ロールモデル紹介 女性起業家 蛭子 美和子さん

あおぞら カメラマン
蛭子美和子さん
「精一杯の心づくし」写真を単なる記録ではなく、応援する気持ちも届けていきたい。
そんな想いを大切に、ご家族の大事な記念日、仲間との楽しい時間を自然な姿で残す出張カメラマン蛭子美和子さん。
平成27年秋に起業。ご家族との時間を大切に、そしてお客様との時間を大切に、毎日を丁寧に過ごされています。
1. 私らしさとは?を考えたら起業していました
(何をきっかけに何歳で起業しましたか? )
元々は商業カメラマンとして、フリーで仕事をしていました。
起業を意識し始めたのは、大津市の「女性の起業を応援する会」のスタッフでもある友達に声をかけられたことがきっかけです。
ちょうど同じ頃に夫が起業し、何を仕事にするか、自分に何ができるかを考えたところ、やはり写真だと思いました。
カメラマンでもありますが、小学生の男の子と女の子のママでもあります。
ママ目線で見たとき、保育園や小学校の思い出写真は、ママが本当に欲しいものではないと感じました。
欲しいものではないけれど、少しでも子どもの成長を残したいと写真を買うまわりのママを横目に、我が子の写真であっても買う気持ちになれない自分がいました。
そんな状況から、自分だったらもっと良く撮ってあげられるのにという思いが生まれました。
そして「美和ちゃんに撮って欲しい、美和ちゃんに撮ってもらえたら嬉しい」というママたちの声を頂くことになりました。
起業を考え始めた時と、人とのご縁のタイミングや条件など、いくつもの点と点が繋がり、自然な流れで起業というカタチになりました。
2. 思い切って行動したからこそ得られたもの
(起業当時に苦労したこと、嬉しかったことは?)
実際に起業したのは、平成27年秋。
準備に約2年かけ、失敗ばかりの日々でした。一番の原因は、人の意見に耳を傾けすぎたことです。
特に、強く言われたらやらなきゃいけない!という気持ちになり、やりたくないことでもやってしまっていたと思います。やりたくないことだから、どんなに手を尽くしてもうまくいかない。
アドバイスもですが、きちんと叱ってくれる人が重要です。そしてバランスが大切と気付きました。
嬉しかったことは、ホームページの検索エンジンONにし公開になった瞬間、初めてのホームページからのお問い合わせが成約に繋がったこと、お礼のメールが届いたことです。
写真は後日郵送のためお客さまの表情が見えないだけに、お礼のメールやお手紙は本当に嬉しいですね。
3. もっと会社を良くしたい。1年後、5年後のビジョン
(女性社長の目線でつくる会社の良さは? )

ちょうど起業して一年半が経ちました。一年後も今と同じ気持ちでやっていたいです。
自身のテーマは、「精いっぱいの心づくし」です。
写真は、思いや思い出をカタチにするものでもあるということを忘れたくありません。ご家族にとっては、大事な家族との記念日なので、慣れてしまうことなく変わらない気持ちでいたいと思っています。
今は人がメインなので、応援している気持ちでいろんなことを想像しています。
生まれてきたことや存在そのものを周りの家族が喜んでいるお宮参りや七五三などの写真を、将来成長したお子さんが見る。単なる記録ではなく、自分が愛されてきたというメッセージを受け取れるような写真になっていたらいいなと思います。
リピーターも出始めている今日この頃、お宮参りで撮影した赤ちゃんの結婚式でも写真が撮れたらと夢は続きます。
4. プライベートは家族と一緒にリフレッシュ
(休日の過ごし方を教えてください。 )
仕事柄、土日に仕事が多く入ることもあり、家族と過ごす時間を今まで以上に大事にしています。
上の子は、小学生6年生の男の子。成長とともに離れていくのだということを感じるようになってきました。絶対一緒にいなければならない時期は過ぎ、仕事の時間は増えるからこそ家族との時間を大事にしたいと強く思うようになりました。
ただ一緒に過ごせばいいではなく、充実した時間を過ごしたいと思っています。
休みだからとりあえずどこかに行こうかではなく、ここに行きたいから行く。おいしいものを食べに行こうではなく、これが食べたいから食べに行く。家族とともに過ごす限られた時間を大事にしたいと思っています。
5. 起業を考えている未来の輝く女性たちへ
(起業を考えている女性にアドバイスをお願いします。)
自分が苦しいと思うことをやらないことが大事です。
私自身起業するまで、人に頼ることは迷惑なことだと思い込んでいました。
ホームページ制作で困っていた時に出会った先生に、「素直になって、人をいっぱい頼りなさい」と言われて気持ちが楽になりました。
やりたくないと思ったら、その感覚も大事にしてほしいとも思います。
人を頼ること、情報を鵜呑みにしないで自分が納得いくやり方でやってみること、自分のやり方を見つけ出すこと、その方が後悔はないと思います。
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更新日:2018年08月27日