的な見地からの検討委員会における丁寧な議論に委ね、議論の経過を見守っていきたいと思います。

坂本城跡 発掘現場

毎日新聞 坂本城跡のことで1つお尋ねです。

 市長、これまでの説明会の場にもお見えになっていただけておりますが、あの場、大変意義があるというふうな識者の先生のコメントも取材で頂戴しました。あそこをどういうふうに進めていくかというのはとても重要だというふうな、取材でいただいているんですが、まさに来年度まで進むマスタープランの中で、もう大きなことになると思うし、今からだとは思うんですけれども、今あちらをご覧になって市長の中でお考えになっていること、教えてください。

市長 坂本城跡については、これまで国の史跡指定を目指すということで、三の丸、そして本丸周辺について、昨年度、国の史跡の指定がなされたところであります。

 加えて、先般発表させていただいたように、本丸において石垣が発見されたということを受けて、この当該地についても開発が計画されたために、事前の試掘、確認調査を実施して発見されたものでありますので、地権者さんと協議を重ねて国の史跡の指定に向けて取り組んでいきたいと。

毎日新聞 三の丸のときと、同じようにといったら、ちょっとあれかもしれませんけれども、交渉を進めていくおつもりでいらっしゃいますか。

市長 はい。この間も地権者さんとは丁寧に協議を重ねておりますので、そういったことを踏まえて、今後、国の史跡の指定に向けて取り組んでいきたいと思います。

滋賀報知新聞 宿泊税について伺います。

 先日5月25日に宿泊税検討委員会の第2回が行われて、アンケートや中間報告という、これだけの期間にこれだけのものが集まって、こういう簡単な資料は示していただいたんですけれども、それは、今後議論深まる、先程産経新聞社さんのお話にもあったんですけれども、一方で、税が仮に導入になったという仮定で申し訳ないんですけれども、利用者の利用料金に課されるということになるかなと思うんですけれども、受益者として利用者とか宿泊される方、大津市外の方が非常に多くなってくるんじゃないかなと思うんですが、そこでの反応といいますか意見という機会というのは、予定には聞く予定はないのかなというふうに伺ったんです。

今後どういうふうな流れを、審議会の流れを見守っていくというお話しいただいたんですけれども、今後、市として利用者の方、市外からたまに来られた方がちょっと値段が上がっても大津市内の宿泊施設使いたいなと思うような施策を打ち出していかないといけないと思うんです。そのあたり、現時点で市長のお考え等ありましたら教えてください。

市長 現時点において導入することを前提にしたお答えは控えなければいけないんですが、導入するとなった場合においては、やはり税の使途についてある程度明確にすることが不可欠だと思います。その上で、宿泊事業者の皆さんをはじめ観光事業者の理解を得ることはもちろんでありますけれども、観光客の皆様にもそのことを説明していく必要があると思っています。

NHK まず、坂本城について伺いたいんですけれども、先日、基底石が発見されたということです。一方で、坂本城、まだ全体像がつかみにくいという、幻の城と呼ばれたこともあると思うんですけれども、そういった中で、全体像がつかみにくい中でどうやって坂本城を観光に生かしていきたいか、市長の現時点でのお考えをお聞かせください。

市長 そういったことも含めて、今年度と来年度、専門家のご意見を踏まえながら保存・活用計画を策定することとしています。保存・活用計画の策定の議論の中では、まずこの坂本城跡の歴史的な価値をしっかりと見いだすとともに、どのように保存をして、どのように活用していくのかということも議論していただくこととしておりますので、この中で活用についても一定の方向性が見いだせるものと思っています。

NHK 続いて宿泊税についてお聞きしたいんですけれども、この間、市では対面する説明会も開催されていますし、動画も配信されて、さらにアンケートもされたと思いますが、そういった中で、市長の把握している範囲で、宿泊税に対して事業者からどんな反応があったというふうに考えていますでしょうか。

市長 先程も産経新聞社さんの質問にお答えをしたように、観光振興に資する財源が確保できることへの期待がある一方で、導入された場合の影響への懸念の声もあると承知しています。

NHK あと、先日の議会での幼稚園の給与の問題の条例に関連してお聞かせいただきたいんですけれども、先日、議会の後には再議には付さないというお考えを示されたかと思いますが、一方で再編も迫っているという中で、今後の対応をどのように考えているかという点についてもう一度今のお考えをお聞かせいただけますか。

