働いている女性ロールモデル 白井 恭子さん

更新日:2024年02月20日

白井恭子さん

特例認定特定非営利活動法人 まちづくりスポット大津

白井 恭子さん

1. 今、こういう仕事をしています

(現在のお仕事の内容を教えてください)

まちづくりスポット大津(以下、まちスポ大津)は、まちの「気になることがほっとけない」「何とかしたい」という方や団体の思いをかたちにするお手伝いをしています。やってみたいな、という思いを一歩進めてかたちにする為に、様々な相談にのったり、他団体(人)との出会いのコーディネートを行っています。

また、講座や企画の実施、貸しスペース(ハッシュタグ大津京)の運営をしています。私自身は助成金の運営担当をしていて、事業をゼロからイチに進めるために伴走支援をしながら、スタートアップの応援をしています。

 

「まちづくりスポット大津」の主な事業内容

  1. 講座やイベントの開催
     まちづくり・組織運営・起業などに関する様々な講座やイベント開催
     
  2. 市民活動のサポート
     相談・コーディネート・交流・情報発信等のサポートで「ほっとけない」「やってみたい」気持ちをサポート
     
  3. ハッシュタグ大津京の運営
     みんなで使えるまちづくりの拠点を運営
白井恭子さん
まちづくり大津

2. ここで見つけた!私らしい働き方、やりがい

(現在のお仕事の環境で、働きやすいと思う点は?また、やりがい、喜び、気づきなどはありますか?)

白井恭子さん

私は元々、大阪の市民活動支援機関で7年働いていました。その後、大学内のサービスラーニングセンターという地域と学生を繋ぐ機関で仕事をしていました。

その後、結婚・出産を経て、これまでの経験を活かし、地域と繋がる仕事ができないかと探していたところ、当団体の代表理事から2019年にまちスポ大津がブランチ大津京という商業施設の中に出来たので、2020年4月から働かないかと声を掛けてもらったことがきっかけでスタッフになりました。ちょうど二人目の子どもを保育園に預けることができて、元々やりたい仕事だったこともあり、やりがいを持って仕事に取り組めています。

「誰かのほっとけないをかたちにする」という仕事や、自分には関係ないからと他人事にするのではなく、自分事として考えられる人が増えたら社会は変わっていくんじゃないかという思いがあり、これまで仕事をしてきました。そういうことが実現できる職場であり、色々な取り組みができると思っています。

現在は8歳と5歳の子どもがいますが、入職時は下の子どもがまだ1歳でした。保育園への送迎等もあったので、勤務時間は8:50~16:35(45分休憩)の7時間勤務にしてもらっています。

同じ状況の子育て中のスタッフもいるので、急な通院時などは相談しやすい職場でとても助かっています。

仕事のやりがいは、相談に来られた方が事業で一歩踏み出されたり、こちらの施設を利用して企画を実施し、「相談して良かったです」と言っていただけると、とても嬉しくやりがいを感じます。

コロナ禍でスタートした、まちスポ大津ですが、昨年に実施した企画に参加してくださった方がまた今年も足を運んでくださるなど、段々と認知度が上がってきたことを実感し、とても嬉しく思っています。

場所柄、貸しスペースのイベントには子育て中のお母さん達がよく参加され、気さくに声を掛けてくださる方も多いです。大津市内には育児中や育児が落ち着いたお母さん達がたくさんいて、これから何かを始めたいと相談を受けることがあります。自分と同じ様な立場で頑張っておられるというのがとても嬉しく、ご縁にも感謝しています。

相談に来られる方の中には、子育てで孤立していたり、子どもの不登校で悩んでいるなど、自分も同じ悩みがあったから、それを地域で解決していきたいと思っている方が多いと感じました。そんな方に寄り添いながら、一緒に解決していける様にお手伝いをしていきたいと思っています。

3. 仕事と私生活。どちらも大切だから心がけていること

(仕事と私生活の両立で心がけていることはありますか?)

仕事もプライベートもそれぞれその時間を大切にしたいと思っています。娘も私が忙しいことを感じる年頃なのですが、そこで我慢をさせるのではなく、時間を取ってしっかりと話を聞き、コミュニケーションを取るようにしています。また、まちスポ大津では土曜にも色々と企画をしていて子ども向けのイベントもあるのですが、娘や息子が好きそうなイベントの時は連れてきて、自分の仕事を見せてこんなことをしているんだよと伝えるようにしています。

育児では義両親が近くに住んでいて、子どものお迎えや習い事への送迎をお願いできたり、家族の協力があるので大変助かっています。

4. 目標とする人がいるから頑張れる

(目標にしている人はいますか?)

素敵な女性と出会う機会が多いので、自分軸で事業に取り組んでいる女性は魅力的だと思います。中でも、以前働いていた団体の上司(女性)は誰かの困っていることを見過ごさず、誰もおいてけぼりにしない社会にするために、人との繋がりや相手の想いを大切にされる方で、「絶対にほっとかない」「見放さない」という姿勢に影響を受けました。

社会で求められていることや、自分が仕事で取り組まないといけないことは、常にアンテナを張っておきたいと思っています。

5. 将来のキャリアプラン

(これからの目標は?)

白井恭子さん

今後も色々な方々の新しい思いをかたちにしたり、地域と繋がりながら「ほっとけない」を応援する仕事を続けていきたいと思っています。

これまでは社会変革と価値創造の最前線にいることの面白さとハードさを感じながら仕事をしてきました。そういう仕事ももちろん好きだったのですが、子育てを経て今の仕事と出会い、身近な「ほっとけない」に寄り添う面白さと余白時間の大切さを感じています。今よりちょっと笑顔の増えた社会を身近なところからつくっていきたい、というのがこれからの目標です。

この記事に関するお問い合わせ先

政策調整部 人権・男女共同参画課
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