市長 まず、議案第30号については、先般もお答えをしているように、同じ議案を再提案する考えはありません。

 しかしながら、幼稚園が抱えている課題というものについては、しっかりと取り組んでいく必要があると思っています。この6年間で園児数が4割減少し、10人以下のクラスが3割を占めている現状から、就学前の子供たちの健やかな学び、育ちを大切にすることを最優先にしながら、これからどういう在り方がいいのかというのは不断に皆さんと議論を重ねていきたいと思います。

NHK この前否決されたばかりということで、現時点で内容を修正して再提出されるとか、そういったことはまだこれからということですか。

市長 同じ議案を再提案する考えはないということは、今申し上げたつもりです。

NHK また、職員組合や現場の先生たちや、あと保護者の皆さんとこれからどういうふうにコミュニケーションを取っていきたいか、交渉を進めていきたいかという点についてもお聞かせ願えますか。

市長 職員組合とはこのことに限らず丁寧に協議を重ねていっておりますし、これからも丁寧に協議を重ねていきたいと思います。

 そして、幼稚園現場とのコミュニケーションも、4月に入って現場も含めて意見交換をしたところでありますけれども、今後、幼稚園の再編について検討委員会から答申を受けることになりますので、そういったことを踏まえて、これからどのような意見交換の場をつくっていくのか検討したいと思っています。

 保護者の皆さんに関しては、もう既に検討委員会としてパブリックコメントを実施しているところでありますので、まず市としては答申を受けた後に、パブリックコメントについてもしっかりと分析をしていきたいと思います。

読売新聞 幼稚園のことについてですけれども、議案第30号が否決されて、今後、市長もこれまでそのような立場だったかと思うんですけれども、再編と給与の問題とをくっつけて、再編の話がまとまって、そこからさらに進めていくという流れになるんですか。

市長 これからの手続きについては未定です。

びわ湖放送 関連するんですけれども、教育保育職としての議論、保障、そして再編というこの両方、必要性に迫られていろいろ検証されているんですけれども、特に再編に関しましては、保育園、こども園などを含めて考えるべきではないか、両方合わせて考えるべきではないかという意見を今回いただいたんですが、そのあたりどのようにお考えでしょうか。

市長 これまで、令和6年度には比叡平にこども園を導入しました。そういったことも踏まえて、こども園についても視野に入れながら検討する必要はあると思いますが、幼稚園の現状、市内に28園あって、園児数は6年間で4割減少し、10人以下のクラスが3割を占めている中で、28園を認定こども園にすることは非現実的だと思っています。

まずは、幼稚園の再編の方向性を見いだした上で、公立の保育園とどのように機能を複合できるのか、その延長線上に認定こども園という議論が出てくると思っていますので、まずは幼稚園28園をどのように再編するのかについて、今、検討委員会に諮問をしているところです。

びわ湖放送 幼稚園の再編がゴールではなくて、その先にトータル的な就学前保育のビジョンを持っていくという形という認識ですね。

市長 はい。あくまで、大津市こども・若者支援計画において、それぞれの地域における保育ニーズにどのように応えていくのかということが前提になりながらも、今ある公の保育園、幼稚園というものを、この社会経済情勢に合わせてどのように見いだしていくのか、在り方をつくっていくのかということは、その先にしっかりと議論しなければいけないと思います。

毎日新聞 幼稚園再編について追加でお尋ねです。パブリックコメント、答申とかのスケジュールを少し教えていただきたいんですが、今年の6月か7月とかそのぐらいの予定なんでしょうか。

市長 誤解なきように改めて申し上げますが、今、パブリックコメントを実施したり説明会を実施している主体は大津市ではなく、あくまで幼稚園等再編検討委員会が行っていることであります。そういった説明会、パブリックコメントも踏まえて、答申をいただける時期については、これまでから6月頃と説明をしてきましたけれども、検討委員会が最終どのように判断するかによりますので、今この時期ですということを明確にお答えすることはできません。

毎日新聞 その中身についてもこれからと思いますが、あと、同時進行で説明会等があった時期に一部の学区自治連合会の保護者会などの意見書、要望書というのが寄せられているかと思いますが、そういったのはどのタイミングでどう検討されていくとかという、何かあるんでしょうか。

市長 繰り返しになりますけれども、今お示しをしている案というのはあくまで幼稚園等再編検討委員会が示しているものでありまして、我々としては、答申を受けた後に大津市としての再編の考え方を改めて取りまとめたいと思います。今いただいている地域からのお声というものも受け止めながら、大津市としての方向性を見いだしていきたいと考えています。

毎日新聞 もう一つ、全く別のお尋ねです。熊の出没についてなんですが、5月30日に昨年度策定を市長が進められたマニュアルについて机上訓練というのがありますが、この春、またすごいメールも入っているんですけれども、まあまあ数があって、錯誤捕獲も大変多いという状態とかを踏まえて、改めて市長が何か、指示と申しますか、関係部局におっしゃっていることとか現時点であれば教えてください。

市長 まず、今年度の状況について申し上げますと、錯誤捕獲が既に4件と、例年にないペースで錯誤捕獲が発生をしております。それだけ熊の出没が危惧されている状況だと受け止めている中にあって、5月22日、ご承知のように伊香立学区において、本当に住宅地に近接しているところで熊が目撃をされ、関係部局でしっかりとこの熊の対策について情報共有し、それぞれ対応できることは対応するということを指示しております。

 特に、今回住宅地で熊が目撃されておりますし、子供たちの暮らしに与える影響が大変危惧されています。例えば、既に学校の登校については自家用車で送っていただく措置も取らせていただいておりますが、こういった中で、やはり熊によって被害が発生しないように、未然に防ぐという観点からこれからも取り組んでいかなければいけないと思います。

中日新聞 先程からの幼稚園と保育園の教育保育職の件なんですが、今回新卒で、教育保育職で採用された方は皆さん保育士としてということで、新たに教育保育職、今年度も募集をかけていらっしゃると思うんですが、この市の考え方を聞いていると、既存の教員の統一がなければ幼稚園のほうに新卒の方を配属するというのが難しいといったような、制度的にはできるんですが、ちょっと運用面で難しいというお話を聞いているんですが、この問題が長期化していくことで幼稚園の先生が新卒で教育保育職として採った方が幼稚園に配属できなくなるみたいな問題も長期化につながってしまうんじゃないかなというふうな懸念もあるかと思うんですが、そのあたりのお考えを聞かせてください。

市長 まず、幼稚園教諭と保育士の職の統一というのは、他の市町においてはもう既に実施をされています。そのきっかけとなったのが認定こども園の導入です。本来認定こども園を導入するに当たっては、この職の統一がなされているというのが他市町ではある状況でありますが、本市においては幼稚園教諭と保育士とで分かれておりました。それを柔軟に配属できるように教育保育職を導入したわけでありますが、ご質問にあったように同じ職種の試験を受験されて職員となった方が配属によって処遇が異なる、給料が異なるということはやはり課題があると思っていますので、このことについては教育保育職として採用した職員を今すぐに幼稚園に配属するということは考えておりません。

中日新聞 いずれにせよ、先程の回答からまだこれから検討していく段階かと思うんですが、何しろこれが来年の4月まで続いて、また採用の際に幼稚園のほうには行けないみたいなのが何度も繰り返されるような、そこまでではなくて、それよりも早く何かしら道筋をつけたいという、そのようなイメージをされているというような解釈でよろしいでしょうか。

市長 それも含めて、これからどうあるべきなのかということの議論を重ねる中で、方向性というのはおのずと見えてくると思います。

中日新聞 まだ、いつまでというものでもないというようなところでよろしいでしょうか。

市長 まずは、今回のことを踏まえて、しっかりと理解していただくことが肝要だと思っていますので、そのことは丁寧に進めていきたいと思います。

中日新聞 もう一点、坂本城の件なんですが、市長も実際にご覧になられたと思うんですが、国の指定史跡に関しても取り組んでいきたいというようなご発言がありましたが、実際に見られて、市長、発掘現場を見られたと思うんですが、その際の思いであったりとか、改めて坂本城の跡というところの歴史的価値や魅力を市長はどのように感じられているかを教えていただきたいです。

市長 これまで幻の城と呼ばれていた坂本城については、これまで調査をしても遺構・遺跡が見つからなかったということでありました。三の丸について石垣と堀が発見されて、初めて地上部で遺構が発見されましたが、本丸周辺については、昭和54年度の調査で一部は発掘調査を行っておりますが、まだ調査ができていない箇所が多数あります。今回本丸の石垣が発見されましたので、本丸の周辺についても調査を、これも保存・活用計画の中で議論していただく中身になろうかと思いますが、一定進めていく、そういった可能性があるのではないかなと改めて思いました。

日本経済新聞 幼稚園、保育園のことでお伺いします。今回、市議会で否決をされたんですけれども、今回、幼稚園の先生の給与を引き下げないということの背景には、市、職員全体の給与体系の中でどう位置づけてという調整があって、それでどうしても機械的にしないとという部分も入っている、一つあったかと思うんですけれども。そうしますと逆に今これだけ職の、仕事内容の多様化とか、これまでの人事給与体系で想定していた賃金体系と仕事の内容とかが大きく変わってくる中で、むしろ今回下げざるを得なくなった理由の一つである市全体の人事給与体系のところを改めて見直していって、その中でこういった保育職が今の世の中がこれだけ大変なんだというようなことで、改めてグレードとかを位置づけて、いわゆる給与を引き上げる方向で考えていくというのは、これはあり得ることなんでしょうか。

市長 公務員の給与制度の大変困難なところで、企業と違って大津市独自で給料表を設定しているわけではありません。国の給料表に準じてどのように適用するかでありますので、我々で勝手にその数字をつくるということは想定していません。

日本経済新聞 そうしますと、やはり展望が見えてこないといいますか、教育保育職のところでやっぱり給与のところは打開策みたいなものは何かないのでしょうか。これだと平行線が続いてしまって、なかなか着地が見えてこないんじゃないかなと思えたんですけれども。

市長 給与制度については、不断に研究を進めたいと思っています。

滋賀報知新聞 市長がコメントなど出されていて、申し訳ないんですけれども、先月、市の文化財発掘調査の報告書の件でニュースになったと伺っております。発掘調査の原稿が間に合わなくて、それでも発注してしまったというのが結構あったということなんですけれども、それについて市長の受け止め等ありましたら伺えたらと思います。

市長 まず、発掘調査報告書が成果物として仕上げられていなかったことを大変遺憾に思います。委託を受けて発掘調査したものもありますし、また、文化庁の補助金をいただいて発掘調査したものもあります。本当に関係の皆様に私からもおわびを申し上げたいと思います。

 まずは、この背景にある構造的な要因についてしっかりと分析をし、再発防止に努めたいと思います。

NHK 全く別の話題についてお尋ねするんですけれども、ナフサの関連で、他の自治体では市の指定のごみ袋が品薄になっているですとか、徐々に市民生活にも目に見える影響が出始めているかと思うんですけれども、大津市でそういった市民生活の影響、何か把握されているものがありましたら教えてください。

市長 市が発注する工事においても、外壁防水工事で使用するシーリングですとか、配管工事で使用する塩ビ管、また接着剤、こういった建設資材の調達が困難になっているということを把握しています。

公共事業についても一定影響が出始めているという状況であります。

 そして今ご指摘のありました大津市の指定ごみ袋についても、入荷が未定もしくは不安定となっている店舗が一部生じていることは把握をしています。これに対して今我々で取り組んでいることは、市ホームページ等を通じて品薄になっていても安定供給に向けて今取り組んでいただいているということをアナウンスするとともに、一部直接お問合せがあった方には、販売している店舗を紹介するというところをさせていただいているところであります。

NHK 他の自治体では、指定ごみ袋じゃなくても出せるようにという対応をされているところもありますが、大津市はまだそこまで逼迫した状況ではないというご認識でしょうか。

市長 現在の品薄については、一時的に大量の購入が集中したためだと分析をしています。現在も店舗への供給は一部を除き通常どおりなされていることを確認しておりますので、今後の推移を注視していきたいと思います。

NHK 議案第30号について、教育保育職についてですけれども、賃金の統一を目指すというその方針自体は今後も、賃金統一を目指すんでしょうか。それともほかの考えにくいと思うんですけれども、賃金の統一は目指すということでいいでしょうか。

市長 先程もご質問に対してお答えをしましたが、他市町では認定こども園を導入したときに職の統一、処遇の統一というのはなされています。我々も令和6年度に認定こども園を比叡平で導入しました。その中で幼稚園教諭と保育士を認定こども園で一緒に勤務をしていただきましたが、やはり処遇が違う、そしてまた、幼稚園教諭に関しては、認定こども園にあってもシフト勤務に入らないと、このような状況の違いから、認定こども園化を目指すには、この職の統一というのが他の市町と同様に必要だと思っています。また、柔軟な配属のためにも、必要だと思っていますが、たちまちにそのことを進めるか進めないかというのは未定でありますということを再三、申し上げているところです。

NHK 必要性については、多分これまで市としてご説明されてきたことかと思うんですけれども、今回ちょっとなかなか市民や職員の理解が十分に得られなかったのかなと取材していて思うんですけれども、市長は議会の後に賃金という面だけに焦点が当たってしまったというふうにおっしゃっていました。

今回、理解が十分に得られなかったことについて、何が課題で今後どう説明されていくのか、そこをもう一度伺えますか。

市長 大津市としてどのような就学前教育・保育をつくっていくのかということを説明する必要があると思っていますし、その中で今回こういった議論を通して、やはり大津市の幼稚園の現状を市民の皆さんにご理解をいただく良い機会になったと思っています。こういったことをしっかりと重ねる中で、よりよい就学前教育・保育を見いだしていきたいと思います。

中日新聞 大枠の市長の考え方をお聞きしたいなと、豊臣兄弟、今ほどもこういったコラボ、いろいろなフォーラムをご提示していただきましたが、大津市、かなり歴史があって度々いろいろな大河ドラマであったりとか、いろいろな機会があってかなり盛り上がるんですが、当然終了してというところで、一旦、フェードアウトして、そしたらまた新しいのがあるという、見ていると順番順番にあるなと思うんですが、そのあたりでブームが一回あったときに一過性で終わらせないためにやっていくかとか、大津市として宿泊税の検討もされていますが、観光という面で京都にたくさん来ているのに大津にはなかなかというところもあると思うんですが、この観光的な面でいろんな部分がある中で、それを一過性に終わらせないための取り組みの考え方であったりとか、なんかそういうところ、豊臣兄弟もちょうどあるので、市長がもっとこうできるんじゃないか、アイデアだったりとか、考え方があるのであればお伺いしたいなと思います。

市長 端的に申し上げると、一粒で二度おいしいを追求することだと思っています。大河ドラマ「光る君へ」の取り組みの後、石山寺が文学の寺という謳われ方をし、紫式部、源氏物語ゆかりのまちだということで認知度が高まったので、今、文学のまち大津の取り組みを進めています。映画「国宝」でびわ湖大津館が注目をされていますので、今年度、びわ湖大津館を含む柳が崎湖畔公園について官民連携の可能性調査というのを実施していますし、大河ドラマ「麒麟がくる」のときに西教寺は明智光秀の菩提寺でありますけれども、コロナ禍で集客に苦戦しましたが、その後、今村翔吾さんの「イクサガミ」、Netflixの動画の撮影に使っていただいて、またそういったことで盛り上がっている。

 同じことでも、例えば「ちはやふる」については、昨年、ドラマが改めて放送されましたので、こういったきっかけで近江神宮についても、日本テレビとタイアップして取り組みを進めていくと。1回で終わることなく、何回も、そしてまた、切り口を変えてでもしっかりとまちの魅力につなげていきたいと思います。

中日新聞 もう一点、大変失礼なんですが、もちろん大津市さんでの取り組みというのはありますが、これ県との連携だとか、そのあたりどのようなことをお考えでしょうか。大津市でできることや、県じゃなきゃできないことみたいなところを、観光の面でどのようにそこを考えるのか、教えていただきたいです。

市長 デスティネーションキャンペーンの取り組みというのは大変期待をしています。大津市だけが観光誘客を果たすのではなくて、滋賀県全体としてそれぞれの市町の魅力を訴求することによって、滋賀県全体に誘客を図る大きなきっかけになると思っていますので、まずはこのデスティネーションキャンペーンをしっかりと大津市でも参画しながら取り組んでいきたいと思います。

毎日新聞 今の質問でちょっと思い出しました。市長、スイスとドイツに行かれて、イギリスでは文学のまちをというお話があったので、今後の記者会見のあれかも、今現在のところでお話しいただけることだけ教えてください。

市長 ヴュルツブルク市と姉妹都市の提携を結んだきっかけとなったのがヴュルツブルク市の出身の作家で詩人、マックス・ダウテンダイの「琵琶湖八景」という作品が大津に滞在して書かれたという、この文学のご縁で姉妹都市の提携をしております。

こういったことも踏まえて、マクス・ダウテンダイについても今回改めてヴュルツブルク市でどういう評価を受けているのかということなども意見交換をさせていただきました。

 残念ながら顕彰していた協会も高齢化によってなくなったり、そういったこともありましたが、まちの中で家が残っていたり、石碑が残っていたりということで、やっぱりそういった縁で姉妹都市を結んだんだということを再認識させていただきましたし、向こうの図書館でもちゃんと本を置いてくださっていることを確認しましたので、そういった結びつきというものを先人がつくってくれたんだなと思いました。

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